8月6日(木) 24時よりFODにてついに最終話が配信され、結末を迎えたドラマ『シックスティーン症候群』。

ティーンから絶大なる支持を得ている小夏の人気漫画を原作とし、竹内愛紗が演じるビジュアルも中身も男らしい16歳のイケメン女子高校生・東息吹(あずま・いぶき)を中心に、高校生たちの思春期特有の感情や、人間関係の葛藤の中で自分と向き合い大人へと成長していく姿を描く。

フジテレビュー!!では、最終話の撮影現場に2日間に渡って密着。武田玲奈演じる緒田沢めいを探して、息吹役の竹内、浅田睦巳役の板垣瑞生、櫻井直役のゆうたろうがビルの屋上に駆け付けるシーンと、ケガをした浅田が運ばれた病院でのシーンの裏側をお届けする。

キャスト・スタッフの息が合った現場

2月下旬。都内にある元学校の建物を利用した施設にて、屋上シーンの撮影が行われた。お天気は時々薄日が差すものの晴天とは言えず、真冬の屋上はかなり寒い。竹内と武田は早朝から現場入りし、まずは3話で登場した、2人での屋上シーンから撮影する。

ドラマや映画の撮影ではよくあることだが、ストーリーに沿って撮影が行われるのではなく、同じ場所を使うシーンをまとめて撮影するため、2人は午後からのクライマックスシーンに備えながらも、まずは物語前半の2人の関係に戻って撮影を進める。

制服に赤いダッフルコートを着ためいに、制服のジャケットの下にブルーのパーカーを着て、マフラーを巻いた息吹が駆け寄って抱きしめるシーン。物語上は若干シリアスだが、演じる武田と竹内はときおり笑顔を見せ合って話すなど、現場は和やかだ。

この時点で撮影期間はすでに後半で、前半にはキャスト・スタッフともに泊りがけでの静岡でのロケも行っていただけに現場の息も合もピッタリ。順調に進んで午前中の撮影を終えた。

そして、昼休憩を前に板垣とゆうたろうも現場入りし4人が揃うと、フジテレビュー!!のインタビューにも対応。そちらもぜひ確認してみてほしい。

【動画】竹内愛紗インタビュー

【動画】板垣瑞生インタビュー

【動画】武田玲奈インタビュー

【動画】ゆうたろうインタビュー

緊迫のクライマックスシーンの撮影

午後はいよいよ4人揃ってのクライマックスシーンを撮影。思いつめてビルの屋上に立つめいのもとに、息吹、浅田、直が駆け付ける。

撮影前は4人で楽しそうに談笑する姿も見られたが、いざ撮影が始まると真剣な表情に。同じ場面をカメラ位置を変えて撮影するため、何度も同じセリフや動きをするのだが、4人とも緊張感が途切れることなく、ドキドキする瞬間が続く。

屋上の縁に立つ武田は、安全用のベルトをつけ、すぐ近くにフォローをするためのスタッフが待機しているにも関わらず、目を涙で潤ませながら迫真の演技を見せる。

そして、めいを説得してホッとしたのもつかの間、今度は浅田が屋上から転落するという展開。もちろん本当に板垣が転落するわけではないのだが、そのように見せるための撮影をするだけでも細心の注意が必要だ。

専門のスタッフから指導を受けた板垣が、何度も飛び込むシーンを一人で行い、見え方と安全面の確認を慎重に行う。その後、武田も入ってのリハーサルをして、本番。万全な準備のかいがあって、安全かつ、緊迫感のあるシーンが完成した。

浅田(板垣)がめい(武田)を助けてビルから転落してしまう

2月の日の入りは早く、太陽が昇っているうちに撮り終えなければならないシーンもあったため、若干、タイトになりながらも、キャスト・スタッフが一丸となって決めるところはきっちり決める。終盤に4人で花火をするというシーンの撮影もあり、和んだ雰囲気のまま、この日の撮影は終了した。

さらにその後、再度、フジテレビュー!!の取材に応じてくれた4人。お互いの印象などと楽しそうに語り合う様子は、動画でチェック!

【動画】板垣瑞生 自画自賛の名場面

【動画】板垣瑞生がゆうたろうに聞きたいこと

【動画】自分以外の3人に抱いた印象は?板垣&ゆうたろう編

【動画】自分以外の3人に抱いた印象は?竹内&武田編

あの胸キュンシーンの裏側は?

屋上シーンの翌日は、病院のセットでの撮影が行われた。めいを助けて屋上から落ちてしまった浅田は、ケガをしたものの命には別条はなく、心配していた3人を安心させる。そして、浅田への自分の気持ちを確信した息吹は、浅田の冗談交じりのお願いを聞いてキスをしてあげるという、キュンキュンの展開。

病室の中という狭いスペースでの撮影のため、遠くから様子を見守ることしかできなかったが、前日の撮影同様、スタッフとの息も合っていて、順調に撮影が進んでいく。

撮影後に板垣に話を聞くと「緊張した(笑)」と言っていたが、外から見る限りは周りのスタッフや竹内と笑い合って話すなど、とてもリラックスしていて、キスシーンも滞りなく終えていた。息吹と浅田のかわいらしいやり取りと、胸キュンのキスシーンは配信でぜひ確認してみてほしい。

<最終話 ストーリー>

めいを置いて、浅田に会いに行った息吹は、浅田が本気で自分を好きでいてくれるのを感じて、その気持ちに向き合おうとする。だがそこへ、めいの異変に気付いた直から連絡が入る。

息吹、浅田、直の3人は必死でめいを探すが見つからない。浅田はパニックになる息吹を「お前ならめいちゃんがどこに行ったか見当がつくはず」と諭し、3人はある場所へ向かう。