「キスマイってブサイクじゃない?」というネット上での陰口を発端に、Kis-My-Ft2メンバーが「誰もが認める真のカッコイイ男になってやろうじゃないか!」と一念発起して“脱ブサイク”を目指すフジテレビの『キスマイ超BUSAIKU!?』。
7月30日(木)に放送されたのは、キスマイメンバーが恋愛の難問に挑戦する「超BUSAIKU!?ランキング」の特別編。普段はテーマをもとにメンバー自身でプランを立てて撮影されるが、今回はテーマを伏せた“抜き打ちテスト方式”がとられた。
テーマは「同棲していることが彼女の父親にバレた時の対応」。彼女のマイコとリビングでくつろいでいると不意の来客…なんとマイコのお父さんが訪ねてきた!「結婚前に同棲してるというのは、どういうことですか?」と内緒の同棲を問いただされたとき、果たしてキスマイメンバーはどんな対応をするのか?
鈴木紗理奈、北山を大絶賛「結婚したい!」
二階堂高嗣はお父さんが入ってくると思わず後ずさり。気まずい顔で「すみません…ちゃんと…説明もなく内緒にしていたことはすみませんでした」と謝るが、自信がなさそうに「まだ、マイコにも伝えてないんですけど…僕はマイコと結婚するつもりなので、本当に好きなので…同棲しました」と伝える。挨拶に来なかった訳を聞かれると「ちょっとなあなあになってました。すみません」とうつむき加減で謝罪。お父さんが、同棲をやめて別々に住むよう告げると「じゃあ…… 結婚します」と暗〜く結婚宣言。「『じゃあ』って言いながら結婚するものですか?」と怒られてしまい、終始重苦しい空気が流れた。
この対応に散々な点数をつけられ「ヤバい、ヤバいよ〜」と漏らす二階堂。ゲストの大久保佳代子は「テンポが悪い、間が悪い、間延びしてる、顔が暗い。見てらんないですよ」とダメ出し連発。同棲はそんなに後ろめたいことではないとフォローしつつも「なんか不幸があったみたいな顔して、ずーっとあんな間延びした…見てらんない、あの芝居!」と畳み掛け、二階堂はタジタジだった。
SNSでは「誠実だけど頼りない…」「ニカ、グダグダだ笑」と指摘が挙がる一方「ニカ!がんばって!」「怯えまくるニカちゃん可愛い♡」と応援メッセージも見られた。
玉森裕太は予想外のテーマだったためか、なぜかうっすら笑い顔で「隠すつもりではなかった」「いつかはお伝えしなきゃなと思ってたんですけど」と弁解。内緒にしていた理由について「2人で決めたことではあったので、勝手ながら、そのような決断にしました」と伝えるが、なぜかと詰められると、困った顔で考えこみ「…同棲をしていろいろと経験をした上で、良い悪いも分かってくる」「それを経てしっかりと、この先結婚“だったりとか”ちゃんと決められるように」と返答。しかし“結婚だったり”とはどういうことかと問われると「擬似、擬似、擬似…あの、擬似…擬似です」と、しどろもどろで“疑似”を連発した。
「さぁさぁ取り合ってください、僕を」とゲスト陣の辛口評価に対する覚悟を見せる玉森。ゲストでシンガーソングライターの関取花は「擬似は良くないっす…言っちゃったとしても何かフォローがあればいいですけど、擬似で終わっちゃうと、ちょっと…頭が悪い…」とコメント。そのストレートな言い回しでキスマイメンバーを笑わせた。
ネット上では「玉ちゃん、ニコニコしてる場合じゃない」「玉ちゃん顔に出すぎww」「なんかかわいそうになってきたw圧迫面接みたいw」と困惑を隠しきれない玉森を見守る声が寄せられた。
北山宏光は「はじめまして。ご挨拶遅くなってすみません」と挨拶し、結婚前の同棲について「順番として間違ってしまって、すみませんでした」としっかりお父さんの目を見て謝罪。「マイコさんとは結婚も視野に入れてお付き合いしているのは事実ですので、いずれもう一回ちゃんと挨拶に行かせていただけるようにします」と誠意を見せる。内緒にしていた理由について「本当にすみませんでした」「何も言い訳はないです」と謝り倒すが、お父さんが求める答えにはならず。同棲解消の求めに「僕なりのけじめは、この同棲を続けていくっていうこと。やっぱり一度始めたことなので、そこは認めていただきたい」と真剣に想いを伝えた。
いつもと一味違うカッコいい対応に、スタジオは拍手喝采。満点評価をつけたゲストの鈴木紗理奈は「自分の意思をきっちり伝えることが、社会性もあり、意思も感じて、気持ちも感じて、めちゃめちゃ良かったです」「結婚したーい!」と大絶賛。これには北山も笑顔でポーズ。
お茶の間でも「男前だ〜〜イケメンすぎ!」「北山さんクレーム処理上手いタイプだ!」「誠実すぎて普段とのギャップに萌えた♡」と盛り上がり「北山担の紗理奈も喜んでいるw」「紗理奈さん安定の10点♡」と、かねてから北山贔屓である鈴木へのコメントも上がっていた。
「正気か?」千賀の対応に一同ドン引き
千賀健永は「お父さんに言うタイミングは、マイコと『一緒に話し合って決めよう』という話はあったんですけれども、ちょっと勇気がなくて、お父さんに言うのが遅れてしまってました」「申し訳ございません」としっかりした声で謝罪。だが、秘密にしていた理由を問われると「逆にお父さんは、僕とマイコが付き合ってると聞いて、どう思われましたか?」と、まさかの質問返し。「付き合っていることは聞いていたが、会ったこともなかったわけだし、まだ分からない」という返答に「ぶっちゃけ僕自身は…相手のお父さんとかお母さんに挨拶をする必要ってあるのかな?っていうのは正直あります」と衝撃の反論!
「何でこういうことを言われているか分かってないのか」というお父さんの言葉に、まっすぐ目を見て「はい」と言い切る千賀。「正気ですか?」と聞くお父さんに「すみません、何で怒ってらっしゃるのかだけ聞いてもいいですか?」と、ここでも質問をぶつけてしまう。最後は「マイコさんと一緒に同棲することは、お父さんに許可を得ないとできないってことですか?」とまで言ってしまい、マイコは家に帰らせると告げられるのだった。
想像を超える展開に騒然となるスタジオだが、一般女性の点数がわずかだが入り、キスマイメンバーからは「必ず(千賀)監督のファンいらっしゃるんですよ」とフォローが入った。進行役の佐野瑞樹アナウンサーが千賀に、両親の許可はいらないと思うかと聞くと「そうですね。娘さんの意思が全然尊重できてないな、そういう親って大丈夫かな」と持論を展開。
大久保が「あの場はうまく納めた方がマイコも喜ぶじゃないですか。なんならお父さんとも仲良くなって」と諭すと「そういう偽りの空気感で大丈夫なのかな」と本音を明かした千賀。これには大久保も、お父さんと同じく「正気か?」とツッコんで笑いを誘った。
SNSでも驚きの声が多数寄せられたが「さすが千ちゃん!他のメンバーとスケールが違う!」「いいよいいよ、千賀さんのいいところ出てるよ」と“千賀監督”ファンの愛あふれるメッセージが並んだ。
最後は横尾渉。藤ヶ谷太輔は「通常の回の時はものすごい優しいんですよ。(でも)抜き打ちのときはキレちゃうので、優しい方を期待しますけども…祈るのみですね」と横尾の対応に期待。
いざ対面すると「前もってお父さんに説明しなきゃいけなかったと思うんですけど、今マイコさんと同棲させてもらってます」と、話を切り出される前に自ら挨拶。内緒にしていた理由は、結婚まで考えているが挨拶のタイミングが先延ばしになってしまったと説明。「お付き合いした時にちゃんと挨拶して、同棲する時も報告してというのがあれば良かったなとは思いますけど」「遅れてしまったことに関しては、すみません」と真摯に頭を下げる。
さらに「マイコさんはすごくしっかりしてて、僕もすごく頼りにしてます」とさりげなくマイコを褒め「今後もマイコさんと一緒にいたいなと思っておりますので、ぜひともここで、お父さんの許可を欲しいなと思います」ときちんとした口調でお父さんに向き合う。
遠く離れて住む2人を不安がるお父さんに、1日1回はテレビ電話をする、良ければ自分の電話番号を教えると提案。「お父さんとも仲良くなりたいなと思います」と誠意ある対応の横尾に、「そこまで思ってくれてるんですね」とお父さんも感心して「じゃあ私は帰りますね」と認めた様子。すると横尾は「ちょっとおしゃべりしていきませんか?」と、さらに好感度爆上げ。帰るお父さんを送っていくなど、最後まで完璧な対応を見せた。
端々まで礼儀正しさが感じられる言動に、スタジオからは拍手と「すごい!」が連発。完璧なまでのカッコよさに、結果を心配していた藤ヶ谷も「渉100%じゃん!」と絶賛。堂々の1位に輝き得意げな横尾。
しかし、ゲストの中で唯一低評価をつけた大久保は「すごくうまいんだけど、途中から『毎日テレビ電話をしましょうか。なんなら連絡先を教えましょうか』って、ダマす営業マンのテクニック」と、完璧すぎる対応が怖かったと語り、「『こいつを信用しちゃいけない』っていう私の中の防御反応がガーッと」とコメントし、スタジオは笑いに包まれた。
SNSでも「わったー完璧すぎる!」「横尾の神回」「横尾さんポンコツ返上すぎてびっくりした」「横尾さん頭の回転速いー」と大盛り上がり。キスマイメンバーのうち礼儀正しい兄組(北山と横尾)と、天真爛漫な弟組(二階堂、玉森、千賀)の対比を楽しむ声も多くあがった。
次回8月6日(木)は「夏の恋愛カミングアウトスペシャル」が放送される。