ジャニーズJr.のユニット・宇宙Sixの江田剛、山本亮太、原嘉孝が、7月10日(金)に開催された、パルコ・プロデュースの舞台「トムとディックとハリー」の取材会に登壇。本作への思いや今回、出演していないメンバーの松本幸大や6月に結婚を発表した元メンバーの林翔太について明かした。

本作は、江田、山本、原演じるロンドンに住む3兄弟が、次から次へと巻き起こる珍騒動に対応していく様を、中屋敷法仁のスピード感ある演出で描く抱腹絶倒のコメディ。

「この期間を経て、宇宙Sixがすごく仲良くなった」

新型コロナウイルス感染拡大防止のための自粛により久々の舞台出演となるが、原は「去年はありがたいことに舞台が続いていたので、これだけ期間が空くと、緊張というより恐怖です」と本音を打ち明け、「セリフを飛ばしたらどうしようっていう夢を見ます」と苦笑い。

1時間50分の上演中、1時間49分は舞台上にいて、3人の中で一番セリフ量が多いという江田は、「緊張していないと言えば嘘」とこぼすも、「楽しんでいただけたらという思いです」と気合十分。

山本は「僕は正直ダメだと思います。本当に久しぶりすぎて、ここに立っているだけでもふわふわしていて。まだ慣れてない」と不安を口にするも、「この期間を経て、宇宙Six全体がすごく仲良くなったので、いい機会を与えてもらったなと思います」と笑顔で感謝した。

 左から)原嘉孝・江田剛・山本亮太 撮影:御堂義乗

普段の江田は、演じる役とは違って「干渉しない」

今回、江田が長男のトム、山本が次男のディック、原が三男のハリーを演じるが、普段の3人の関係性を家族で例えると、原が自身を長男、山本が次男、江田はパパと回答。

劇中では、江田演じるトムが、問題を引き起こすディックやハリーに怒涛のツッコミを入れていく役どころになるが、原は「普段の江田ちゃんは(トムと違って)干渉しない」と言い、山本も「あんまりしゃべらない。江田ちゃんが意見を言っても俺と原ちゃんがバッサリ斬る」と断言。

それを受けて、江田は「普段、怒鳴ることは絶対しないので、新しい発見をしていただけたら」と笑顔でアピール。また、「この中では、原ちゃんが年下の割にはすごくしっかりしている」とメンバーについて明かした。

劇中はハイスピードでセリフが行き交うが、山本は「テンポはめちゃめちゃ速い」としみじみ。江田も「この3人だけになったらより速くなるよね」と同意し、「テンポは大事にしつつも、しっかり聞かせる部分は聞かせていて、緩急ある作品に仕上がってます」と自信を覗かせた。

ゲネを観覧予定の松本幸大に「部外者なので裏には入れない」

記者との質疑応答では、松本や林に関する話題も。松本は取材の後に開催されるゲネを見に来る予定だそうで、原は「いくらメンバーとは言っても部外者なので裏には入れないし、終わったあとも楽屋とか来させない」と冗談交じりに宣言。

記者陣から「松本くんはすねていない?」と聞かれると、原が「彼はサバサバしているので、思っていても(言動には)出さないかな」と明かし、山本も「出さないよね。かわいくないよね」とニヤリ。

続けて、山本が「僕たちは3人は『(舞台が)めちゃくちゃいいからね』って幸大に話しているので、見てもらえたら」と松本に呼びかけ、「見たら絶対うらやましいと思えるような作品になっていると思います」と胸を張った。

左から)原嘉孝・江田剛・山本亮太  撮影:御堂義乗

林翔太の結婚には、3人ともがビックリ!宇宙Sixの結婚は…?

林の結婚に関しては、3人ともビックリしたという。中でも、山本には発表される30分前に林から電話がかかってきたそうで、「電話がくるときはたいてい相談なので、いろいろなことぐるぐる考えていたら、『俺、結婚する』っていわれて、『へ?』ってなりました」と当時のエピソードを明かし、「うれしかったです」と満面の笑み。

江田も「本当におめでたいです。こんな時だからこそ、ハッピーなニュースが飛び交うのはうれしい」と祝福。また、宇宙Sixのメンバーで結婚はあるかと聞かれると、原が「ないです!」と即答し、会場を笑わせていた。

最後には、3人が意気込みを。原は「リハをしていて、久しぶりに舞台に立たせていいただく喜びを今実感していて。数ヵ月も経たないのに、こんな気持ちになるんだなと。ファンの方が来てくれたのを見られる本番は、また何倍にも感動が待っているんだろうとワクワクしています。頑張ります!」と笑顔。

山本は「ジャニーズ事務所の宇宙Sixはコメディをやらせたら、“宇宙一面白い”と思ってもらえるような作品の第一歩になるような気がしています。3人できるのがうれしいし、幸せ。頑張ります!」と意気込みを。

そして、江田が「愛情に溢れて幸せたっぷりなキャラクターがたくさん出てくるので、舞台を見ているひとときの間でもいろんなことを忘れて、純粋に楽しんで笑顔になれる作品。千秋楽まで突っ走っていきますので、応援のほどよろしくお願いいたします!」と呼び掛け、締めくくった。