「第33回フジテレビヤングシナリオ大賞」を受賞した、生方美久(うぶかた・みく)さんの「踊り場にて」がドラマ化され、主人公・舞子役に瀧本美織が決定した。
坂元裕二、野島伸司、橋部敦子、野木亜紀子、黒岩勉といった数々の人気脚本家を輩出してきた「フジテレビヤングシナリオ大賞」。
第33回となる今年は、昨年から411作品も増えた応募総数1978作品の中から生方美久(うぶかた・みく)さんの脚本「踊り場にて」が大賞に選出。選考会では圧倒的な支持を集めたこの作品がドラマ化され、12月30日(木)24時25分から放送(関東ローカル)されることとなった。
<第33回「ヤングシナリオ大賞」大賞は、生方美久さんの「踊り場にて」! 「坂元裕二さんみたいに、唯一無二といわれる脚本家に」>
プロのバレエダンサーを目指し海外で活動していた主人公・美園舞子(みその・まいこ)が、夢を諦め高校教師として復職し、個性的な生徒達との交流を通して人生を見つめ直し、一歩前に踏み出すヒューマンドラマで、その主人公・舞子役を瀧本美織が演じる。
また、舞子が勤務する学校に通う個性豊かな生徒役に、中田青渚(なかた・せいな)、青木柚(あおき・ゆず)、富田望生(とみた・みう)が決定し、舞子を温かく見守る母親・美園優子役を富田靖子が演じる。
『第33回ヤングシナリオ大賞 踊り場にて』(関東ローカル)は、12月30日(木)24時25分より、フジテレビで放送される。
<瀧本美織 コメント>
——大賞受賞作「踊り場にて」を読んだ感想は?
生徒たちとの会話劇に引き込まれ、読んでいて好きなセリフがたくさんありました。
舞子の、先生だからといって格好つけず、生徒たちともありのままの自分で接する姿、距離感がいいなと思いました。
夢と向き合い、どう折り合いをつけていくか、こんなポジティブな捉え方があるんだ!と新しい感覚でした。
——主人公・舞子を演じてみていかがでしたか?
セリフとして言っていても、お相手のセリフを聞いていてもヒリヒリくるような、心に刺さる言葉がたくさんありました。
教室で生徒たちに向けて語るシーンでは、リハから涙があふれてしまうこともありました。そのとき、生徒役の一人、中田青渚さんが「私がうるうるして見ていたら感情入り過ぎてしまったりしますか?」と聞きに来てくれ、「全然大丈夫。そんなことまったく気にせず自由にやってね!」と答えたのですが、そのやさしい気遣いに感謝するのと同時に、それくらいそのシーンが自分の心にもしみていたのだと思います。私にとって、全シーンが山場でした。
自分が学生だったころを思い出したり、お芝居を始めた10代のころは制服を着ていたのに、教師の役をいただき教壇に立っているんだな…と、教師の役も少し経験はありますが改めて感慨深くなりました。
バレエも初体験させていただけて、いい経験になりました!トウシューズを履けてうれしかったです。
——瀧本さんの小さいころの夢は何でしたか?
小さいころの写真を見るとそういうポーズばかりしているのですが、もうセーラームーンになるつもりでいました(笑)。
小学生くらいのころは、絵を描くのが好きで漫画家にも憧れていたと思います。
中学生のころは、子どもが好きで職場体験の授業で幼稚園に行き、幼稚園の先生もいいなと思っていました。
——視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
新しい切り口で、夢との向き合い方を教えてくれるドラマだと思います。 とにかく生徒のみなさんがユニークで、チャーミングです。青春が詰まっています。
舞子としては、人との関わりの中で自分を肯定していく過程が描かれています。夢にまい進している方も、夢に悩んでいる方も、こんな捉え方もあるんだと、自由に見ていただけたらうれしいです。
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