大晦日に開催される「RIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)の試合順が発表された。注目カードのひとつである斎藤裕選手vs朝倉未来選手は、第14試合となった。このほど、朝倉未来選手が公開練習にてメディアの取材に応じ、フジテレビュー!!にもコメントを寄せた。

相手の斎藤裕選手は、昨年11月に判定で敗れた。あのときの自分を振り返りつつ「全然変わっていると思います。お互いの戦略が変わっていると思うので、最後は気合が勝った方が勝つのでは。今回は覚悟を持って臨んでいます」とコメント。自身も“組み力”が強くなっているといい、「自分から仕掛けてもいいですし、相手が来ても大丈夫」と語り「斎藤選手はトップ選手で、立つ能力もテイクダウンディフェンスも強い」とリスペクトし対戦を心待ちにしている様子だった。

また、会場にフルで観客が入るのは、2019年以来およそ2年ぶりということで「たまに自分の試合を見返して、(観客が満席でいるので)盛り上がっているな、と。観客がたくさんいるときのほうが実力を発揮できると思うので、それを含めて楽しみです」と語った。

さらに大晦日は、フジテレビ『大晦日はRIZIN』(18時~)が一部生中継で放送されることについては「地上波で流れるといういことで格闘技ファンじゃない人も見ると思うので、そういう人たちに面白いと思ってもらえるような試合をしたい」とコメント。格闘技初心者のひとたちがどうやって格闘技の世界に興味を持てばいいのか?を質問すると、「僕的には、試合の攻防ももちろんなのですが、負けたら結構なものを失うふたりが闘っている、という部分を見てもらいたいですね。「カイジ」的な。失ったら終わりみたいな。終わらないんでしょうけれど、結構失うものはでかいと思います。そんな中でRIZINの中でトップの選手2人が闘って、常人とはかけ離れた攻防や身体能力を観られるので、そこをひっくるめて楽しんでいただきたいです」と答えた。

斎藤裕選手との試合に「勝つことだけを考えている」「まずは負けた相手にリベンジすることが最優先」と強調した朝倉未来選手。大晦日の14試合…負けたら失うものが大きい勝負の行方は――。