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生田絵梨花×織田梨沙×関水渚“歴代コンフィガール”が語る「コンフィデンスマンJP 英雄編」舞台裏_site_large

生田絵梨花×織田梨沙×関水渚“歴代コンフィガール”が語る「コンフィデンスマンJP 英雄編」舞台裏

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「コンフィデンスマンJP」の映画シリーズでこれまでヒロイン(=コンフィガール)を務めてきた織田梨沙、関水渚と最新作『英雄編』でヒロインとなる生田絵梨花が集結。人気作の裏にあるチームワークの良さについて語った。

長澤まさみ、東出昌大、小日向文世が扮するコンフィデンスマン=信用詐欺師らの活躍が描かれ人気の痛快エンターテインメントコメディ「コンフィデンスマンJP」シリーズ。その最新作『英雄編』が公開中。

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今作は、長澤演じるダー子、東出演じるボクちゃん、小日向演じるリチャードが世界遺産の都市、マルタ島・ヴァレッタを舞台に、壮大なダマし合いを展開。3人に加え、五十嵐(小手伸也)やモナコ(織田)、コックリ(関水)、赤星(江口洋介)などお馴染みのキャラクターも登場し、シリーズ史上もっとも先の読めない展開とストーリーで、見る者を物語の中へと引き込んでいく。

フジテレビュー!!は、今作でヒロインとなる畠山麗奈役の生田、初代コンフィガール・モナコ役の織田、2代目コンフィガール・コックリ役の関水にインタビュー。「コンフィデンスマンJP」の魅力や今作の撮影現場でのエピソードをたっぷり語ってもらった。

<生田絵梨花、織田梨沙、関水渚 インタビュー>

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“ギャルい”麗奈役と清楚な“素”の生田絵梨花のギャップに驚き!

──歴代の“コンフィガールズ”そろい踏みです。このようなトークでご一緒してみて、いかがでしょうか?

織田:(関水)渚ちゃんとは『プリンセス編』(2020年)の撮影で一緒になってから、仲良くさせてもらっていて。

関水:梨沙ちゃんと(『プリンセス編』での)撮影が一緒になった初日の待ち時間が、すごく長かったんです。そうしたら自然と、「遊ぼ〜」というノリになって(笑)。

生田:え〜、すごい!じゃあ、プライベートでも?

織田・関水:そうなんです!

生田:(『プリンセス編』のロケは)海外でしたよね?

関水:はい、それも大きかったと思います。

生田:私、『英雄編』の現場では、お2人とほとんどお話ができなかったので、今…実を言うと、めっちゃ緊張していて(笑)。

関水:え〜、(現場で)話しかけてくださったじゃないですか。

生田:えっ!?そうでしたっけ(笑)。でも、今日お会いしたらショートカットで…あまりにイメージがガラッと変わっていたので、思わず「なんで、なんで!?」って質問しちゃいました!

関水:今日もそうですけど、現場でも生田さんから話しかけてくださったんですよ。しかも、すごく気軽に(笑)。それこそ、さっき私のところに来てくれたような感じでした。私は私で、生で見る生田さんが美しすぎて「えっ、えっ、どうしよう!?」と、謎の緊張をするっていう…。でも、話しかけてくださったので、すごく安心したんです。

生田:その日は(『英雄編』で演じた畠山)麗奈のメイクと衣装で、つけまつげもしていたから、ちょっと別人格な感じでグイグイいけたのかも(笑)。

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織田:私も、テレビで見ていた生田さんは清楚なイメージだったから、現場で“ギャルい”感じの姿を見て、やっぱりビックリしちゃいました(笑)。

生田:試写で(成河広明)プロデューサーと(田中亮)監督にお会いしたら、「なんか、麗奈の扮装じゃないと違和感があるね」と言われちゃって(笑)。

関水:それだけ麗奈のイメージが強かったってことですよね。

「織田さんはファミリーの末っ子的に愛されている」(生田)

──では、お三方それぞれ、撮影現場での印象をお聞かせください。

生田:関水さんはコックリ(=ミシェル・フウ)の役柄どおり可憐なイメージがあったけど、結構ご本人はサバサバしていらっしゃるのかな。実際に話してみたら、地に足の着いた方だなという印象を受けました。

関水:え〜、うれしい!生田さんはテレビで見ているときから「かわいい方だな」と思っていたんですけど、実際にお会いしたらテレビで見るよりももっともっとキラキラしていて、見た目の美しさに圧倒されました。撮影でご一緒したのは2日間だけだったんですけど、優しくて明るくてかわいくて、完ぺきな女性というイメージが、私の中でできあがっています(笑)。

織田:私の中で生田さんは、さっきもお話したように現場ではギャルい感じだったので、今日お会いして「え!?」ってビックリしちゃって。二度見して生田さんだって気づいたという感じだったんですけど、素のご本人に会ってみたら、やっぱりキレイだし清楚でいらっしゃったので、ホッとしました。

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生田:織田さんは…傍から見ていても長澤(まさみ)さんたちにかわいがられていて、ファミリーの末っ子的な感じで愛されているな、と感じましたね。

関水:私の梨沙ちゃんの第一印象は、「独特のテンポと感性を持った人」。言葉のチョイスも帰国子女というか、留学生というか、外国語を日本語に変換しながらしゃべっている感じだなと思いました。(『プリンセス編』撮影地の)マレーシアで一緒にいるうち仲良くなって、面白い人だなと思いつつ…しっかりしたお姉さんな一面もあるので、今でも面倒を見てもらったり、話を聞いてもらったりもしています。

織田:渚ちゃんとは“コンフィ”で出会えたからこそ、今回の『英雄編』でもモナコとコックリとして再会できたことがうれしかったですし、“コンフィ”が続く限り、一緒に出続けられたらいいな~と勝手に思っています(笑)。それにしても、ショートカット似合ってるよね!

関水:ホント?うれしい〜!バッサリいったから、どうかなって思ったんだけど…。

織田:ショートにするって結構、勇気いるよね。

関水:うん。でも、出かける前の準備がめちゃめちゃラクになった(笑)。

──なんでも、関水さんはヘアドネーション(※)をされたとか。その行動もミシェル・フウっぽいですよね。

※病や不慮の事故などで頭髪を失った子どものために、寄付された髪の毛でウィッグを作り無償で提供する活動。

織田:わかる!コックリじゃなくて、ミシェル・フウなんですよね(笑)。

関水:結構前から(ヘアドネーションすることを)考えていたんだけど、少しは世の中の役に立てたかな。

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生田:え、切る前ってどのくらいでしたっけ?

関水:今の梨沙ちゃんよりもちょっと短いぐらい…だったかな?

織田:ヘアドネーションするには十分の長さだよね。

生田:『英雄編』を撮っていたときも地毛でした?

関水:地毛でした。今回はコックリとして登場する時間のほうが多かったから、わりと結んでいるんですよね。生田さんは…地毛?

生田:私は付け毛だったんですよ。ポニーテールしている時は、思いっきりエクステで。織田さんは?

織田:私は地毛で、モナコのいつものスタイルでバンダナを巻いたりするっていう感じでしたね。

五十嵐イジりは“コンフィ”チームのお決まり!当の五十嵐(小手伸也)は…

──普段のご自身とはまったく違うキャラクターを演じることも含め、座組に加わって感じた「コンフィデンスマンJP」の楽しさや魅力は?

生田:やっぱり現場の一体感ですね。スタッフも含めてチーム一丸になっている雰囲気が、めちゃめちゃ楽しくって。たとえば五十嵐さんをイジるときとかも、スタッフが率先してイジっていて(笑)。

関水:わかる!

織田:しかも、小手さんも楽しんでいる感じがあって(笑)。

関水:たしかに。逆に「イジって」って言われましたから(笑)。

織田:イジらなかったら、それはそれで「あれ、今日はどしたの?」って、寂しそうに言っていて。

──生田さんは、「英雄編」の劇中で五十嵐イジりを実践したそうで…。

生田:そうなんです。台本上では、五十嵐さんとの絡みがほとんどなかったのですが、ゴンザレス(城田優)の家のシーンで、隣の席になったんです。それで、麗奈が笑うカットがあったので、隣にいる五十嵐さんをバシバシ叩いていたら、田中監督が「本番はグーパンでいきましょう!」って(笑)。

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関水:五十嵐さん、手荒に扱われがちですよね。特に『英雄編』は、今までで一番激しかった気がする…。

生田:ダー子(長澤)さんもバシバシやってましたよね。しかもリハから当たりが強くて、回数を重ねるごとにヒートアップしていくのがすごいなと思いました。

──そういった現場の“風通しの良さ”を実感したエピソードはありますか?

生田:本読みのときまではガチガチに緊張していたんですけど、田中監督が「麗奈は魔性の女で、周りをいろいろな大人たちに囲まれながらも海外で堂々と暮らせるような人だから、生田さんにも同じように現場で堂々としていられれば、麗奈としての入口の一つになると思う」と、おっしゃって。そこが自分にとっての軸になったことかもしれないです。

なので、私も麗奈として長澤さんたちの中へ飛び込んでいきましたし、皆さんもものすごくウェルカムな雰囲気をつくってくださっていて、“扉ユルユル”な感じで受け入れてくださったので(笑)、その空気にはすごく助けられたな、と思っています。

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関水:前からいろいろなところで話しているんですけど、長澤まさみさんはすごい女優さんなのにまったく圧を感じさせないんです。本当に優しいんですよ、後輩の私たちにも。普段は“まさみちゃん”と呼ばせてもらっているんですけど、まさみちゃんから声を掛けてくださるし、『プリンセス編』ロケでマレーシアにいたときも、ずっと一緒にいてくださって。人に対する情がすごく深いんです。

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織田:私も、まさみちゃんたち“コンフィ”チームが集まると、自然と自分をモナコにしてくれるという感覚があります。皆さんが素の私を面白がってくれるので、ついノビノビしちゃうという(笑)。何よりも小日向(文世)さんや小手さんがワイワイとした雰囲気をつくってくださって、みんなを楽しませてくれているというのが大きいのかなと思います。

やっぱり、ダー子ちゃんたち3人+五十嵐という関係性がベースにあって、一番弟子のモナコは「ダー子師匠に黙ってついていきます!」というスタンスでもあるので…。でも、この先もシリーズが続くとしたら、自分から何か仕掛けるようなこともしてみたいですね。

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「コンフィデンスマンJP」シリーズへの再登場の関水渚「本当にうれしかった」

──では『英雄編』において、それぞれのキャラクターを演じる上で、印象的だったことをお聞かせください。

生田:実を言うと、そもそも「魔性の女って、何!?」というところから入っていました。グループ(昨年まで所属していた乃木坂46)的にも比較的おしとやかな雰囲気で、スカートもひざ丈というイメージの中で活動してきたので、どうやって魔性に見せていけばいいのか、と。

そういうところも含めて、内縁の夫・ゴンザレス役が城田優さんだったことが、すごく助けられたなと思っていて。お芝居でご一緒するのは今回が初めてでしたが、数年前から歌番組でコラボする機会をいただいて、信頼関係が築かれていたところでの共演だったので、何事も頼れたという感じでした。

今、振り返ってみても私があの場で麗奈として存在できたのは、ゴンザレスが城田さんだったからだな、と思います。いろいろなことを相談させてもらって…例えば、夫婦そろってイケイケに見えることが大事なので、台本には書かれていませんでしたが、腕を組みながら登場したらどうかとか、リアクションをするときにボディタッチが多めだったり、2人でよくアイコンタクトをしている、といったことを城田さんと一緒に打ち合わせしながら、麗奈というキャラクター像をつくっていけたことは、私にとって本当に大きかったですね。

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関水:ダー子さんやボクちゃん(東出昌大)、リチャードたちと一緒のシーンを撮った日は本当に楽しすぎて、この時間がずっと続けばいいのにな、と思いました。今回はトータルで5日ぐらいの撮影でしたが、スタッフの皆さまも変わらず温かく、楽しかった分「もっと出たかった…」という寂しさもあって。

コックリは(『プリンセス編』で)遠くに行ってしまって、ミシェル・フウとして生きていくことを決意した役。もう登場するのは難しいかなと思っていました。だから今回、出番をつくっていただいて本当にうれしかったです。

織田:モナコという役を演じる前は、ちょっとサイコっぽい役を演じていたり、モデルの活動でも笑顔を見せることがなかったので、“コンフィ”で「織田梨沙は、こういうハジけた役もできるんだね、面白いね」と言われることがすごく増えました。

それに、こんなに長くシリーズに関わらせていただけるとは想像していなかったんです。『ロマンス編』だけのキャラだと思っていたので。でも、1作目が終わったとき、「また次もありますから」とスタッフさんが言ってくださって。とにかく“コンフィ”の現場は楽しいくて面白いので、「また素敵な方々とご一緒できるんだ!」というワクワクは、ずっと変わらないですね。

こうして渚ちゃんと生田さんと私で“コンフィガールズ”と呼ばれるようにもなって(笑)、本当に…素敵な作品にめぐり逢えたことに感謝しています。

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──願わくば、本編でお三方の絡みがもっと見たかったなという思いもありますが、それは次のシリーズでという感じでしょうか?

織田:そうですね、もし次回があるなら3人で一緒に何かするシーンがほしいです。

関水:私はエンドロール後の“お約束”をみんなでやってみたいんですよね。

生田:たしかに!あの“お約束”は見る側よりも出る側になりたいですよね。

関水:めちゃめちゃ楽しそうなんですよ、まさみちゃんや梨沙ちゃんたちが。

生田:全力でやっているのが清々しいですよね!それこそ、さっきの楽しさとか魅力というお話じゃないですけど、「コンフィデンスマンJP」の世界観って、なんでも成立しちゃうのが面白いなと思います。

織田:そうそう、私も『ロマンス編』の“お約束”で、アイドルを演じさせてもらいましたから(笑)。

生田:そうでした!前田(敦子)さんもご一緒に。あれはかわいかった~!

関水:『プリンセス編』のときに思ったんですけど、本番はもちろん練習しているときが楽しそうなんですよ。文化祭の準備期間みたいな雰囲気で。そこに混ざりたい(笑)。

織田:あ〜、言ってることわかる気がする!

──最後に、「コンフィデンスマンJP〜英雄編」を楽しみにされている方々の期待が、さらに高まるようなコメントをお願いします!

織田:そうですね、コンフィデンスマンチームとオサカナ(ターゲット)チームと警察チームとの間で、どんなコンゲームが繰り広げられるのか、楽しみにしてほしいです。本当の黒幕が誰なのか、今回は予想できないかも!

生田:シリーズの中で一番、見ながら頭を使ったかも…。時間軸もクルクルと行ったり来たりするので。

関水:私も今回は黒幕が読めなかったなぁ。あんまり言うとポロッとしゃべっちゃいそうだから、ここまでにしておきますけど、一筋縄じゃいかないのが今回の『英雄編』だと思います!

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撮影:島田香
取材・文:平田真人

映画「コンフィデンスマンJP英雄編」は、2022年1月14日(金)公開。
制作プロダクション:FILM
配給:東宝
製作:フジテレビ・東宝・FNS27社
©2022「コンフィデンスマン JP」製作委員会

最新情報は、映画「コンフィデンスマンJP英雄編」公式サイトまで。

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