森田剛が、自身の今後について語った。
1月23日(日)の『ボクらの時代』は、1月28日(金)公開予定の映画「前科者」に出演している森田剛、若葉竜也、そして岸善幸監督が登場。
「誰とお話したいかなって考えたときに、今回『前科者』でお世話になってる岸さんと若葉さんっていうのは、なんか僕の中であった」と、森田たっての希望で鼎談が実現した。
撮影現場で「相手に気を遣わせてしまう」
撮影中は「ほとんど話せなかった」という森田と若葉は、どちらも「現場でしゃべるタイプではない」という。
若葉:2時間とか、ずっと無言の時間とかありましたよ。
森田:(笑)。
岸:ああ、そうですか。
若葉:2人とも。
岸:森田さん、もっとありますよね、たぶん。しゃべらない時間ね。
森田:あ、そうですね。意外と僕も…。
岸:初日も、(映画で共演している)有村(架純)さんが「森田さんとお会いするんですけど、まだあいさつだけで話せてないんですよ」って。
森田:そう。なんか相手に気を遣わせてしまうっていう…(若葉に)わかってます?
若葉:(笑)。そうなんですよね。僕もそうで、自覚もあるんです、しかも…。
森田:自覚、俺もある。
若葉:何か、どうしたらいいかもわからないっていうか。
森田:そうなんですよね。俺、だから、恥ずかしいんですけど、若葉さんのことを知らなかったんです。
若葉:いやいやいや、全然。
森田:撮影前に、この人がどういう人かっていう情報を入れるのは好きじゃなくて。だから、知らないまんま会えるのはすごくうれしかったんですけど。撮影の初日に会った瞬間「なんだ、この人」って思っちゃって。「すごいな」と思ったのが初日だったんですよ。
森田は、「そのままずっと話せないでいたんで、今回話せるのがすごいうれしい」と語った。
若葉竜也「森田さんは、役者のイメージのほうが強かった」
一方の若葉は「10代のときから、森田さんはずっと一方的に見てましたし、とてつもなく緊張してました」と語る。
森田:本当ですか?
若葉:はい。だって「森田剛」ですよ?
岸:(笑)。
若葉:もう知ってるじゃないですか。僕ら、世代ですし。「どんな人なんだろう」っていうワクワクと、不安と。見ていた自分が手の届く距離で芝居を見られる、自分の芝居を見られるっていう緊張感もありましたし…。だんだん、自分の知っていた「森田剛」という人間からかけ離れていって、すごくフラットに見られるようになった瞬間はありましたけど。
森田:ちょっと下の年の世代の人にどう思われてるかっていうのは、すごく興味がありました。しかも役者さんで、俺はどんな感じに思われてるのかなっていうか。きっと、「テレビの人」のイメージがあって。「でも、そことは俺は違うのにな」っていうのも思っていて。
若葉:あ、でも僕は役者さんのイメージのほうが強かったんです。森田さんが出演した、蜷川(幸雄)さんとかの舞台も見ていましたし、どっちかというとそっち側の印象だったんですけどね。
若葉の率直な言葉に、森田は「それはなんかうれしい。うれしいですね」と顔をほころばせていた。
V6時代は「1人じゃない。自分だけの人生じゃなかった」
また、森田、若葉それぞれが芸能の世界に入ったきっかけにも言及した。
森田:中学生だったんですけど。小学生の後半くらいから、もう飽きてたんですよね、学校に。友達もちょっと飽きちゃって。
若葉:え、友達に飽きちゃった?
森田:学校も飽きちゃって(笑)。「あ、もうこんなもんか」みたいな。「いつものやつだな」みたいな感じで、つまんねえなっていうときだったんで。で、サッカーもちょっと何か飽きてるころで、刺激が欲しかったんですよね。「じゃあ(オーディションに)行ってみよう」みたいな感じでっていうのがスタートです。
岸:(ここまで)あっという間でした?
森田:うーん、そうですね。長かったっちゃぁ、長かったですけど…長かったですかね。はい。
若葉:その世界に入ってからは飽きることはなかったんですか?「あ、こんなもんか」みたいになっちゃうとき。
森田:あ、なかったですね。なかったです。
若葉:常に新鮮だったんですか?
森田:はい。それはいいですよね。常に、違う現場に行ったらやっぱりドキドキするし、緊張もするから。
若葉:「やりたくねえな」とかって思った時期は、なかったんですか?
森田:仕事ですか?
若葉:はい。
森田:ありましたね。
若葉:ありましたか。やっぱりそうか。
森田:でも、1人じゃないから。グループ活動だったんで、自分だけの人生じゃないじゃないですか。だから、イヤだなと思っても辞めるっていう選択肢はなかったですね、ずっと。
役者の仕事は「楽しくないときのほうが多い」
岸:若葉さんは?
若葉:僕、もともと大衆演劇(※)だったので、もうそばにそういう芝居とか演劇とかっていうのがあって。でも、それこそさっきの森田さんの「飽きちゃった」じゃないですけど、「もうやりたくねえな」というか、虚無感みたいな。「毎日同じだな」みたいな、「もう役者以外をやりたい」っていう思いがずっとあったんですよね。
(※)若葉は、祖父・しげるさんが立ち上げた「若葉劇団」で、1歳のころから大衆演劇の舞台に立っていた。
森田:へぇ。
若葉:なんとなく映画とかドラマとかに出演させてもらう機会が増えて。だけどやっぱり、「なんで自分は、これをまだやっているんだろう」とかってずっと思っていて。だから、本腰入れたというか、ちゃんとこれを仕事にしようと思ったのは結構遅くて。24、25歳とかだったんですよね。
森田:あ、そうなんだ。
若葉:うん。そういうところはありますね。
森田:楽しいですか?今。
若葉:楽しくないときのほうが多いですけど。
森田:(笑)。
若葉:やっぱり緊張もするし、人前に出るのもそんなに得意じゃないし、楽しくないことのほうが圧倒的に僕の中では多いんですけど。でもズルいのが、終わったあとに、ふわっと「楽しかったのかな」みたいに思っちゃうのが…。
森田:(笑)。なるほど、なるほど。すごい、わかる。
若葉:本当、この世界のイヤなところっていうか、ズルいところだなって思いますね。
ふむふむとうなずく岸を横目に、2人は「そこしか残らないよね、結局ね」(森田)、「そうなんですよね」(若葉)と盛り上がった。
「来年かもしれないし、5年後かもしれない」という楽しみ
また、「趣味は、ゴルフと植物」と語った森田に、若葉と岸は興味津々。
岸:植物っていうのは、観葉?
森田:とか、サボテンとか。なんでも好きなんですけど。
岸:あ、そうなんですか。
森田:それをメンテナンスというか、世話するのが好きなんですよね。
岸:話しかけたりはしないんですか?
森田:あ、でも水が欲しいタイミングとかはわかりますよ。「今欲しいんだな」とか。話しかけはしないんですけど(笑)、言いたいことがなんとなくわかってくる。ちょっと窮屈そうだなと思ったら切ったりとか。新芽の出る時期がとにかくかわいくて。ずっと見てられるっていうか。植物が好きですね。
そこで、最近引っ越しをして購入した観葉植物が「尋常じゃない速度で成長している」という若葉が「どうしたらいいですか?」とアドバイスを求めると、「もうどんどん切っちゃっていいと思う」とズバリ。
岸:あはははは!
若葉:あ、切っちゃっていいんですか!
森田:切っちゃっていい。
若葉:あれって、切っていいものなのかどうかも…。
森田:日当たりが良かったりすると…。
若葉:すごくいいです。
森田:どこまでも伸びるんですよ。
若葉:本当にすごくて。でも「切るのもな…」みたいな。
森田:そうなんだよね。
若葉:かわいそうだなって。
森田:そうそう、わかるんだけど。でも栄養が散っちゃうから。
若葉:あ、そうなんですか。
森田:そう。だからどっかで「もういいんだよ」っていう気持ちでストップしてあげると。
若葉:そうなんですね。
さらに森田は、「サボテンもいいですよ」と若葉に勧め「1年経って見ても、何が変わったんだっていうときもあるし。でもあるとき、あり得ないぐらいきれいな花とか、ブワッと咲くときがある。それは来年かもしれないし、5年後かもしれないし、なんなら咲かないかもしれないんだけど。でも、あるとき急にヒュッて出てきたりとかするんで、面白いです」と、その魅力を語った。
若葉:僕、意外でした、森田さんが植物って。
森田:あ、本当ですか。
若葉:破滅的なイメージがあったんで、勝手に。
森田:ふはははは。
岸:いや、あの…それは、僕も同感なんですけど。
若葉:そうですよね?
森田:いや、「そうですよね?」じゃないでしょう(笑)。
若葉&岸:(笑)。
森田:本当に?
「勝手にですけど」(若葉)、「すみません、ありました(笑)」(岸)と笑い合う2人に、森田は少し恥ずかしそうにしていた。
これからの「森田剛」が求める出会いとは
最後には、岸が「ちょっといいですか」と、森田に質問した。
森田:はい。
岸:森田さん、ラストのライブも埼玉で拝見させてもらいました。
森田:ありがとうございます。
岸:森田さんの歴史の中で、V6が終わったじゃないですか。これからの森田さんは、どういう仕事で、出会いを求めていくつもりなんですか?
森田:出会いに関しては、きっと昔じゃないと出会えなかった人もいますし、今だから出会える人もきっといて。そこは、なんかすごく自由になったというか、会いたいと思ったら会えるし。それは、やっていきたいですよね、積極的に。
岸:わりと植物を愛好する人って、アクティブじゃないイメージあるんですけど、そこに関してはもうどんどん前に?
森田:だから、すごく矛盾しているんですよね。今日だって、やっぱり緊張するし、会わないほうが楽なときもあるじゃないですか、人って。
岸:あります。
森田:でも、この人面白いなって思ったりとか興味を持った人には会うべきだなっていうのは思いますし。とにかく楽しみたいっていうのがあるんで、楽しんでモノを作りたいっていうか、参加したいっていう。
森田は、「すごく当たり前ですけど、そこが大事です」と、噛みしめるように語った。
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