森光子さん コント共演時に遠慮していたザ・ドリフターズに「どうぞ、やってください」の潔さ

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お笑い界のレジェンド、ザ・ドリフターズの加藤茶さんと、唯一無二の漫才師、爆笑問題の太田光さんの、特別対談が実現しました。テーマは、「森光子さんとお笑い」について。

92歳で亡くなるまで第一線で輝き続けた国民的女優・森光子さん。没後10年の節目となる今年、BSフジにて『私しか知らない森光子～豪華スター 涙と笑いの初告白～』が放送されます。黒柳徹子さん、東山紀之さん、米倉涼子さんら豪華スターが「森さんと私」について、時に涙を交えながら貴重なエピソードが明かされます。さらに今回、森さんについて徹底的に語り合うのが、加藤さんと太田さんのふたり。

森さんは、57歳のとき、人気絶頂のザ・ドリフターズと共演し大きな話題に。ついに『加トチャンケンちゃん光子ちゃん』というコント番組が作られるまでに。森さん自身、下積み時代に大阪で喜劇女優として活動していた経験や、舞台「おもろい女」では伝説の漫才師も熱演していました。

加藤さんは、森さんと13年もの間、コントで共演してきました。最初に現場に登場した森さんの姿を見て「ええ？あの方がやってくれるの？失礼なことをしたら大変なのでは？」と心配になったと振り返ります。

ドリフターズのメンバー同士で、誰が森さんに突っ込んでいく？と遠慮していたら、森さんの方から「どうぞ、やってください」と。加藤さんたちメンバーは、森さんのすごさと、徹底的にコントに向き合う姿勢に感激したそうです。番組では、森さん自身が提案した、コントの演出も明かされます。

太田さんは、森さんが爆笑問題のファンだったことから交流が始まったといいます。爆笑問題が出演するバラエティ番組に森さんが登場した際、太田さんは「森さんとなんとか絡みたい」と、イチかバチかの発言を。怒られる覚悟で発した言葉に、森さんは意外な反応を見せ…。

加藤さんと太田さんの対談は大いに盛り上がり、森さんのすごさを懐かしみながら自身の今後についても熱く語り合います。加藤さんが「こうやって死んだら皆盛り上がるかな」と語った内容に、太田さんが大爆笑する場面も。

ふたりが語る、森光子さんのエンターテイナーとしての新たな一面に注目です。

太田：いやー、楽しかったですね。いろいろと裏話もあったので、僕はその話をもっと深く聞きたい（笑）。
加藤：裏のことを話すと、もう本当に一日中もっちゃいますね（笑）。
太田：それ書き残しといてくださいね！
加藤：俺、書くの下手だからなあ（笑）。

太田：森さんは、すごく挑戦していた人。笑いをとる人って、欲深くないと前に出られないですよ。天下のドリフターズ相手に、という意味では、かなりの戦闘態勢で臨んでいたんだなって、話を聞いていて思いましたね。
加藤：一人でいろいろやってきて、ドリフという5人の中に入ってきてもそつなくやってしまう。
それがやっぱりすごいよね。

太田：あの5人の中で、いかりやさんがいて、加藤さんがいて、志村さんがいて…。その誰よりもさらに自分が笑いをとる！という意識はすごい。しかも女性でね。いわゆるアウェーですからね、森さんにとっては。そこで全部持っていく、ということを、相当意識していたんだなと感じました。
加藤：「なんでも勉強、勉強」って思っていたんじゃないかな。だからああいう大女優さんになったんだと思います。

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