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矢野聖人「目の前のことを一生懸命に」30歳を迎え意識に変化

めざましmedia編集部

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矢野聖人さんが、『ラジエーションハウス』シリーズに出演するキャストの仲の良さのについて語りました。

2019年、2021年に窪田正孝さんが主演する連続ドラマとして放送された『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』。その続編であり、集大成となる映画「劇場版ラジエーションハウス」が4月29日(金・祝)に公開されます。

天才的な読影能力を持つ放射線技師・五十嵐唯織(窪田)を中心とした、甘春総合病院の放射線科(=ラジエーションハウス)の面々が、今作では「72時間の壁」や「感染症」と対峙。そして、甘春杏(本田翼)のアメリカ留学が決まり、迫る別れのとき。唯織をはじめ、技師たちが選ぶ未来は──。

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フジテレビュー!!は、ラジエーションハウスの放射線技師の1人で、医療器具などのメカオタク・悠木倫を演じる矢野さんにインタビュー。「劇場版ラジエーションハウス」の撮影ウラ話や、昨年12月に30歳を迎えて変化したことなどを聞きました。

悠木倫のキャラクターを知ってもらったうえでの映画化が「うれしかった」

<矢野聖人 インタビュー>

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──まずは、2021年に放送されたドラマ『ラジエーションハウスⅡ』に関して、放送後、何か受けた反響や思い出深いことがあればお聞かせください。

『ラジエーションハウスⅡ』では、1作目になかった悠木のメイン回があったので、その反響はたくさんいただきました。「よかったよ」「感動した」と。

悠木の一面を皆さんに知っていただく機会ということで、撮影中は気合が入っていましたし、どの話より良いものにしたいなっていう気持ちが強かったですね。

監督とも、悠木が交流する末期がん患者を演じた戸塚(純貴)くんともコミュニケーションはたくさんとりました。何よりも皆さんの協力のおかげで、現場の雰囲気がすごくよくて、ステキなシーンを撮影することができたので感謝しています。

──そんなドラマの2作目があり、「劇場版をやります」と聞いたときの心境はいかがでしたか?

ちゃんと悠木のキャラクターを知ってもらったうえで映画をつくることができるのは、よりうれしかったです。

劇場版でもまた新たな一面を見せています。病院にいるときはいつもの悠木だけど、病院を出て、感染症と対峙するときにちょっと張り切っちゃうような、そんな二面性が出ているかと思います。それも、ドラマでキャラクターが描かれたからこそ成立することなので、ありがたいなと思いながら演じていました。

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──悠木は、最先端医療が得意だというところから派生して、感染症にも知識があるという設定なのでしょうか?

好きな分野なんでしょうね。離島に行ってからの悠木は見せ場がたくさんあるのでぜひ、注目していただきたいです。あとは、そういった分野への関心から、単純に防護服を着るのが好きなのかな、とも思います(笑)。

ロケでは暑さに苦戦する一方、「船で山口紗弥加さんがオペラを歌ったりしたりして、楽しかった」

──杏の父・正一(佐戸井けん太)が診療所を営む美澄島を襲う感染症と、ラジエーションハウスのメンバーが対峙する劇場版。島でのロケもあったそうですが、撮影のエピソードをお聞かせください。

暑さが大変でしたね。夏の気温の中、防護服を着るという…。本当にサウナみたいに暑くて。防護服は顔の部分だけ透明になっているのですが、自分の息で曇ってきてしまうし。みんな暑さと戦っていましたね…窪田(正孝)くんだけ、すごく涼しそうな顔をしていましたけど(笑)。

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あとは、毎日島まで船で通っていたのですが、その船内は楽しかったですね。船の音で声がほとんど聞こえないから、みんなで叫ぶように会話をしたり、(山口)紗弥加さんはオペラを歌ったりしていて(笑)。

──劇中では、技師長(遠藤憲一)だけ病院に残りますが、島でのロケ後、遠藤さんに「こんなことがありましたよ」などと報告することはありましたか?

グループLINEがあるので、常に話していましたね。あとは、映画の撮影後、実はまだドラマの撮影が残っていたので、そのときにもいろいろとお話しました。

最後は、ドラマの特別編の撮影で終わったのかな。みんな揃って完走することができたのは、本当によかったなと思います。

──ドラマも映画も並行して撮るというのは、大変ではなかったですか?

「これは何話だっけ?」「あの病気で入院している患者さんは誰だっけ?」と、ごちゃごちゃになることはありましたね(笑)。

ラジハの現場では、そういう撮影の内容も、「次に撮影するシーンはどこ?」というスケジュールのことも、なぜかみんな僕に聞いてくるんです。しっかりしていると思っていただいているのか、「矢野に聞いておけば大丈夫だろう」みたいな感じで。遠藤さんからは「俺、ここで合ってる?」と、立ち位置まで聞かれていましたからね(笑)。

そこまで頼りにされると、うれしいですけど、スケジュールも、皆さんのセリフも全部覚えていないといけないので、最後のほうはちょっとプレッシャーでした(笑)。

──それは、他の現場ではないことですか?

たまに「次なんだっけ?」と軽く聞かれることはありますけど、あそこまで全員揃って、何もかも聞いてくることはないですね(笑)。でも、そうやってコミュニーションをとっていけることは、僕にとっては非常にありがたかったです。

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──ラジハメンバーは何年たっても、仲の良さが変わりませんね。

本当に仲がいい。ラジハが終わって、他の現場にも行っていますが、あそこまでみんながギュッと仲良くなる現場って、やっぱりなかなかなくて。あの現場の雰囲気は、窪田くんの存在があってこそだと思います。

あれだけのセリフ量があるにも関わらず、疲れた顔はしないし、スタッフさんの顔と名前もすぐ覚えるし。本当に座長の鑑みたいな方で。みんな窪田くんに引っ張ってもらいながら、楽しくやり切ることができたのかな、と思いますね。

「仕事は常に壁」でも「無理矢理壊すことはしない」

──今作は「72時間の壁」がテーマとなっていますが、矢野さんご自身は、壁を感じた出来事などありますか?

壁は常に感じていますね。僕は、仕事に関しては自分で“やりたいもの”を選択していないので…「こういう作品をやりたい」と言ってやれるものでもないし、「これは嫌だ」と言ってやらないということでもないし。

でも、だからこそいろいろな経験ができるし、そこで自分の中の引き出しも増えていくので、それでいいと思っています。

──その壁の乗り越え方は何かありますか?

壁をゆっくり登って、ゆっくり前に進むようにしている感じでしょうか。一つの仕事が一つの壁ではあるのですが、最終的に登り切れればいいという感覚で。だから、無理矢理壊すということはしないですね。

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──では、「劇場版ラジエーションハウス」の見どころをお願いします。

映画版ならではのスケールアップしたエピソードがありつつ、ラジハメンバーが病院を飛び出して島に行くところも見どころです。

そして、感染症のエピソードは、こんなご時世だからこそ見ていただきたいですし、すごく意味がある話だと思います。ぜひ多くの方に見ていただいて、誰かに寄り添うことの大事さを感じていただけたらうれしいです。

先のことより、目の前のことを…意識を変えて「なれる大人になれれば」

──『ラジエーションハウスⅡ』時の取材の“その後”をうかがいます。「最近クラッチバッグをつくったけど、不便さに気づいた」というお話をされていましたが、その後、どうしていますか?

あのとき「トートバッグの中にクラッチを入れて使っています」って話してましたよね(笑)。不便さは変わらずですが、バッグインバッグとして使っていますし、今日も持ってきています!台本と財布と携帯だけ入れて、クラッチバッグとして現場に持っていくこともありますね。

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──筋トレも始めたと言っていましたが、続けていますか?

筋トレは、1回お休みしています。というのも、この前まで撮影していた作品で、10キロ落とさなければいけなかったので。でも、早く体重を戻したいなと思っているので、筋トレは再開すると思います。

──昨年12月に30歳になった矢野さん。30歳になって感じた“変化”はありますか?

変化というか、考え直したことで言うと、高望みをやめました。あまり先のことばかり見て行動せずに、目の前のことを一生懸命やってみよう、と。

──今までは、先のことを考えて計画的に行動していたということですか?

そうですね。3年後、5年後、8年後、10年後って、それぞれの年度で理想を思い描いていました。でも、理想に届いていなかったときに、ヘコむので…(笑)。だから、あまり理想を持ちすぎないようにしています。

──目の前のことをやると決めてから、気持ち的な部分で変化はありましたか?

昔より、「うまくいってるな」という感覚はありますね。一つひとつの現場で、ちゃんと意志を持って仕事ができているというか。今までは、その先を見てるから、目の前のことが“なんとなく”過ぎている感覚があったんです。でも今は、ちゃんと判子を押して進んでいる感じ。これを続けて、“なれる大人になれれば”いいな、と思いますね。

レコードも、お酒も、パスタも…「今好きなものは父の影響」

──最近、プライベートで始めたことはありますか?

始めようかなって思ってることはあります。今、レコードを集めようと思っていて。ある先輩と「レコードいいですよね」という話をしていたら、その方から誕生日プレゼントにプレーヤーをいただいたんです。まだそのプレーヤーを使えていないので、レコードの収集をしたいなと。

──今好きな音楽のジャンルや、レコードで聴きたい曲はありますか?

最近は…歌がない曲を聴くことが多いですね。ジャズとか、買おうかな。家がいい雰囲気の喫茶店みたいになりそうですし。

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──喫茶店と言えば、矢野さんがSNSに上げる「#矢野飯」が毎回おいしそうなのですが、中でもパスタが多いのには何か理由があるのでしょうか?

昔、父が日曜日にいろんなパスタを作ってくれていたので、いまだにパスタが好きなんです。たぶん、今僕が好きなものって、父の影響があると思います。父はレコードも聴いていたし、お酒も好きだし、パスタも好きです。

──そういう好きなものの話をお父さんと今することはありますか?

ありますね。僕のインスタを見ているようで、パスタの写真をあげると「お前、あれ、俺のマネだろ」とか言われます(笑)。

──お父さんにパスタを振る舞うことは?

まだ父に振舞ったことはないです。友だちが家に来たときとか、友だちの家で振る舞うことはありますけど。父にもいつか、食べてもらおうかと思います。

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撮影:河井彩美
ヘアメイク:阿部孝介(traffic)
スタイリスト:徳永貴士

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