――撮影中の思い出に残っているエピソードはありますか?
金子:浩国が甲斐を後ろからハグするシーンがあるんですが、僕がやってみたところ「ちょっとぎこちない」となり、実際に監督がカメラアシスタントの方をハグして見本を見せてくれたら、現場がすごく和んだんです。そこから「ちょっとここ分からないんで、見せてもらっていいですか?」とお願いすると監督が見せてくださるようになってお決まりのくだりになっていました(笑)。
あと、野村くんがサウナ以外に趣味を作りたいという話をしていて。「撮影が終わるまでに新しい趣味を作ろう」と言っていたんですが、結局見つけられずに終わってしまったのが心残りで…今からでも作ってあげたいなと思っています。
野村:そういえば、「サウナに行こう」って言ってたのに行けていないですね。休憩中もそんな風にいろいろなくだらない話であったり、普通に世間話だったりをしていた印象が強いです。
金子:それと、僕は野村くんの筋肉をずっと触らせてもらっていました。すごく胸板が厚いんですよ!お風呂に入るシーンのときに「うわ!めっちゃ筋肉ある」と思って以降、結構触らせてもらっていました。
――疲弊している浩国に甲斐が手料理を用意するシーンも見どころのひとつです。おいしそうに食べる浩国の姿が印象的です。
金子:食べながらセリフをしゃべるので、口の中に入れすぎないように意識していました。オムライスを食べるときに、口元にケチャップをつけなければいけなかったんですが、そこはうまくできたので見てもらいたいです。
野村:甲斐は料理上手ですが、僕は料理をほとんどしたことがなくて。練習はしてみたんですけれど、全然上手に野菜を切れなくて、フードコーディネーターの方に「料理が上手に見えるやり方」を教えてもらいながら、カメラが回る直前までずっと練習していました。なんとか上手に見せようと、YouTubeの動画を見たり、とにかく苦労しました。
――ほかにも苦労した点があったら教えてください。
野村:やっぱり、自分自身と甲斐というキャラクターにはギャップがすごくあるので、最初のうちはどうやって演じたらいいのかまったくつかめず、毎日のように甲斐のことを考えていました。甲斐に近づけた実感を持てたのはクランクインの直前でした。甲斐は感情をあまり表には出しませんが、心の中では大きく感情が揺れ動いている部分があるので、その強弱を考えながらお芝居をしました。
金子:物語を通して浩国の心情の些細な変化を表現するのが難しかったです。甲斐の温かさと優しさに包み込まれることで、浩国がどんどん甲斐に惹かれていくという物語なので、シーンごとにどれだけ甲斐のことを思っているのかという気持ちを、自分なり数値化して台本に書き込んで、撮影前に見返して浩国の心情を整理していました。
――本作では甲斐が浩国の世話を焼いていますが、もしこの2人で暮らすなら役割分担はどうなると思いますか?
野村:何でもやりますよ!手先は器用じゃないので、手先を使うこと以外だったらできるはずです、ゴミ出しとか。
金子:じゃあ、ゴミ出しと買い物はお願いしようかな(笑)。
撮影:河井彩美
<作品の見どころ&撮影風景>
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