金子隼也さんと野村康太さんが、W主演を務めるドラマでの初共演の感想を語りました。

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『パーフェクトプロポーズ』は、累計発行部数21万部を超える、鶴亀まよさんによる同名作を原作としたBLドラマ。

仕事でパワハラ上司にプレッシャーをかけられ、眠れない毎日を送る主人公・渡浩国（金子）の疲れた心を、家事能力抜群の年下クール男子・深谷甲斐（野村）が、おいしいごはんで癒す、ドキドキの同居生活を描いた作品です。

めざましmediaでは、初共演となる2人にインタビュー。自身が演じる役柄とお互いの役柄について、演じるうえで苦労した点、撮影中のエピソードなどを聞きました。

――本作の原作、台本を読んでの印象を教えてください。

金子：原作を読んだときに感じたのは、とてもほっこりする物語であり、浩国と甲斐の関係性が徐々に変わっていく流れがとても魅力的な作品だなと思いました。

野村：甲斐という役が本来の自分とはかけ離れた性格だったので、「僕ができるのかな」と最初は不安でしたが、愛し愛されることの尊さだったり、当たり前の生活の大切さを気づかせてくれる、心が温まるような作品だと感じました。

――初共演ですが、お互いが相手役と聞いたときの感想、実際に共演してからの印象の変化は？

金子：野村くんが僕より4歳も若くてまだ19歳（※野村さんは2023年11月に誕生日を迎えて20歳に）ということに驚きもありました。身長が高くてすごくスタイルがいいし、「かっこいいな」と思っていたんですが、撮影が進んでいくうちに、人懐っこいところも出てきて「かわいいな」と思うようになりました。年下ですがあまりそれを感じさせない大人びたところもあって、とても楽しく撮影できました。

野村：お互いに人見知りだったこともあり、最初は「静かな方だな」と思っていましたが、撮影が進むうちに本当はすごく明るくてお茶目で、“兄貴感”というか、ずっと隣にいて面倒を見てくれるので何回も助けられました。今日もこの取材に緊張していますが、一緒なので心強いです。

――人見知りな二人が打ち解けたきっかけは何だったのでしょうか？

金子：撮影は浩国の部屋のリビングか寝室のどちらかで行うことが多くて、狭い場所に宝来忠昭監督と僕らの3人でずっと座っていたんです。一緒にいるのでプライベートな話もするようになって、徐々に打ち解けていったって感じです。

野村：3人ともサウナがすごい好きで「どこのサウナがいい」とか、そういう話で盛り上がったのをきっかけに、徐々にいろいろな話もするようになりました。

――お互いが演じた役柄の魅力、共通点があれば教えてください。

金子：野村くんが演じた甲斐は、自分の中に抱えているものはありつつも、そこを隠しながら生きている人。自分もすごくつらい状況なのに、浩国を包み込んであげようとするところにすごく優しさを感じますし、クールでかっこいいキャラクターだなとも思っています。野村くん自身もおっとりした性格でありながらも鋭いところがあるので、そこは甲斐と共通しているのかなと思います。

でも、甲斐と野村くんは似ていない部分のほうが多いので、逆にそれが僕にとっては新鮮でした。野村くん本人のときと甲斐になるときのギャップに、僕はキュンとしました。

野村：うれしい…（笑）。浩国はとにかく優しい心の持ち主だと思います。甲斐が浩国に対して結構強引な行動を取ったりするんですけれど、ちゃんと受け入れてくれるんです。そのときに見せる表情や、行動がすごくかわいかったなと印象に残っています。金子くん自身もめっちゃ優しいんですよ！優しいところは金子くんと浩国の共通点だと思いました。

――役柄が自分と似ていると思うところ、似ていないところは？

金子：切羽詰まっちゃうと、他のことが手につけられなくなるところは自分と似ています。仕事が忙しくて家に帰ると、ゴミがいっぱい溜まってるっていうのは似ているなと思っていて（笑）。でも逆に似ていないなと思ったのは、僕はプレッシャーをかけられると逃げ出したくなるけれど、浩国はそこを耐えてしまう。そこはちょっと自分とは違うのかもしれません。

野村：甲斐は思ったことを割とズバッと言うタイプなんですけれど、そこは自分と似ているなと思っていて。でも、甲斐はクールで感情の起伏を表にあまり出さないけれど、僕は普段ふわふわしてると言われることが多いし、感情がすぐ顔に出ちゃう。やっぱり似ていない部分のほうが多いですね。