圧巻のパフォーマンスと絶妙トークの応酬!記者が体験した『MUSIC FAIR』の特別な時間
3月7日(土)、3月14日(土)、3月21日(土)、3月28日(土)18時~『SHIONOGI MUSIC FAIR』
1964年にスタートしたフジテレビの長寿音楽番組『SHIONOGI MUSIC FAIR』が、2800回を迎え、その記念コンサートが公開収録という形で、東京国際フォーラムで行われた。ジャンルも世代も超えた14組34名のアーティストが集結し、全22曲が披露された。
フジテレビュー‼は、その収録を取材。当日の模様を、番組未公開を含むトークを中心に振り返る。
仲間由紀恵と軽部アナの軽快なオープニング・トークで観客の緊張をほぐした
開演時間直前、幕が開く前に、司会の仲間由紀恵と軽部真一フジテレビアナウンサーが登場。観客から大きな拍手とともに迎えられた。
軽部アナが「これだけの豪華なメンバー、2週(の放送)では収まりません!4週にわたってお送りします」と興奮気味に話すと、「私も今日という日を楽しみにしてきたんです」と仲間。
「皆さんの歌声が聴けるという純粋な喜びもあるんですけど、もうひとつ、最近、闇を抱えた役を演じることが長くありまして…。この辺(目の前)にモヤがかかってるんです。今日は皆さんの素敵な歌声ですっきりして帰りたいです(笑)」とコメント。
もちろんこれは、仲間が出演するドラマ『10の秘密』の収録が続く中だったための発言。会場からどっと笑いがあふれ、息をのむような緊張感があった会場を柔らかくほぐした。
最高のパフォーマンスの間には『MUSIC FAIR』おなじみのトークに花が咲く
幕が開くと、豪華アーティスト34名が勢ぞろいで「MUSIC FAIRテーマ曲」を披露。2年に一度のアニバーサリーの時だけ味わえるスペシャル感が。
ここからは怒涛のスペシャルパフォーマンス、スペシャルコラボの連続となった。
まず、NEWSが、2012年リリースの「チャンカパーナ」をももいろクローバーZとコラボ。この曲の楽しさと振りのかわいらしさで、幅広い世代の客席も思わず手拍子で一体感を高めると(3月7日放送)、德永英明×JUJUのコラボによる、竹内まりやの名曲「元気を出して」では、德永の柔らかで繊細な歌声から入り、JUJUの艶のある歌声が溶け合い、至高の空間を作り出す。ともに、カバー曲の達人でもある二人がこうして声を合わせる特別な時間に、会場全体が酔いしれた(3月14日放送)。
最高のパフォーマンスの間には、いつもの『MUSIC FAIR』でおなじみのトークテーマも。今回は、「卒業したいこと」「最近始めたこと」「思い出の新生活」など春にぴったりなお題が出された。
ももクロ・あーりんの小学生的発言?に、会場の大人がざわざわ…
「卒業したいこと」の話の流れで、NEWS・手越祐也からは、メンバーの増田貴久に関して、「ウチの増田は楽屋で常に斜め上を見てぼーっとしてますから」と楽屋での姿を暴露。
德永英明が「サーフィンをやっている」という話をすると、仲間が「(徳永さんは)太陽の下にいらっしゃるイメージがあまりなく…」とコメントし、会場から笑いが起こると「いえ、太陽より月かなぁって感じがします」とフォローする一幕も。
また、Little Glee MonsterのMAYUが「三味線を始めたんです」と話すと、THE ALFEE・坂崎幸之助が「民謡系?」とすかさず質問。「津軽(三味線)です」など、世代を超えたトークも広がる『MUSIC FAIR』ならではの展開も見られた。
会場が最もざわめいたのは、ももクロのあーりんこと佐々木彩夏が、「最近ママのお手伝いを始めました!火を使うのが解禁になったんです」と高らかにトークを始めた場面。客席の多くのお父さんお母さん世代の方からざわざわが止まらず、軽部アナが「内容が小学校低学年っていうことかな?」と、ツッコミを。
また、さだまさし、南こうせつ、THE ALFEEなどベテランがアーティスト席に登場すると、テーマとは違う方向にトークも進みがち。さだが「思い出の新生活」を語る中で、中学1年の下宿生活で聞いた街の“売り声”の話になり、「あ~さりー、しじみっ」という売り声を再現。
これを隣の坂崎が観客にレスポンスを要求し、会場全体でコール。さらに、「あと、花売りのおばさんも来たんですよ。“花は~いりましぇんかぁ”」とさだ。再びレスポンスを求めると会場の声も一段階アップ。さらに高らかにさだが「竹や~竿だけ~」と始めると、さすがに「何のコーナーでしたっけ?」と仲間から疑問の声があがった。
公開収録ならではのシーン
公開収録だからこそ見ることのできるシーンも数多くあった。
三浦大知がソロで歌う前、照明が付く前の一瞬、バンドの皆さんに深々一礼する姿がシルエットで見えたり、その三浦大知の曲披露の時、進行スケジュールの関係で、アーティスト席にアーティストは誰もいなくなったのだが、JUJUが残って、そのパフォーマンスを最後まで見届けていたり、何より感動的だったのは、加山雄三率いる「加山雄三&The Rock Chippaers」の演奏は、ゆずやももクロなど、アーティスト席のメンバーが立ち上がって大先輩へのリスペクトを込めた拍手を送っていて、『MUSIC FAIR』だからこその世代を超えたアーティストの心の交流を見た思いがした。
ほかに、思わぬ表情を見せていたのは、NEWSの手越だ。水樹奈々が8年前の『MUSIC FAIR』2400回記念の時に、手越から「お姉さん、歌、上手いっすね」と言われてびっくりしたというエピソードを話すと、手越は直立して深々と「8年越しに、すみませんでした!!」と一礼。恐縮していた手越だったが、水樹の「でも、感激したんです」との言葉で和む一幕となった。
ステージパフォーマンスはさらに多彩に、山崎育三郎×昆夏美の二人が、ディズニー名曲メドレーの中で「美女と野獣」を披露。重なり合う声の美しさと、ドラマチックな表現力で圧巻のステージを見せつけた(3月14日放送)。
また、徳永英明×秦基博×三浦大知による「レイニー・ブルー」も記憶に刻まれた。Aメロから秦、三浦、徳永と順に一人ずつの歌声が順に響き、サビでの3人の歌声が合わさった瞬間は、震えるような感動が会場を包んだ(3月21日放送)
髙橋真梨子×さだまさしによる「酒と泪と男と女」も印象的。髙橋真梨子の歌声とさだのバイオリンによるコラボは、河島英五の名曲に新たな色を加える名演を聴かせてくれた(3月28日放送)。
そしてオーラスは再び『MUSIC FAIRテーマ曲』。56年にわたって愛され続けるこの曲を20代から80代の参加アーティスト全員で歌い上げ、スペシャルなコンサートは幕を閉じた。
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