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ロバート秋山、年内に100人目達成か!8年目の「クリエイターズ・ファイル」を語る

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ロバートの秋山竜次さんが今年で8年目を迎え、扮するキャラクターも100人目到達目前の「クリエイターズ・ファイル」への思いを語りました。

「クリエイターズ・ファイル」は、秋山さん扮する“現代を代表するクリエイター”が、それぞれのフィールドでの仕事ぶりや人生について語るシリーズ。

トータル・ファッション・アドバイザー・YOKO FUCHIGAMI、子役・上杉みちなど、2015年4月から毎月新しいクリエイターを生み出し、その作り込みの緻密さや、なりきりぶりが大きな話題となっています。

9月9日(金)からは、初の全国ツアーとなる「100キャラ目前!ファン感謝の全国ライブツアー ロバート秋山 presents クリエイターズ・ファイルEXPO~あのトップクリエイターたちが今、ここに集結!~」が、浅草公会堂を皮切りにスタート。全国17都市、17公演を回ります。

フジテレビュー!!では、ツアーを控えた秋山さんにインタビュー。初の全国ツアーを開催する意気込み、またキャラクターを生み出すアイデアの源泉についても聞きました。

“クリエイターになりきる苦悩”を表現する秋山竜次

秋山竜次、初の全国ツアーライブに苦悩「壁にぶち当たっている」

――いよいよ初の全国ツアーライブが開催されます。

全国ツアーは初めてですが、“決まった”というよりは、「(扮装してきたキャラクターの数が)100人目を達成するので、せっかくならライブをやってみたい」という思いから、“始まった”という感じです。

ただ、これまで「クリエイターズ・ファイル」でライブをやったことがないので、どうやってライブで複数のキャラを出そうか…と、早くも壁にぶち当たっています。

開催が9月なので、まだ(構成などを)詰めている段階なんです。「1ヵ月くらい前に動き出せば、大丈夫だろ!」と思っていますが。

(ロバートの)単独ライブの時も、いつも「(開催ギリギリまで)まだ、大丈夫でしょ!」と言っているので。

1ヵ月を切って、「まだ、3週間あるんだもん」。2週間を切って「1週間じゃないんだから…大丈夫でしょ」。1週間を切って、「まだ、7日間ある!」。3日前くらいになって、ようやく「ヤバくない!?」と。

それが、いつものパターン。それでも、形になってきたのが、私たちのお笑いなので(笑)。

「クリエイターズ・ファイル」への思いを熱く語ってくれました

――どのようなライブを考えていますか?

ライブは、2時間と言わずに、3時間、4時間と、時間が許す限りやりたいです。本当に2時間では収まりきらないと思いますので。

僕は、ルミネなどの劇場出番でも、基本的に長くなってしまう常習犯なんです(笑)。

今回、個人での初めてのライブなので、まだいろいろと見えていませんが、(公演の時間は)延びるでしょうね。

ただ、僕にはYOKO FUCHIGAMIさん、上杉みちくん、眉間の魔術師・HARUKIさん、遠近教総本尊・極東大満天、昭和の名力士・彩千丹さんなど、最高のクリエイターたちがたくさんいます。誰が来ても盛り上がると思います。

トータル・ファッション・アドバイザー・YOKO FUCHIGAMI

カリスマ双子インフルエンサーのカマタマちゃんは来るのかな…。

これ、鏡に映った自分を、カメラアングルでごまかしているのですが、ライブでやると、ただ、“ステージに鏡と一緒に出てくるおっさん”になってしまいますから(笑)。…どうやって見てもらいましょうかね。

カリスマ双子インフルエンサー・カマタマちゃん

――キャラクターのアイデアは、どのように思いつきますか?

(カマタマちゃんの場合は)「双子のユニットをやりたい」と思っても、実際、双子は可能ではない。

エキストラさんを呼んでも、(自分と)似たような人はいない。

「あっ!鏡があるじゃん!」と。シンプルな流れですね。

収録では、鏡に映った自分とのやり取りを、双子同士がやりとりをしているように、上手いことカメラアングルでごまかして撮影をしてもらいました。

アイデアは、普段から浮かんだら携帯にメモしています。ただ、そこから出すばかりではなく、パッと思いつくこともあって。なるべく(収録の)1週間前にはスタッフに言うようにはしていますけど、鮮度重視で直前のアイデアを形にして撮影することもあります。

よく「台本はあるんですか?」と、聞かれるんですけど、ほぼ、その場のノリで収録しています。

クリエイターに扮装してから、キャラクターの名前を決めていますし、参加してもらうエキストラさんにも、とりあえず白シャツと黒ズボンという、当たり障りのない衣装で来ていただいて、その場のノリで指示しながらやっていただいています。

憑依芸と呼ばれる原点「イタコになりたかった」

――扮するクリエイターは、そろそろ100人に達成しますね。

そうですね。今95人目なので、年末には達成しますね。

毎月、コツコツと7年間やってきましたので。それがいよいよ100人目になるのは、本当に感動です。

(視聴者の)みんなからしたら、僕ほどの温度感ではないんでしょうけど(笑)。

それでも、100という数字はすごいことなので、分かち合いたいです。100キャラ目は、なんなんだろう、と。

――100キャラ目には、なにを考えていますか?

犬(ロルフくん)、ミイラ(ロイペル12世)、妖怪(喰らう人)、ほとんどのものに手を出してしまったので…。

史上もっとも肥えたミイラ・ロイペル12世

妖怪に関しては、(和尚さんが語り部で)映像に僕が出ていないというパターンでやりましたし。

妖怪・喰らう人(くらうど)

そうですね、糞(ふん)とかやってみたいですね。100キャラ目には、それくらいインパクトがないと、納得してもらえないんじゃないかな。(視聴者が)「いや、糞かよ!」って。

それを、ライブの中で発表できれば、と思っています。

何になるんでしょうね?100キャラ目…。

でも、50キャラ目くらいの時に「まだあるのかな?」と思いましたが、全然ありましたね。

毎回、面白さが更新していると思います。「さすがに、もうないか…」と思っても、実際にやってみると「このクオリティが出来たよ。前のよりも上回ったよ」って。それが続いています。

――秋山さんのキャラクターへのなりきりは、憑依(ひょうい)芸とも呼ばれていますね。

もともと(死者の魂を降ろして憑依する)イタコになりたかったんです。

人の魂を自分に降ろすことをやりたかったので、「クリエイターズ・ファイル」はいわば修行ですね。

最終的には、本当に霊を降ろしたい。そろそろ本当に出来るかもしれませんね(笑)。

――お笑い芸人を目指すきっかけは、イタコになりたかったから?

子どものころから、冝保愛子(ぎぼ・あいこ)さんとか、『怪奇特集!!あなたの知らない世界』(日本テレビ)の新倉イワオさんが好きだったんです。

なので、そのころから、イタコになりたいという思いは始まっていたのかもしれない。

昔は、学校の先生や、友だちの動きをマネしていました。高校の時にクラスでヒマワリを育てていたんですが、それを教室の後ろに運ぶ時の友だちの動きが面白くて、それを3年間くらいマネしていました。

(ロバートの)馬場裕之とか、同じクラスの仲間に披露していました。その時の、馬場と遊んでいた空気感が、今に生きているのかもしれないです。

僕は、あまり人が気にしない部分を気にしてしまう。それは、キャラづくりにも生かされています。

想像の範囲での決めつけ芸なので、調べたわけではないですし、「そんなこと言わないだろ!」というようなことがほとんどなんです。

例えば、(自身が扮した)声優の二木陽次さんは、すこし攻撃的なドクロの模様があるニット帽を着けていそうだな、とか。

声優・二木陽次

フィギュアスケートコーチ(ドミトリー・ポコスタンチ)は、トレンチコートの襟をピシッとこだわっていそうだな、とか。

魔性の女詐欺師・押上希江は、こういう人はめちゃくちゃ短いスカートを履いていそうだな、とか。

年を取っているのに、攻撃的な服を着る人いるじゃないですか。そういう人は、魔性な感じがして気になりますね。

魔性の女詐欺師・押上希江

「クリエイターズ・ファイル」の今後の展望「伝説の男優を100人…」

――コントで演じるキャラクターと、「クリエイターズ・ファイル」で演じるキャラクターの違いは何でしょうか?

コントは、そんなにリアリティがいらないんです。「邪念0(ゼロ)研究所」、「小学生版画クラブ」とかのネタに、リアリティがあるわけないじゃないですか。

なので、コントはどんなに強引なネタでも成立させて、いかに面白く世界観を出せるかが優先です。

「クリエイターズ・ファイル」では、その強引さはいらなくて、逆にコントっぽい要素は削ります。

キャラクターに眼鏡を着けてみて、「コントっぽいな…」となったら削るし、カツラもそうです。むしろ、リアルを目指しています。なので、コントとは全く逆です。

――「クリエイターズ・ファイル」で、秋山さんイチオシのキャラクターといえば?

元女子プロレスラーのフロタイル土居が好きですね。

今はもう引退されて、カフェ「カップ・ラビット」のオーナーをやっているんです。

美魔女な感じと、プロレスラー時代のギャップが最高にいいかな、と思っています。

(収録中に)自分で笑っちゃいました。フロタイルのメイクも、目元の模様は自分で描いたんです。朝に現場で、何を描けばいいのかと考えながら、おばあちゃんちにあったような、風呂のタイル柄を描きました。

僕の体や、表情、髪の毛もほぼ自前なんです。全部が生かされている。

フロタイルの何がすごいかというと、敵の頭を食べてしまう、「頭食」という、反則技をするんです。

絶対にダメじゃないですか(笑)。

そんなめちゃくちゃやっていたのに、現在はカフェのオーナー。当時の話をインタビュアーが聞くと、「そこは触れないでくれ。当時の話はしたくない」って言うんです。そのギャップが面白い。

元女子プロレスラー現美魔女・フロタイル土居

――「クリエイターズ・ファイル」は、書籍化や、イベントの開催など、多岐にわたる展開がされています。今後は、どのような展望を持っていますか?

キャラクターの数が100人達成したら、次に何ができるんでしょうね…。

100人行ったら、200人を目指さないといけない。なので、別の企画をやりたいと思います。

クリエイターでなくても、世の中のヤバい極悪人を紹介する、「極悪人ファイル」でもいいわけです。

あとは、(テレビでは)放送できないようなもの…。そうだ、エロいやつやってみたいです。「エロエイターズ・ファイル」をやってみたいです。

もし、次のステップに行くなら、伝説の男優を100人やりたい。そうしたら、百人斬りができる。

梅宮辰夫さんに、「前張りなしで撮影をしていた時代もあったんだよ」って教えていただきましたから。

――ロバートの馬場裕之さん、山本博さんには、今回のツアーについて相談などはしましたか?

まだ言ってないですね。

でも、毎回キャラを見せていたり、書籍も見てもらっています。

「こういうキャラ出来たんだよ」って、写真を見せたら「やばいなそれ…」って言われたり。

(子役の)上杉みちくんのキャラが出来たときに、新幹線の中で、4枚くらいある写真の中から、馬場に「どれが、お前から見て一番子どもっぽい?」って聞いて、(宣材写真を)選んでもらいました。

ずっと見ていると、自分ではわからなくなるんです。馬場は「なんだこれは…」ってなってましたけど。

7年間、ロバートのコントを続けながら、毎月休まずにやり続けていたので、「クリエイターズ・ファイル」は、ライフワークですね。

2人はそれを知ってるので、100キャラ達成したら、感動してくれると思います。

子役・上杉みち

――ファンのみなさんへメッセージをお願いします。

7年前から地道に見ていただいているファンの方が、たくさんいます。

コメントでもたくさん盛り上げていただいていて、「クリエイターズ・ファイル」をみんなで作り上げている感じがします。

展示イベントでも、たくさんの方に来ていただいて、「おもしろい!」と言っていただきました。

そのおかげで、100キャラ達成しますし、全国のまだ見たことがない人のために、ライブで回ります。

とにかく、ライブではたくさんのキャラが出てきます。そのキャラたちの出し物を楽しみに来ていただければ、必ず盛り上がること間違いないです。

ぜひ、笑いに来てください。

公演概要

「100キャラ目前!ファン感謝の全国ライブツアー ロバート秋山 presents クリエイターズ・ファイルEXPO~あのトップクリエイターたちが今、ここに集結!~」

【東京】9月9日(金) 浅草公会堂 17:30開場|18:30開演
【札幌】9月23日(金祝) 道新ホール 14:30開場|15:30開演
【旭川】9月24日(土) 旭川市民文化会館 小ホール 12:30開場|13:30開演
【広島】10月2日(日) JMSアステールプラザ 大ホール 13:30開場|14:30開演
【仙台】10月9日(日) 東京エレクトロンホール宮城 大ホール 14:30開場|15:30 開演
【盛岡】10月10日(月祝) 岩手県公会堂 大ホール 14:00開場|15:00 開演
【京都】10月14日(金) 京都市西文化会館ウエスティ 17:00開場|18:00開演
【大阪】10月15日(土) メルパルクホール大阪 13:30 開場|14:30 開演
【熊本】10月16日(日) 熊本城ホール シビックホール 12:00開場|13:00 開演
【福岡】10月21日(金) キャナルシティ劇場福岡 17:30開場|18:30 開演
【小倉】10月28日(金) 北九州芸術劇場 中劇場 17:30 開場|18:30 開演
【倉敷】10月29日(土) マービーふれあいセンター 竹ホール 17:00 開場|18:00 開演
【松山】11月5日(土) 松山市市民会館 中ホール 17:00開場|18:00 開演
【名古屋】11月11日(金) 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール 17:00 開場|18:00 開演
【鳥取】11月23日(水祝) とりぎん文化会館 梨花ホール 14:30開場|15:30 開演
【高崎】11月27日(日) 高崎芸術劇場 スタジオシアター 13:00 開場|14:00 開演
【金沢】12月10日(土) 金沢市文化ホール 14:30 開場|15:30 開演

詳細は公式サイトまで。

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