7月7日、「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」展のオープニングセレモニーが行われ、安達祐実さん、小説家の京極夏彦さんらが登壇しました。
漫画家・水木しげるさんの生誕100周年を記念した初の大型展覧会となる本展は、水木さんの描いた日本の妖怪たちがどのように生まれてきたかを紐解きながら、水木さん自身が所蔵する妖怪関係資料や描いてきた妖怪画を100点以上にわたって一挙に公開されています。
“逢魔が時”に妖怪に会えるツアーも!「水木しげるの妖怪百鬼夜行展」が開催
開催前日のオープニングセレモニーには、息子が大の妖怪ファンという安達さん、水木しげる門下で熱烈ファンでもある京極さんが、七夕の夜ということで浴衣&着物で登場。
オープニングセレモニーでは、水木さんの長女で水木プロダクション取締役の原口尚子さんが開会のあいさつを。「水木が何に影響を受けて、どうやって妖怪を描いたのか、そのすべてが紐解かれる展覧会になっています」と、これまでの水木しげる展との違いについて説明しました。
今回の展示の監修を務めた小松和彦さん(国際日本文化研究センター名誉教授)も、「水木しげるが参考にしていた資料をできるだけ出して、水木しげるはこうやって妖怪画を作っていたんだということを理解していただきたい、学術的な側面も強調した展覧会になっています」とアピール。
水木さんと交流のあった京極さんは、「水木しげるのマンガはすべて傑作ですが、1番の傑作は水木しげる自身です。大変愉快な方、でも仕事にはとてもシビアな方だった。頭の回転の早い人でもあり、特に印税の計算は速かった」と水木さんの人柄について笑いを交えて語ります。
そして、「“水木妖怪”に触れた先に、日本の豊かな文化や民族性がちゃんと待っている。妖怪ひとつひとつがドアになっていて、その先に豊饒(ほうじょう)な日本の風景が詰まっている。そこを忘れてはいけない」と水木妖怪の魅力についても熱弁しました。
安達さんの6歳になる息子も水木妖怪の魅力の虜だそうで、「去年の誕生日に鬼太郎の服をプレゼントしたら、毎日のように着ていました」と息子の“水木妖怪愛”を語り、息子の好きな妖怪は「垢嘗(あかなめ)」「がしゃどくろ」だと明かすと、京極さんも「なんて先行きが楽しくなるお子さんなんだろう」とにっこり。
息子が幼稚園で使用するランチョンマットに妖怪を刺繍したそうで、その実物を披露した安達さん。息子が好きな「がしゃどくろ」を刺繍するのには「さすがにドクロは…」と当初は怯んだそうですが、「次は挑戦したい」と抱負を語りました。
本展の見どころについて京極さんは、「お化けが好きな人にはただただ楽しい展覧会。そして水木しげるが好きな人、妖怪マニアの人、どんな人でも楽しめます」とコメント。安達さんは「みんなの中に水木先生の妖怪が根付いていると思うので、ご家族で楽しめると思います。私も子どもを連れて来たいな」と笑顔で語りました。
東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)という、東京の夜景を一望できるロケーションでの展示ということで、京極さんが「逢魔時(おうまがとき)は、昼と夜の間によく妖怪が出てくる時間帯。明るいうちに来てだんだんと暗くなってくる時間帯を楽しむ、そしてこの景色も楽しむ」と“京極流”の楽しみ方を提案すると、安達さんからも「素敵!」と声が。「そして、帰り道にはぜひ気をつけて帰っていただいて…」と京極節で締め括りました。
【『水⽊しげるの妖怪 百⻤夜⾏展〜お化けたちはこうして⽣まれた〜』開催概要】
会期:2022年7月8日(金)~9月4日(日)
会場:東京シティビュー (六本木ヒルズ森タワー52階)
公式サイト:https://mizuki-yokai-ex.roppongihills.com/
公式Twitter:https://twitter.com/mizuki_yokai_ex
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