アニメソングの帝王として知られる歌手の水木一郎さんが、肺がんであることを所属事務所の公式サイトで公表しました。
サイトによると、「昨年4月、声帯不全麻痺の症状をきっかけに、検査の結果、リンパ節転移、脳転移を伴う肺がんが見つかりました」とのこと。
その後、放射線治療、薬物療法により病変が落ち着くまでに効果を得ていたそうですが、今年に入り新たな肺がんが見つかったため、6月に手術を行い、現在、経過は良好だそうです。
さらに「音声機能については声帯内注入術を実施するとともに言語聴覚士によるリハビリを実施、運動機能については理学療法士によるリハビリを受けて、歌手活動を続行できるよう、日々、励んでおります」と、前向きなメッセージが綴られています。
そんな中、水木さんは、自身のTwitterを更新し、「これからも生涯現役目指しますので、応援よろしくお願いします。 頑張るゼーット!」と力強いメッセージを発信。
これには、14万を超える「いいね!」がつき、「アニキ、待っています!」「また元気な姿を舞台で見せてください」など、多くのファンからメッセージが寄せられています。
<水木一郎さん 事務所からのメッセージ>
水木一郎の歌を愛してくださるファンのみなさま、いつも応援ありがとうございます。
関係各社のみなさま、日頃は一方ならぬご愛顧を賜りまして、心より感謝いたします。
水木一郎は1968年にデビューし、1971年にアニメソングと出会いました。
昨年は、本来であればアニメソングデビュー50周年のスタートを切るはずでしたが、コロナ禍であることと体調面の事情から、活動を控えておりました。
今後、歌手活動を続けるにあたり、事実をお知らせする必要があると感じ、以下の通りご報告をさせていただきます。
昨年4月、声帯不全麻痺の症状をきっかけに、検査の結果、リンパ節転移、脳転移を伴う肺がんが見つかりました。
これらのがんに対しては、放射線治療や薬物療法により病変が落ち着くまでに効果を得ておりますが、現在も定期的に検査をしつつ治療を続けています。
また、今年に入り新たな肺がんが見つかりましたが、6月に手術を行い、経過は良好です。
音声機能については声帯内注入術を実施するとともに言語聴覚士によるリハビリを実施、運動機能については理学療法士によるリハビリを受けて、歌手活動を続行できるよう、日々、励んでおります。
20歳でデビューして以来50年あまり、大きな怪我も病気もなく、休むことなく歌い続けてきた水木一郎にがんという病気を知らせてくれたのは、水木が何よりも大切にしているこの「声」でした。
声の不調があったからこそ、がんに気づき、立ち向かうことができました。
現在、徐々に活動を再開しており、この夏以降もライブ・イベントなどのスケジュールが入っているほか、アニソンデビュー50周年の企画も進行中です。
以前のようなパフォーマンスを取り戻すことは決して簡単ではありませんが、これからも、この病と向き合いながら、「生涯現役」を目標に活動を続けたいと水木も意欲を見せています。
みなさまにはご心配、ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。
みなさまの思いに報いるよう、全力で治療とリハビリに励んでまいります。
今後とも、水木一郎をどうぞよろしくお願いいたします。