眞島秀和さんと吉高由里子さんが、“食”の話で盛り上がりました。
10月7日(金)より開幕する舞台「クランク・イン!」に、眞島さんと吉高さんが出演します。
映画製作の現場での、ある新人女優の死をめぐって、映画監督と女優たちが愛憎と葛藤の悲喜劇を繰り広げていく本作。作・演出は、人間の感情を生々しく描くことに定評があり、劇作家・演出家で俳優でもある岩松了さんが手掛けます。
本作唯一の男性出演者で、舞台作品への出演は2年ぶりとなる眞島さんは、女たちに追い詰められる映画監督役。舞台への出演が6年ぶりとなる吉高さんは、プロデューサーの紹介で“それなりの役”に抜擢され、強烈な存在感を放っていく女優・ジュンを演じます。
フジテレビュー!!は、これから稽古に入るという眞島さんと吉高さんに、作品への意気込みや、お互いに伝えておきたいこと、作品の内容にちなみプライベートでの“悲劇”などを聞きました。
眞島秀和 演出家・岩松了の厳しさに「不安と緊張」
<眞島秀和、吉高由里子 インタビュー>
――オファーを受けた時の心境を聞かせてください。
眞島:岩松さんの作品はこれまで何度か観させていただきましたし、役者として共演する機会も多かったので、“俳優・岩松了さん”はよく知っています。
今回は、“演出家・岩松了さん”と一緒にお仕事ができるので楽しみです。でも、周りの役者から「岩松さんの演出は厳しいよ」と聞いているので、ちょっと不安と緊張もあります。
吉高:岩松さんの作品を観に行って楽屋でご挨拶したり、共演したりという機会はあったのですが、自分が出演すると聞いて「冗談半分で言ってるのかな?」と思って。「本当に舞台が始まるのかな?」と、まだフワフワして全然実感がないです。でも、これからの稽古が楽しみです。
――岩松さんや、岩松さんがつくる作品に、どんな印象を持っていますか?
眞島:人間の本性というか、人間の汚い部分を描いている印象があります。あと、セリフがすごく計算されていて、どういう風に脚本を作っていらっしゃるのかなと気になっています。
吉高:岩松さんは“言葉の人”だと思います。そのセリフ一言で、想像もつかないような物語をどれだけ広げていくか。ある意味、一つの言葉からどれだけ揚げ足を取れるか、でもあると思うので、きっと岩松さんは他の人が思いつかない“意地悪さ”を持っていらっしゃるんじゃないかなと思います。
――稽古への意気込みを教えてください。
眞島:役者としてお会いする岩松さんはすごく楽しいので、厳しさとのギャップがどれくらいあるか楽しみです。たくさん苦労するだろうなとは想像しているので、それが自分の中の“財産”になっていけばいいなと思っています。
吉高:自分は岩松さんにどんな風に見られるのか、どういう言葉をかけられて、どう挑発されるのか。すごく怖いけれど、喜怒哀楽の感情をいろいろ経験できる機会になるのかなと思っています。
あとは、“なんとなく”でしゃべるのは控えようと思います(笑)。「今の君の言葉はどういう意味?」みたいに理詰めされたら困ってしまうので…。
眞島:僕もなるべくそうしようかな(笑)。でも大抵どの現場にも、すごく芝居達者な方がたくさんいらっしゃるので、いつも「お世話になります」というフラットな気持ちで入るようにしています。
吉高:私も舞台経験が少ないので、先輩方に引っ張っていただきたいと思います。
吉高由里子 飲食店で注文したら…プライベートでの“悲劇”
――今回初共演だそうですが、お互いの印象はいかがですか?
吉高:ついさっき「初めまして」だったんです!まだどんな話をして、どういう合いの手を入れればいいか、わからないです…。
眞島:吉高さんは、今まで出演された作品の印象で言うと、すごく感受性の豊かな方。こうやって実際にお会いしても、自由な雰囲気を感じるので、これからがすごく楽しみです。
――お会いしたばかりの今だからこそ、お互いに伝えておきたいことはありますか?
眞島: これ、いまだに信じていないんですけど…出演者の中で男性が僕しかいないないんですよね。なので、いろいろな場面で、吉高さんに限らず皆さんに助けてもらえたら、ありがたいです。
吉高:女性陣は、みんな中身がたくましそうです。私は、思ったことがすぐ口に出ちゃうタイプで。でも全然悪気がないので、放ってもらって大丈夫です(笑)。逆に、ちゃんと叱っていただけたらと。
眞島:こちらこそ(笑)。
――本作は映画の撮影現場が舞台ですが、お2人が思う“現場あるある”はありますか?
眞島:よくあるのが、相手の方と過去に一緒に仕事をしたことがあるけれど、どこで一緒だったか思い出せなくて、いつ聞こうか困る…(苦笑)。これって“あるある”じゃない?
吉高:そうですね。前に、初めてお会いする方に「おはようございます!おぉ〜!」って、共演したことがあるかのように言っちゃったことがあって。「(共演)ないよね!?」みたいな空気になって、「じゃあね〜!」って明るく別れました(笑)。
眞島:僕も前は誤魔化していたけど、最近は、もうはじめにスタッフの方とかに「最後に共演したのは何だっけ?」って聞くようにしています。
――本作は悲喜劇ですが、プライベートで起こったちょっとした“悲劇”があれば教えてください。
吉高:私、焼き鳥の「ちょうちん(鶏の卵巣周辺の希少部位)」が好きで。前にそれを食べたくて、ある焼き鳥屋さんへ行ったら「前の人が注文して終わっちゃいました」って言われて…。ちょうちんがあるお店って、なかなかないんですよ。
あと、友だちと鉄板焼き屋さんへ行って、最後にガーリックライスを注文しようとしていたんです。時間が経ってラストオーダーの雰囲気になったので注文したら、「もう、おうかがいしましたよね?」って言われて…。
私たちのテーブルだけ、オーダーを聞かれていなかったんです。でも店員さんの後ろで、怖そうな男性店員さんが「お前オーダー取ったよな?」って確認していて。もし私たちが「取ってない」って言ったら、この店員さんはどうなっちゃうんだろう…と心配になって、ガーリックライスは諦めました(苦笑)。
眞島秀和「万が一その瞬間が訪れたら…」舞台で“怖いこと”とは?
――眞島さんはプライベートで“悲劇”なことはありましたか?
眞島:大した悲劇ではないですけど…家でお蕎麦やうどんを、つけ汁につけて食べるのが好きなんですけど、一味をかけるのも大好きで。たまに、一味がドバッと一気に出るときがあって…ちょっとキツかったな(苦笑)。
吉高:かわいそう…。
眞島:特に辛い一味だったので、味が変わってしまって。
――お2人とも、食べ物のお話が好きなのですね。
吉高:食べるために働いてます(笑)。
眞島:僕もです(笑)。
――もし共演者のみなさんで食事へ行くなら、どんなお店へ行きたいですか?
吉高:焼き鳥屋さん!みんなで“コの字”になって串を食べたい。
眞島:いや〜いいですねぇ。
吉高:イメージなのですが、舞台の役者さんが行く焼き鳥屋さんって、煙モクモク系じゃないですか?ダクトが最高級の、イケてるおしゃれな焼き鳥屋さんじゃなくて、畳の小上がりの…みたいな。
眞島:そんなことないですよ!モクモク系のお店だけではないです(笑)。
――稽古前に準備しておきたいことはありますか?
吉高:舞台が始まったら毎日稽古で、そのまま本番まで一気に行くと思うので、今のうちに遊んでおこうと思います(笑)。「もう休みはいらない!」っていうくらい遊んでおきたい。
眞島:ははは。確かにそうだなと思いつつ、僕は軽く体力作りもしておこうかな。
吉高:やっぱり舞台って、体力いるんですか?
眞島:いや、吉高さんはまだ若いから(笑)。
――体調管理の秘訣があれば教えてください。
吉高:よく食べてよく寝る!ですかね。あとは、以前舞台に出演したときは、加湿器を使っていました。はちみつ入りの食べ物を勧めてもらったり、ヨガマットでストレッチしたり。そういうのは全然してこなかったので「舞台って、みんなこんな喉に気を使うんだ!」って知りました。
眞島:僕は、最近は、食べ過ぎないほうが健康的だなと思っていて。食べ過ぎると逆に弱る。今回は特に公演期間が長いので気をつけようと思っています。
年齢的になのか、前より食事の量もだいぶ減ってきましたし。そういう状態で食べ過ぎると、調子が悪くなっちゃうんですよね。
吉高:怖いですよね、舞台って。途中で“腹ピー”したら終わるじゃないですか。「ちょっと待って、もう間に合わない!」ってできない(笑)。
眞島:「ちょっとトイレ!」って言えないからね。もう、トイレに行きたい感覚を忘れるか、いっそのこと気づかないほうがいい。でも万が一そういう瞬間が訪れたら言ってね!
吉高:助け合いですね。食べ過ぎには注意しましょう!
撮影:今井裕治
ヘアメイク:渕直志(kief/眞島秀和)、RYO(吉高由里子)
スタイリスト:momo(眞島秀和)、藤本大輔(tas/吉高由里子)
衣装協力(吉高由里子):
Y.M.Walts(MARVIN&SONS/03-6276-9433)
CHARLOTTE CHESNAIS(EDSTROM OFFICE/03-6427-5901)
DIANA(ダイアナ 銀座本店/03-3573-4005)
<M&Oplaysプロデュース「クランク・イン!」公演概要>
作・演出:岩松了
出演:眞島秀和、吉高由里子、伊勢志摩、富山えり子、石橋穂乃香、秋山菜津子
【東京公演】10月7日(金)~30日(日)/本多劇場
【静岡公演】11月2日(水)~3日(木・祝)/三島市民文化会館 大ホール
【大阪公演】11月11日(金)~13日(日)/梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
【愛知公演】11月19日(土)~20日(日)/ウインクあいち 大ホール
最新情報は、M&Oplaysプロデュース「クランク・イン!」公式サイトまで。
<試写室>『バントマン』藤堂さん(平原テツ)は“良いところ”がない!のが良いところ!!!これぞ本作の愛すべきアイデンティティ
2024年11月23日 |
07:00
【毎週更新】松本若菜主演!木10ドラマ『わたしの宝物』あらすじ完全版まとめ
2024年11月21日 |
23:19
「栞の父親は誰?」宏樹(田中圭)の問いに答えられない美羽(松本若菜)が隠し持つ“覚悟”<『わたしの宝物』第6話完全版>
2024年11月21日 |
23:00
「まじくそ!」「お前のせい」美羽(松本若菜)らをかき乱す真琴(恒松祐里)にSNS絶叫『わたしの宝物』
2024年11月21日 |
22:56
家を追い出された美羽(松本若菜)一方、宏樹(田中圭)は仕事を通し冬月(深澤辰哉)の人柄を知っていく『わたしの宝物』第7話予告
2024年11月21日 |
22:54
【毎週更新】反町隆史&杉野遥亮W主演!火9ドラマ『オクラ~迷宮入り事件捜査~』あらすじ完全版まとめ
2024年11月21日 |
19:00