幻の表紙候補カットも公開！宮司愛海アナ語る初フォトブック撮影裏側「実は内緒で…」

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フジテレビ宮司愛海アナウンサーの初フォトブック「S-PARK 特別編集 宮司愛海フォトブック まっすぐ」（講談社）が、1月29日（水）の発売からわずか4日で重版が決まり話題になっている。

フジテレビュー!!では、宮司アナに緊急取材。アナウンサー仲間の反応から、今まで語られることのなかった撮影秘話に迫った。実は…最後の最後まで迷ったという表紙候補になったカットも明らかに！

――まず、このフォトブックのオファーが来たときの率直な感想は？

宮司アナ（以下、宮司）：私でいいのか？と思いました。写真も多いと聞いていましたし、前例もあまりないので、想像もつかなくて。そもそも売れるのか？心配でした。でも、日頃から「運と縁」を大事にしているので、そういうタイミングなのかな？とも思い、できることは全部チャレンジしたほうがいいのかな、やってみよう、と決めました。

――アナウンサー仲間たちは何と言っていますか？

宮司：皆さん「かわいいね！」と言ってもらえて嬉しかったです。一人一人が思うベストのカットを教えてくれて（笑）。酒主アナが選んだのは、最後まで表紙にしようか迷った1枚でして…お目が高い！と思いました。

（※表紙候補になった最後の1枚については、後ほどたっぷり！）

――早速重版が決まりましたが、いかがですか？

宮司：率直な感想は「ほっとした」です。発売初日に書店に行ってみたのですがそこには置いていなくて（笑）。少し落ち込んでしまったというか「本当に全然売れなかったらどうしよう」と不安になっていたので……。買っていただいた方には感謝の気持ちしかありません。本当にうれしいです。

このフォトブックは、合計123枚にも及ぶ撮り下ろしカットが収められているだけでなく、 本人提供のオフショット写真も満載だ。さらに宮司アナの仕事への思い、そして意外と知られていない性格についても語られている。その中で明かされたのが、宮司アナがとても“負けず嫌い”だということ。

――ご自分の性格を“負けず嫌い”と語っていますが、この本を作る上でもそのキャラクターが生かされました？

宮司：フォトブックの構成は、ほぼ全部に関わらせていただいたのですが、その中でも一番こだわったのが、『S-PARK』の中村光宏アナと鈴木唯アナと黒瀬翔生アナと4人で語り尽くすキャスター対談でした。ページ数の問題があるとのことでしたが、編集の方に「これは譲れません！」と（笑）。番組のことも知ってもらいたかったですし、何よりも4人揃うことはなかなかないので貴重なページになりました。土曜日の夜、スポーツ局の会議室に集まって2時間近くやっていました。まとめていただくのは大変だったと思いますが、ぜひ読んでいただきたいページです。

そして今回、フジテレビュー!!編集部内の女性陣が注目したのは、アナウンサーらしからぬ“女優カット”の数々。いつも笑顔！なイメージの宮司アナっぽくないドキッとする表情はどうやって作られたのかー？

――このグレーのワンピースのカットは、どういうイメージで何を思って撮影したのですか？

宮司：自宅風なシチュエーションということで（笑）。とにかく現場はカメラさん、メイクさん、ライターさん、『S-PARK』のスタッフまでたくさんいて、すごく恥ずかしいんですよ。“早く終わってほしいー”と思っていました。さらに編集の皆さんからは「宮司さんは笑顔が多すぎて、もっと素に近い表情があった方がいい」と言われて、できるだけ笑わないよう“頑張らない”ことを意識した写真です。緊張すると余計に笑ってしまうんです、職業病ですね。

宮司：ちなみに、このワンピースは背中がざっくり開いているデザインなのですが、実はサーフィンのページを撮影した後だったので、よく見ると背中が日焼けして赤くなっているんですよ（笑）

――このカットはさらに女優さんっぽいと思いました！難しかったですか？

宮司：難しい、というかメイクさんが髪の毛をくしゃくしゃっとしてくれるなど、もはや自分じゃ何をされているのかわからなくて…出来上がってみたらびっくり、意外と大げさに写っていないものだな、と（笑）。

カメラマンさんからはよく「前向きな孤独を表現してください」と言われました。文学的なオーダーですよね？でも自分の中にある潜在的な意識や葛藤、例えばアナウンサーとして様々な現場で矢面に立つことも多いので、誰にも言えない抱えていることなども考えてのぞみました。“前向きな孤独”が表情に現れているといいのですが。

――一方で、表紙のカットは笑顔が印象的ですね？

宮司：実は…この表紙を選ぶのに、かなりの時間がかかってしまいました。最初は、十数パターンの中から選ぼうということになり、3パターンまで絞ったのですが、その先がなかなか決められなくて。「他にもあるのではないか？」と気になり出して、本当はいけないと思いつつ、内緒でデザイナーさんに連絡して「もう一度全部の写真を見せていただいていいですか？」って。デザイナーさんの事務所に伺って、数万枚は見たと思います。とんでもない数でした（笑）

――真面目すぎますね！それで納得したのですか？

宮司：何かを決めるときにいろんな選択肢を吟味しないと気が済まないんです。でも結局は最初に絞った候補に戻りました（笑）。皆さんが「いいね」と言ってくださったのを信じるべきなんですよね。中のページに入っているこのカットを表紙にすべきか最後まで悩みましたが。

――全く違う２枚ですね？

宮司：書店で手にしていただいた時に「宮司愛海だ」って思ってくださるのは、こっちの笑顔のカットかな、と。いい意味でたくさん迷走しました！

フォトブックの中には他にも様々な現場で奮闘する姿や、オフィスでのキュートなカットなども満載だ。なぜアナウンサーになったのか？など素顔に迫るロングインタビュー、そして、本人こだわりのキャスター対談や『S-PARK』の制作現場の裏側まで読み応えたっぷりの１冊になっている。そうそう、宮司流メイクのコツもへぇ〜！が詰まっていた。

――これからこのフォトブックを手にする皆さんへメッセージを

宮司：写真も多いですし、それを見ていただくのも嬉しいのですが、取材の裏側や仕事へのプライドもぎゅっと詰まっているので番組を見ていただく時に「こういう人がやっているんだ！」と思っていただければ嬉しいです。とにかく構想から１年近くかかった力作になっています！

「S-PARK特別編集　宮司愛海フォトブック　まっすぐ」（講談社刊）
　撮影・三瓶康友　　（本体価格：2,200円＋税）