『フランケンシュタイン』の舞台裏で、料理男子が急増！チャーシュー1㎏を作ったのは？

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あす１月8日に初日を迎えるミュージカル「フランケンシュタイン」の公開稽古と会見が7日、日生劇場で行われ、中川晃教、柿澤勇人、加藤和樹、小西遼生が出席した。

同作は誰もが知る名著「フランケンシュタイン」を、大胆なストーリー解釈とメロディアスな音楽でミュージカル化した韓国発の作品で、メインキャストの全員が一人二役で出演。日本では2017年に初めて上演され、3年の時を経て初演時のメインキャストが再集結した。

ビクター・フランケンシュタインとジャックを演じる中川は、「この作品は3年前に幕を開けています。稽古は、初演で経験した実感を深めていくことのできる充実した稽古場でした」と説明。

続けて、「お客様に物語の素晴らしさを観ていただきたいという気持ちが増しているのと同時に、2人のビクター、そして、2人のアンリがいます。ここを観なきゃもったいので、二つの魅力、二つの面白さをぜひ体感していただきたい」とアピール。

同じく、ビクターとジャック役の柿澤は「3年前、一生懸命に突っ走り、初演ならではのエネルギーがあったので、皆でなんとかやり遂げることができました」といい、「再演するにあたり、やるべきことは全部やってきたので、後はステージで表現するだけ」と力を込めた。

アンリ・デュプレと怪物に扮する加藤は「今、カッキー（柿澤）も言いましたが、初演はとにかくがむしゃらに突っ走った公演だった」と振り返り、「今回は僕らが演じた初演をベースに、一つ一つのシーンをより深め、無駄なものをそぎ落として、より見やすい、よりお客様が夢中になれるミュージカルになったんじゃないか。2020年一発目の作品なので、我々も全身全霊で取り組んでいきたい」と熱っぽく話した。

同じく、アンリと怪物役の小西は「みんな３年前のことを結構覚えてるんですけど、僕は全然思い出せないんですよ」と苦笑し、「新たに稽古をやってみて、魂と記憶が抜けていくぐらい全身全霊でやる作品なんだということを思い出しました。間違いなく皆さんの心に衝撃を与える作品になると思いますので、1年の始まりに大きく心を動かしていただければ」とそれぞれ本番への意気込みを語った。

そして、中川が「僕個人の思いですけど、2020年、挑戦を忘れずにという課題を一つ持ちました」と明かし、リポーターから具体的な内容を問われると「この現場は料理男子がめちゃくちゃ多いんです。僕は健康管理を目的にカレーをつくってるんですけど、今年は料理を頑張りたい」とコメント。

その流れでそれぞれの得意料理に話がおよぶと、加藤は「二郎系ラーメン」、柿澤は「料理ができなくて食べる専門なので、バナナジュース。毎日ミキサーで牛乳と割ってます」と変化球な返答。

小西は「外で食べると栄養のバランスが偏るので、最近はブロッコリーを茹でたり、できるだけ糖質のないものを作っている」と言いながらも、「和樹がとてもおいしいチャーシューを1㎏作ってくれたんです。それでチャーシュー丼を作ってしまって、バランスもクソもない。チャーシューをむさぼり食べました」と複雑な表情を浮かべた。

さらに、加藤が柿澤について“カレー男子”であることを明かすと、柿澤は「カレーを食べてれば健康になりそうなイメージなので。毎日カレーでもいいくらい」と独自の“カレー健康説”を主張。

最後に中川は、「僕たちが3年の時を重ねてきたものを、悲哀の物語の中で表現する人間ドラマです。昨今、いろんなミュージカルが話題になっていますが、その中でこの『フランケンシュタイン』という作品が日生劇場で幕を開ける。作品に携わる一俳優としても、このミュージカルをこれから届けていく一人の人間としても、気持ちを新たにもってお客様をお迎えしたい」と大作に挑む心境をにじませていた。

公演は2020年1月8日（水）～30日(木)に東京で行われた後、愛知・2月14日（金）～16日（日）、大阪・2月20日（木）～24日（月）でも上演される。