宇都宮・浜松の“2強イメージ”が根強い餃子で、昨年、宮崎市が初の購入金額で日本1位に。その立役者である「宮崎市ぎょうざ協議会」会長の渡辺愛香さんに密着しました。

渡辺さんは、2020年の上半期・宮崎が1位になったことがきっかけで、「再び日本一を目指すために」と協議会を立ち上げ。

2連覇を目指し、もっちりした食感の皮に、地元で採れた野菜や肉をふんだんに使って作られる宮崎餃子に全霊を捧げます。

番組では、渡辺さんの宮崎餃子へのこだわりや思いに迫りました。

そして8月、2022年の上半期ランキングが発表された中、宮崎市の順位は…。「宮崎市ぎょうざ協議会」会長の渡辺愛香さんの“セブンルール”とは?

<『セブンルール』の関連記事>

ルール①:月1回は餃子イベントを行う

宮崎市では、餃子を持ち帰り、自宅で食べることが定番となっているそうで、そのために渡辺さんは月に1度は欠かさずに、餃子のイベントを開催します。

彼女は「お客さんの意識の中で少しでも餃子のことを思ってほしい」という期待を込めており、「餃子=お祭り」といったイメージを描いているそうです。

スタジオでは、宮崎餃子の盛り上がりについて、ゲストの宮崎県小林市出身の蛙亭・イワクラさんが、「『すごい、餃子が1位』と宮崎の人は、これで沸いている」と明かしました。

蛙亭・イワクラ

ルール②:通話履歴をスクショしてメモを残す

渡辺さんのもとには、取材やイベントへの出店依頼などの電話が相次ぎます。

通話を終えると、メモをとる代わりにその通話履歴をスクリーンショットで残し、話した約束なども書き加えます。

1日の終わりには、事務所でそのスクリーンショットを見返しながら、メールの返信などを行い、処理が終わったら削除するそうです。

ルール③:素材はオール宮崎産

渡辺さんは、ぎょうざ協議会の会長を務める一方、行列のできるラーメン・餃子の専門店「屋台骨」で取締役も務めています。

父親が地元で営んでいた人気のラーメン屋さんを渡辺さんが引き継ぎ、そこで餃子事業を拡大させてきました。

そんな餃子に使われる野菜と肉は、農生産者への思いから、オール宮崎の地元産。

形が整っていない野菜でも、餃子用に刻んでしまえば問題なく使えるため、うまく消費できるという「餃子のメリット」も生かしています。

ルール④:毎朝社長と餃子を食べる

渡辺さんは、お店や他店に出している餃子の品質管理のために毎朝、「屋台骨」の社長・田中さんと一緒に餃子を食べます。

試作段階の餃子を食べ、「具の落ちが悪い。こっちはバランスが悪い」(田中さん)、「ジュワジュワがすごい」(渡辺さん)と率直に意見を言い合うなど、宮崎餃子を盛り上げるために決して妥協はしません。

ルール⑤:月に1回 自宅で父に店の味を作る

認知症を発症し、お店を辞めた父親の栄さんとは、「屋台骨」の倉庫の1階で2世帯同居中。

昼時に両親と食卓を囲む際、渡辺さんは月に1度、栄さんが好きなラーメンを作ります。

お店で食べているような感覚を味わってもらうために、どんぶりや調理法で“父の味”を再現。

そこには、父親のお店で出していた餃子を基準にして作った宮崎餃子が、宮崎を盛り上げる1つの要素になっていることを伝えたい、という娘からの感謝が込められているそうです。

スタジオでは、父から受けた影響の話題になり、本谷有希子さんが「あるんでしょうね、小さい頃から私は父似、妹は母似と言われてたので、ずっと『似たくない』と言い続けてて」と告白すると、YOUさんが「同族嫌悪ですよ」とあいづち。

本谷さんは「(父が)変わってるんですよ」と続けると、YOUさんに「(本谷さんも)変わってますよ」と返されていました。

本谷有希子
YOU

ルール⑥:休日は家族で生い立ちビデオを観る

休日には、夫と2人の子どもたち(長女・瑠奈さん、長男・莉央くん)と夕食をとります。

家族揃って夕食がとれるのは、休日のみという渡辺一家。そして、休みの日には1年ごとにまとめられた家族の生い立ちDVDを見ます。

このときだけは、思春期真っ只中の子どもたちも喧嘩をしないそうで、渡辺さんは「家族にとっていい時間の使い方」と語りました。

ルール⑦:1位を目指す

この日は、渡辺さんが待ちに待った、家計調査で2022年の餃子の支出金額の順位が発表される日。

結果は、3位・浜松市(1875円)、2位・宮崎市(1969円)、1位・宇都宮市(2019円)と、惜しくも1位を逃しました。

これを受け、渡辺さんは涙を流し「負けず嫌いなのでやっぱり1位が良かった。子どもたちにもいつも「できるかできないかは別として、1位は目指しなさい」って言うんですけど、それは自分にも言っている感じで。やっぱり1位がいい」と悔しさを滲ませました。

そして「宮崎の底力を見せていきたいなって。緊張感を切らさず、あと半年走り続けていい結果がとれるように、さらに頑張ろうかな」と意気込みました。

スタジオでは、ランキングの結果を受けて、長濱ねるさんが「1位と2位の差が大きいんですね」、尾崎世界観さんは「(今後)違う県が入ってくる可能性もありますね」と興味を示しました。

長濱ねる
尾崎世界観

『セブンルール』は、TVerで見逃し配信中(無料)!

“今の時代のリーダー”関西大学応援団団長に密着

10月18日(火)の放送では、関西大学応援団団長・鈴木れな穂に密着。

歴史ある伝統校の100代目団長である彼女は現在、吹奏楽部やバトン・チアリーダー部を含め、総勢160人を率いています。応援団といえば、激しい指導に厳しい上下関係がイメージされる体育会系。しかし、彼女が団長として大切にしていることは、団員1人1人とコミュニケーションをとり、今の時代にあった指導。

今年開催されたビッグイベント「100周年記念祭」にも密着。羽織はかまや学ランをさっそうと身に着け、足元は夏でも冬でも素足。精錬たくましい姿で腹から声を張り上げ全身全霊で応援します。

伝統を受け継ぎながらも、会話を重視し仲間に寄り添う今の時代のリーダー、関西大学応援団・団長 鈴木れな穂さんの7つのルールとは?

番組公式HP:https://www.ktv.jp/7rules/