北川景子さんが、月9初主演を果たします。
2023年1月期の月9ドラマとして、北川景子さん主演『女神の教室~リーガル青春白書~』(読み:テミスのきょうしつ/フジテレビ)が放送されます。
ロースクールが舞台の青春群像劇
今作は、未来の法曹界を担う若者たちが通うロースクール(法科大学院)を舞台に、裁判官で実務家教員の主人公と彼女を取り巻く人々が自身の価値観をぶつけ合いながら、法曹界のあり方を問うリーガル&ロースクールエンターテインメント作品。
北川さん演じる主人公が「人を知らなければいい法律家にはなれない」をモットーに、ロースクールで「法」だけでなく「人」を学ぶ授業を展開。
“司法試験合格”という、目先のゴールばかりにとらわれるロースクールの現実に、新風を巻き起こします。
北川さんは、裁判官という法曹界のエリートながら、人間味溢(あふ)れるキャラクターを演じます。
リーガル×ヒューマン×サスペンス作品
裁判官や検察官、弁護士などの“法曹界”を目指す学生たちが通う法科大学院、通称・ロースクールが舞台となる今作。
裁判官の主人公・柊木雫(ひいらぎ・しずく/北川)が、実務家教員としてロースクールへ派遣されてきたことで物語が始まります。
青南大学法科大学院に派遣教員としてやってきた柊木は、教員の藍井仁(あおい・じん)と5人のロースクール生たちに出会います。
しかしそこで、目先の“司法試験合格”のみを目指すロースクール生の姿を目の当たりすることに。
教師側は、生徒に司法試験のノウハウを教えることにしか興味がなく、生徒たちも単位が取りやすい授業を履修しながら試験の対策になることしか求めていません。
裁判官時代は一つひとつの事案に時間をかけ、「人を知らなければいい法律家にはなれない」を信念に職務を全うしていた柊木。
そんな彼女が、日本の司法を担う生徒たちを立派な人材に育て上げるため、授業で重視したのは、“人々の行動に隠れたなぜ?”を見つめること。
生徒たちが法曹界に進み、実際の事件を扱うとき向き合うのは、法とさまざまな事情を抱えた“人間”。
だからこそ柊木は、まずは人を知ること、知ろうとすることが大切だという信念を教え込みます。
彼女は毎回、ある判例を取り上げそこに登場する人物の行動に着目。真逆の価値観を持つ藍井や生徒たちと切磋琢磨(せっさたくま)しながら、法の教科書には載っていない“気づき”を与えていきます。
ひょんなことから教鞭(きょうべん)を振るうことになった柊木による、法の教科書にはまったく載っていない「人」を知るための授業が始まります――。
さらに、単なるリーガル&ヒューマンドラマにとどまらないのが今作の見どころの一つ。
柊木たちが法と人を見つめる傍(かたわ)らでは、手に汗握るサスペンス的な展開も。しかし、それは法では罰せられない程度の嫌がらせばかりで…。
なぜ柊木とその周辺を狙った嫌がらせが起こるのでしょうか。そして、その犯人とは…!?
裁判官で法曹界のエリート街道を走っていた主人公
青南大学法科大学院の派遣教員として教壇に立つこととなった主人公の柊木雫は、豊かな感受性と気さくさで人間味溢(あふ)れる人物。
裁判官という職業柄、エリートで完璧なタイプと思われがちだが、完璧とはほど遠い。トンカツが大好物。
学生時代に父親が勤め先の町工場を解雇されたことで、原告側の家族として裁判に同席。その際に裁判官が原告一人ひとりの話に熱心に耳を傾ける姿に感銘し、自身も裁判官を志すように。
大学卒業後は、ロースクールで法律を学び、東京地裁・刑事部の裁判官として活躍していました。
学生時代の体験やロースクール時代の恩師との出会いから 、“人を知らなければいい法律家にはなれない”という信念を持ち、とことん人を知ろうとし、人と関わろうとします。
しかし、その信念があだとなり、月に30件・年に300件の裁判を受け持たなければならないなかで、効率よく案件をこなせずにいました。
そんなある日、裁判所の所長から辞令を渡され、派遣教員としてロースクールへの勤務を命じられることに。
12年ぶりに訪れたロースクールでは、かつて自身が学んだような実務に通じる授業は行われず、司法試験の合格という目先のゴールのための授業ばかり。
そんな現実に違和感を覚えた柊木は、法曹界の未来をよりよくするために人と向き合い、見つめながら“人を知るため”の授業を始めます。
北川さんは、『太陽と海の教室』(2008年)で月9枠に初めて出演すると『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』(2009年)、『月の恋人~Moon Lovers~』(2010年)と、3年連続月9出演。
今作で、『HERO』第2シリーズ(2014年)以来約8年半ぶりの月9作品出演、木曜劇場『探偵の探偵』(2015年)以来、約7年半ぶりのフジテレビ連ドラ出演となります。
今作のタイトルにも一部使用されているテミス像は目を閉じており、それは法が貧富や権力の有無に関わらず万人に等しく適用することを表しています。
そのテミス像を具現化した人物こそ、今作の主人公・柊木雫。彼女には、肩書きや見てくれは関係ありません。
「法の女神テミス」像について
ギリシャ神話に登場する女神・テミスが由来。“テミス”はギリシャ語で「安固、不動」「自然の法則」などといった意味となり、それが転じて「掟(おきて)」「法」を意味するようになったことから、法の女神と称されるように。
『女神の教室~リーガル青春白書~』は、2023年1月スタート!毎週月曜21時より、フジテレビで放送されます。
<北川景子 コメント>
――今作の出演が決まったときは、どう思いましたか?
まだ台本もできあがっていない時期にお話をいただいたのですが、野田悠介プロデューサーとは『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』(2009年)でご一緒していて、当時はお互いにまだ新米同士だったので、「えっ、あの野田さんですか?」というところから始まったんです(笑)。
最近は、フジテレビの連続ドラマにあまり出演できていなくて、約7年半ぶりになります。現場の顔ぶれも懐かしい方ばかりで、本当にどんな作品になるのか、まだ台本もないうちから楽しみでした。
――月9作品初主演となります。
フジテレビのドラマには、若いころから毎年のように出演させていただいていたので、「月9の主演は初めてなんだ!」と意外に感じました。
この伝統あるドラマ枠に、また出演させていただくことだけでもうれしいのに、主演させていただけて本当にうれしいです。
でも、野田さんや、信頼している澤田(鎌作)監督、以前から知っているスタッフの方々と一緒に作っていけるので、荷が重いとかプレッシャーを感じることはありません。
初めてご一緒するスタッフの方ばかりだったら、プレッシャーがあったかもしれませんが、今回は、やはり楽しみとうれしさしかありません!
――台本、自身の役に関する印象は?
リーガル作品は、これまでもたくさんありましたが、弁護士や裁判官、検察官を目指す人たちが通うロースクールを舞台にした作品はあまり見たことがないので、設定自体すごく新しいと思いました。
役柄についても、私が今までにあまり演じたことのない、すごく真っすぐでピュアな、人のことをいろいろな角度から捉えることができるキャラクターで、それでいて少し頼りないところもある。
生徒たちにしてみれば「この先生、大丈夫?」と、少し抜けている部分が危うく映ったらいいなと思います。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
裁判官としてのキャリアに誇りを持っていた柊木が、ロースクールに派遣されて職員になるところから始まります。
裁判官になったとはいえ、何もかもをうまくこなしてきたわけではない柊木が、さまざまなことに向き合って奮闘していく物語なので、みなさんにも共感いただけることが多いのではないでしょうか。
学生目線でいえば、夢を追いかけることの苦悩などにも共感いただけると思います。
リーガル作品ですが、ハッ!としたり、いつの間にか引き込まれたりと、気軽に見ていただける作品になればうれしいです。
コメディのような部分と、人の真髄をついているドラマ性のバランスをうまくとれるようにがんばりますので、ぜひご覧ください!
公式HP:https://www.fujitv.co.jp/themis/
公式Twitter:https://twitter.com/themis_fujitv
公式Instagram:https://www.instagram.com/themis_fujitv/