乃木坂46の久保史緒里さんが、映画初出演作で初主演を務める映画「左様なら今晩は」の完成披露舞台挨拶が行われ、久保さん、萩原利久さん、高橋明月監督が登壇しました。
原作は、漫画家・山本中学さんが、2019年に「ヤングキング」にて連載をスタートした「左様なら今晩は」。
幽霊とサラリーマンの奇妙な共同生活を描き、歪な2人のハートフルでちょっぴり切ないラブストーリーが話題となりました。
初出演となる映画で幽霊役を演じた久保さんは、「とてもびっくりしました」と振り返り、「(演じた)愛助は幽霊ではあるけれど、⼈間らしい会話を意識していきたいと思って演じていました」と語りました。
愛助と突然共同⽣活をすることになる陽平を演じた萩原さんは、本作の設定について、「ホラーというよりファンタジーで、描かれているのはごく⾃然な⽇常でした。しかも陽平は『地球のどこにでもいそうな⼈』のイメージで(笑)。原作でも2⼈のやりとりが可愛らしかったので、『そういう部分をスクリーンを通してお届けできたらな』と思っていました」とコメント。
そんな2人について、⾼橋監督は「2⼈とも⾃分の中にあるものを、スッと(お芝居に)持ってこられる俳優さんなので、そういう部分が出せるように撮影していました」と明かしました。
広島県・尾道市が舞台となった本作。
備後弁(びんごべん)を話す愛助について、久保さんは「標準語のイントネーションとのほんの些細な違いを出すのが難しくて、指導の先⽣につきっきりで教えてもらっていました」と語ると、萩原さんは「(久保さんは)本読みの段階で⽅⾔を話せていたんですよ。やっぱりすごいなぁって」と称賛しました。
また本作の設定にちなんで、「もし⾃分が幽霊と共同⽣活をするなら?」という質問が飛ぶと、萩原さんは「“お化けYouTuber”とかいいんじゃないかなって、思いつきました(笑)」とセンスある回答。
久保さんは「発想がさすがです(笑)。向いてそう!」とリアクションしました。
そんな久保さんは、「こんなことを⾔うのはあれかもしれないんですけど…」と切り出すと、「実は私、幽霊系が本当に苦⼿なんですよ…。『できることなら出てきてほしくないな』って思ってしまいます(笑)」と告⽩しました。
その発言を受け、萩原さんが「(幽霊だったら)驚かせてやりたいですよね。ちょっと塩の位置変えてみたり…」と笑うと、久保さんも「やっぱりそうなるよね」と同調しました。
公開初⽇を前に久保さんは、「ここから公開⽇を迎え、『皆さんのもとに届いていくんだな』と思うと緊張します。ただ、撮影では尾道の空気に癒され、この地だったからこそ、緊張している中でもアップを迎えられたので、皆さまにもぜひ、尾道の景⾊を楽しんでいただきたいです」と呼びかけました。
<映画「左様なら今晩は」あらすじ>
同棲していた恋人に振られた陽平(萩原利久)のもとに、突如姿を現す幽霊の愛助(久保史緒里)。
ずっと部屋に住んで陽平のことを観察していたという愛助は、「優しいふりして面倒な事から逃げているから、恋人にも逃げられた」と、いきなり上から目線でダメ出しをする。かと思いきや、生きている間に恋愛を経験しなかった愛助は、男女が“付き合う”ことに興味津々で、陽平に質問攻めの毎日。
最初は煙たがり、何とかして愛助を除霊しようとする陽平だが、人間の女の子と変わらない愛助との時間に居心地の良さを感じ始め…。
映画「左様なら今晩は」は、11月11日(金)より渋谷シネクイントほか全国ロードショー。
©️2022 山本中学・少年画報社/「左様なら今晩は」製作委員会
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