『三千円の使いかた』の出演者が発表されました。

今回発表になったのは、山崎紘菜さん、橋本淳さん、堀井新太さん、アン ミカさん、利重剛さん、森尾由美さん、中尾ミエさん。

2023年1月7日(土)スタート!の土ドラ、葵わかなさん主演『三千円の使いかた』(東海テレビ・フジテレビ系)は、姉妹、母、祖母という御厨(みくりや)家の三世代の女性たちが、それぞれ直面する人生の悩みに正面から向き合い、コツコツ節約をして貯金をし、その夢をかなえるために奮闘する姿を描きます。

原作は「読めばお金が貯まる!」と話題になり、昨年の発売開始以降、各所で話題を呼び累計68万部を突破(2022年10月12日現在)している、原田ひ香さんの人気小説。

節約や貯蓄にまつわるちょっと得するエピソードだけでなく、女性三世代の悩みがリアルに描かれ、「共感できる」と女性の支持を集めています。

たとえ家族であっても、お金に関する話は少しはばかられてしまうもの。でも、他人はどうやってお金を貯めているのか、どれくらい貯金があるのか、ちょっぴり知ってみたい気持ちがあるのも本音。

御厨家で繰り広げられる日々の何気ない生活は、共感できる出来事の連続。『三千円の使いかた』は、脈々と受け継がれるホームドラマの世界観を「お金・節約」というテーマで切り取った、ちょっと不思議なホーム“マネー”ドラマです。

<役どころ紹介>

御厨琴子(みくりや・ことこ/77)…中尾ミエ

御厨家の祖母。和彦(利重剛)の母。夫の遺産を心のよりどころに、年金で生活している。結婚当初から家計簿をつけるなど、貯蓄や節約に対する意識は高い。

中尾ミエ コメント>

琴子は前向きで元気で、77歳になっても社会の役に立ちたいと考える女性。御厨家三世代の中で一番エネルギッシュではないでしょうか。

私も、年を取ってもずっと働きたいと思っているので、琴子と似ている部分は多いですね。年齢も同じだし、台本を読むと「私の生活を覗かれてるのかな?」と思うほど。

琴子=中尾ミエなので、自分でもうれしくなっちゃうような役柄です。

御厨真帆(みくりや・まほ/29)…山崎紘菜

御厨家の長女。消防士の夫・太陽(堀井新太)と結婚し一人娘を授かる。夫の手取り25万円の給料で家賃8万8000円のアパートで暮らしている。結婚前は、証券会社勤務だった。

<山崎紘菜 コメント>

台本を読んで、「とてもあたたかい家族の話だなぁ」と感じました。真帆は、とてもしっかりしていて、目標に対してまっすぐに向かっていくエネルギーのある女性。

ただその一方で、真帆としては普通に行っていることが、周囲から「しっかりしている」と見られてしまうことへの葛藤を抱えているように思いました。

家庭や子育てに悩んでいる方々に届くように、心強い共演者のみなさまと素敵な家族を作っていけたらと思います。

御厨智子(みくりや・ともこ/77)…森尾由美

御厨家の母。バブルを経験し、結婚後は専業主婦として2人の娘を育て上げた。現在は、都内の下町で購入した一軒家で夫・和彦と暮らしている。貯金200万円弱。

<森尾由美 コメント>

原作を先に読んでいて、家族構成を始め、共感できる部分が多かったので、我が家の24歳の次女にすぐ渡しました。智子は、私と同じくバブル期をノリノリで生きてきたお母さん。若い気持ちでいたいけれど、現実との狭間で揺れ動くお年ごろです。

子どもが成長して安心した半面、今度は自分の将来が不安になって揺れ動く、意外と悩み多き年ごろなんだなと思います。

小森安生(こもり・やすお/39)…橋本淳

アルバイトをしながら世界中を放浪している男。憎めない笑顔で、琴子に近づくが…。

橋本淳 コメント>

原作と脚本を最初に読んだとき、ページがどんどんと進み、あっという間に読み終えてしまいました。
各人が抱えている悩みや価値観、それぞれ違いますが、どれも現代を生きている人が持っているもの。

私が演じる安生さんの持っている考えに、とても共感します。なかなか世の中的に声を大にして言うことのできないものですが、正直持っているというか。百人いれば百通りの考えがあるもの、そのひとつの代弁者として役をまっとうして、同じ考えをもつ視聴者の方に共感してもらえればうれしいなと思います。

井戸太陽(いど・たいよう/29)…堀井新太

真帆の夫。高校卒業後に消防士となった。その名の通り“太陽”のように明るい性格。

<堀井新太 コメント>

(出演が決まり)素直にうれしかったです。同時に、見ている方の想像を膨らますような芝居をしていこうとも思いました。自分にできる面白おかしさを役にプラスアルファし、そこで人としての深みが表現できたらと思います。

御厨家は、とても温かい家庭。そんな家庭で今のご時世にみんなが気になる、お金にまつわるお話です。このドラマを見たら、家計という観点から消費税とか円安とかに、より興味が湧いてくるんじゃないかと思います。

自分の考えた演技を、作品に落とし込んでいけるように、努力いたします。

御厨和彦(みくりや・かずひこ/59)…利重剛

御厨家の父。無口で家事は一切しない。女性ばかりの家で、何かと気を遣っているようで…。

利重剛 コメント>

僕が演じるのは、極端に無口な父で、微妙に難しく、目茶苦茶やりがいのある役です。初めてご一緒する方ばかりなので、とても新鮮な気持ちで、ワクワクしています。

「笑って、泣けて、ためになる」という、エンターテイメントの王道のようなホームドラマです。間違いなく面白いので、期待していてください!

黒船スーコ(くろふね・すーこ/年齢不詳)…アン ミカ

<アン ミカ コメント>

よく講演会をさせていただいているので、手前味噌ですが、「この役、ハマってるかも?」と(笑)。実際は、お金のことは詳しくないのですが、スーコになりきって学びながら楽しみたいと思っています!

値上げラッシュの今だからこそ、役に立ち、身が引き締まり、自分も実践できる内容がたくさん詰まっています。私も、長く使うことを考え、納得するものを選んで買いたいと、お金の使い方を考えるきっかけになりました。

家族であっても、価値観はそれぞれ。お金の使い方を通じて、自分を知るきっかけにもなると思います。あなたは、誰のタイプでしょうか?

「千円札」をモチーフにしたメインビジュアルも完成!

土ドラ『三千円の使いかた』は、2023年1月7日(土)スタート!毎週土曜23時40分より、東海テレビ・フジテレビ系で放送されます。

<ストーリー>

中学生だった美帆に、祖母の琴子はこういった。

「人は三千円の使いかたで人生が決まるよ」

「…人生が決まるってどういう意味?」

「三千円くらいのお金で買うもの、選ぶもの、三千円ですることが結局、人生を形作っていくということ」

何事にもきっちりとした祖母の言葉を胸に刻んで大きくなった美帆のはずだったが…。

就職して1年。御厨美帆は、東京・下町の実家を出て、憧れの都内のおしゃれエリアで一人暮らしをスタート。

家賃は9万8000円。学生時代から付き合っているイケメン彼氏とラブラブに過ごし、雑用だけど仕事も順調、将来のための貯蓄などには考えも及ばず、好きなもの、好きなグルメ、好きなファッションに包まれる毎日。

祖母の言葉などすっかり忘れ、社会人ライフを満喫していたのだが、あるとき、暗雲が立ち込める。

美帆の勤める会社で、最も信頼でき憧れの存在でもある先輩の街絵さんが病気で倒れ、そのまま会社を辞めることに。

胸にぽっかりと穴が開く美帆、そんな美帆をやさしく彼氏が包み込んでくれる…と思いきや、学生から社会人になり、2人の間に隙間風が。

悶々とした気持ちを抱えながら過ごす日々。「私は本当にこのままでいいのだろうか」。

悩める美帆に訪れる、ある偶然の出会い。そして美帆の人生が少しずつ変わり始めることに…。

一方御厨家では、夫の遺産1000万円をコツコツと増やし目標を達成したものの、逆に生きがいを失ってしまった祖母。

さらに、定年間際の無口な夫とギクシャクし熟年離婚も脳裏をよぎるうえ、突然病気の宣告を受けてしまう母など、女性たちが人生の岐路を迎えていた。

「私たちは、何のためにお金を稼ぎ、何のために貯蓄するのか?」。御厨家の女性たちは目の前の現実とどう向き合い、克服していくのか。

彼女たちにやってくる未来とは!?

<原田ひ香(原作)コメント>

「三千円の使いかた」は、5年も前に書いた小説で、小説を書いていたときはドラマ化なんて考えてもいなかったので、思いがけない成り行きにびっくりしています。

5年前の自分に「それ、葵わかなさん主演でドラマ化するよ」って教えてあげたいですね(笑)。

葵さんは、朝ドラの爽やかで新鮮なイメージがやはり一番大きいですが、今回はもう少し年上で、現代っ子?で、どちらかといったら現実的な美帆を、葵さんがどんなふうに演じられるかなあ、と。1日も早く見てみたいです。

私は「主婦雑誌」「節約雑誌」が大好きなので、節約やお金を通して「家族」を描けないかな、と思って書きました。節約や家計簿は、私にとっては普通のことなのですが、それを小説にしたことは、当時は結構、珍しかったのかなと思います。

「三千円の使いかた」は、お金の小説と言われることが多いですが、やはり基礎は「家族小説」なんですね。

今回のドラマ化にあたり、その「家族」がしっかりと描いていただけそうなので、とても楽しみにしています。

また、さまざまな年代の女性が出てきますので、全女性に見ていただきたいです。もちろん、男の人にも!

楽しみつつ、自分の将来にどんなことが起きるのか、どのくらいお金が必要なのか、一足先に予想したり、準備したりしてもらえたら、すごくうれしいです。