森田剛が舞台の膨大なセリフに苦戦「“サイモン来たー！”という感じ」と頭を抱える

2020年1月から上演される舞台『FORTUNE（フォーチュン）』の製作発表が行われ、 主演の森田剛と共演する吉岡里帆らキャストとともに、英国の劇作家サイモン・スティーヴンス 、演出の ショーン・ホームズ 、 美術と衣装を担当するポール・ウィルスが出席した。

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主人公の悪魔と契約をして闇へ落ちていく映画監督・フォーチュンを演じるのは、2014年にサイモン作『夜中に犬に起こった奇妙な事件』でも主演を務めた経験がある森田。英国のスタッフであるサイモン、ショーン、ポールがこの製作発表にも登壇したが、森田は「このお3人が来てくださったことに感謝していますし、幸せだなと感じています」としみじみとコメント。

そして、今作への出演が決まった時の心境を聞かれると、「前回、サイモンの戯曲をやらせてもらった時にすごく苦労したんですよね。そこに飛び込むことは勇気のいることだったけど、僕にとってもチャレンジだし、すごく刺激のある舞台なので、ぜひやりたいなと思いました」と、戸惑いはあったものの、出演を決めたことを告白した。

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今回も台本を読んだ時に、セリフの膨大さに驚いたようで、嘆く森田の横でサイモンは大爆笑。森田は「前回もそうだったんですけど、忘れちゃうんですね。“あ、これだ…”と（思い出した）。“サイモン来たー！”っていう感じで（笑）」と、ショッキングだったことを振り返りさらなる笑いを誘った。

それでも「その中には、父親だったり母親だったり、周りの人たちとのかかわりあいが描かれていて。その人たちによって自分の心が動く、愛がすごく詰まった台本だなと思ったし、これはチャレンジしたいなと思いました」と、作品の魅力も感じたとか。

また、本作は世界初上演ということもあり、「日本が初めての上演になるので、“日本が一番よかった”と言ってもらえるようにしっかりやりたいと思います」と、気合を入れた。

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フォーチュンと深くかかわっていくことになる映画プロデューサー・マギーを演じる吉岡は、「10代の時、“この仕事をやりたい”と明確に思ったのが、小劇場の学生演劇を観た時でした。その時から舞台の虜（とりこ）で。舞台は特に憧れの強いジャンル」と、念願の舞台出演となるという。

稽古は始まったばかりだが、「クリエイターの皆さんと出会って、一つ一つものを積み上げていく楽しさを感じています。それがうれしくて、楽しくて。この日が来ることを望んでずっと頑張ってきたんだなと思っています」と喜びを語った。

続けて、「意気込みは、まずは“足を引っ張らないぞ”っていう（笑）」と笑いを誘いつつ、「年齢的に若くはありますが、プロデューサーとして成功を収めている知的な女性でもあるので、自分自身がぶれないように、役にしっかり染まっていきたいと思います」と力強く宣言した。

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