「とんでもない迷惑を…」と恐縮しきりの上田竜也に、堂本光一「お互い若かった」と笑顔

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東京・帝国劇場2020年2・3月公演 『Endless SHOCK 20th Anniversary』 の製作発表記者会見が20日（水）に同劇場で行われ、演出・主演の堂本光一ほか、豪華キャストが顔をそろえた。

2000年から上演されている『SHOCK』シリーズは、2020年で上演20周年を迎え、3月30日夜公演でミュージカル単独主演1800回という偉業を達成予定。

そんな記念すべき公演に今回、KAT-TUNの上田竜也が主人公・コウイチのライバル役に抜擢され、同シリーズに17年ぶりの復帰。ヒロイン・リカ役には、2019年公演に引き続き、元AKB48・NMB48の梅田彩佳が、オーナー役には、前田美波里が扮する。

登壇した光一はまず、梅田、後輩のふぉ～ゆ～・越岡裕貴＆松崎祐介とともに劇中歌「ONE DAY」をしっとりと披露。これは劇場に駆けつけてくれた約1000名のオーディエンスにより楽しんでもらうため、光一が急遽提案したことを告白。光一のファンサービスに、会場からは大きな拍手と声援が送られた。

光一は「2020年、『SHOCK』をやらせていただきます。『SHOCK』としても20周年となります」と報告し、「今回から演出としてもクレジットされることになりました。演出は2005年からやっており、今まではジャニーさんの名前を汚してはならないという思いの中でやらせていただきましたけど、今年ジャニーさんが亡くなって、そのうえで自分も演出という肩書がついたからには、自分の責任でやらせていただければ」と、今年7月に他界したジャニー・喜多川氏の後を受け、人気シリーズの演出を手掛ける重みを明かした。

そして、物語のキーマンとなるコウイチのライバル・タツヤに扮する上田は「まさかこうして『SHOCK』に出演させていただけるとは思ってもいませんでした」と驚き、「13、4年前、KAT-TUNとしてデビューする前に出させていただいた時に自分のクソみたいなプロ意識で、光一くんにとんでもない迷惑をかけてしまい…」と申し訳なさそうに話し出すと、すかさず光一が「本当にクソ野郎だったよ」とニヤリ。

先輩のそんな発言に上田は恐縮しきりで、「本番までまだ、3ヵ月ちょいありますが、ライバル役としていいパフォーマンスができるよう、役を掘り下げていきたい」と意気込んだ。

質疑応答に入り、報道陣から以前、共演した時の思い出に関する質問が出ると、光一は「最初にエクスキューズしておきますね。お互い若かったことです」と前置き。

続けて、上田は「正直、過去のことはあまり思い出したくないんですけど、もし、自分が光一くんの立場でこんな後輩がいたとしたら、絶対ぶん殴ってると思います。その時の光一くんは20代前半だったんですが、優しく注意をしていただいて、本当に申し訳ないなって」と謝罪。

一方の光一は、「KAT-TUNって個性の強いグループだったんですよね。舞台はみんなとの協調性やステージの上で生きていくんだという感覚が大事なんですけど、彼らはそこがちょっと欠落してた。僕もまだ若くて尖っていたので、『おい、お前らよ！』って言ったことが一度、二度、三度あります。僕も年を重ねましたので、今、そんな子たちがいたら『こいつ、人生失敗するな』って思います」と、かつてのエピソードを苦笑いで振り返った。

そんな因縁の間柄だった光一と上田だが、光一は「上田が『SHOCK』をやるにあたって真面目に向かい合おうとしてると感じたのが『まずお話をさせてください』って言ってきたんです。そして、『早く稽古をさせてください。カンパニーが集まらなくても個人レッスンをやりたい』って。昔のKAT-TUNはどこへ行ったんだ！？」と上田の変化を明かし、「ライバル役というのはどこか尖ってる部分が必要ですし、すごく面白いライバル役が生まれるんじゃないかと楽しみにしてます」と期待を寄せた。

会見には他に、『SHOCK』初出演となるジャニーズJr.の椿泰我＆松井奏、パーカッション奏者の石川直が出席し、ジャニーズ Jr.からはも出演することを発表。

また、これまで演出とクレジットされていた故ジャニー・喜多川さんが、エターナル・プロデューサーとして名を刻むことも併せて発表になった。

『Endless SHOCK 20th Anniversary』は、2020年2月4日（火）～3月31日（火）まで上演。