平成の期間中(1989年1月―2019年4月)に放送された月9ドラマの視聴率トップ5を順番に紹介していく。今回は第2位の作品。
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木村拓哉と松たか子が共演したドラマと言えば…?
そう聞かれたら何作品か出てくるかもしれないが、全11話の平均視聴率が30.8%を記録し、放映当時としてはフジテレビ月曜9時枠の連続ドラマにおいて最高記録を出した“究極のラブストーリー”がある。
“ロンバケ”以来の共演で話題に
1997年10月から12月に放送された『ラブジェネレーション』。
木村と松が共演した『ロングバケーション』(1996年4月~6月)以来の共演で話題に。
広告代理店のクリエイティブ部門で働く木村演じる片桐哲平は、ある日遊びで一文無しになり、偶然出会った女性と一夜を過ごすが、手を付けずに寝てしまい、結局ホテル代も自分で払うはめに。
しかし翌朝、哲平が出社すると、突然営業への異動を命じられ、営業部へ向かうと、そこには昨夜の女性、松演じる上杉理子がいた…というところからストーリーは始まる。
このドラマからは哲平が理子に言う「ちょ待てよ!」という名セリフも誕生した。
さらに、放送後の1998年4月には、全11話の総集編に主人公とヒロインの後日談を描いた特別番組『ラブジェネレーション’98 ハッピーエンドから始めよう』が放送され、20%を超える視聴率を獲得している。
『ラブジェネレーション』が放送された1997年は、1月クールに和久井映美主演の『バージンロード』の平均視聴率が21.4%、4月クールに江口洋介主演の『ひとつ屋根の下2』は27.0%、7月クールには反町隆史、竹野内豊主演の『ビーチボーイズ』が23.7%と高視聴率ドラマが続いた年だ。
当時、プロデューサーだった小岩井宏悦は 「『まあ拓哉が映っていれば25%はあるだーね』…ですよねえ、永山監督。木村拓哉という“ミダス王の手”を徹底的に生かすため、お相手は当時無色の松たか子。平均視聴率30.8%!…まあ実質5.8%の仕事だーね」とコメントを寄せた。
(※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)
【次ページ】視聴率1位は、木村拓哉さん主演の…

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