様々な想いがよみがえる『マイ月9』の存在

「自分の結婚披露宴のキャンドルサービスの曲は『101回目のプロポーズ』の主題歌だった『SAY YES』にしたんです。いま聞いても感動します」(埼玉・50代女性)

「思い出の月9作品と言えば、『あすなろ白書』ですかね。みんな後ろから抱きしめる真似をしていましたよね。私は相手がいませんでしたが…」(神奈川・40代女性)

声をかけると、みんな楽しそうに思い出を語ってくれる展示会がフジテレビ本社屋で開催中!

その名も「開局60周年記念!フジテレビ平成月9ドラマ大ポスター展」(入場無料)だ。

平成時代の31年間に放送された月9「全122作品ポスター」がすべて飾られている。一般的な美術館や博物館と違って“私語大歓迎”のポスター展なので、様々な世代が笑顔で思い出話に花を咲かせているのも特徴と言えそうだ。

『東京ラブストーリー』、『101回目のプロポーズ』など数々のヒットドラマを生み出した「元月9プロデューサー」のフジテレビ常務取締役の大多亮は、今回のポスター展開催にあたってこんな風に語っている。

「『あの頃は楽しかった』『あの頃はつらかった』など、皆様の心の中にも様々な想いがよみがえる『マイ月9』の存在があるのではないでしょうか。そんなひとりひとりの大切な思い出を是非、改めて感じていただければ幸いです」

それでは、ここでクイズ!平成の月9ドラマには、平均視聴率27.0%を超える作品が5つある。それが何かわかるだろうか?

視聴率ベスト5は?

第5位『あすなろ白書』 平均視聴率27.0% (1993年10月11日―12月20日)

柴門ふみ原作の、行きかいすれ違う恋模様を描く青春群像ドラマ。男3人、女2人の友人グループ「あすなろ会」の面々が、初めて本当に人を愛し、苦い経験もしながら、大人への階段を上っていく姿をノスタルジックに描いている。

>>「ゴールデンでLGBTをどう描くか西島秀俊とよく相談した」

第4位『ひとつ屋根の下』 平均視聴率28.2% (1993年4月12日―6月28日)

7年前に両親を亡くして以来、バラバラに暮らしていた6人兄弟がひとつ屋根の下に集まり、離れていた時間を埋め、それぞれの悩みに時に涙し、時に笑い健気に生きる家族の物語。

>>「恋愛だけでは満足しない時代の空気を感じて…」

第3位『ロングバケーション』 平均視聴率29.5% (1996年4月15日―6月24日)

山口智子演じる落ち目のモデル、葉山南は結婚式当日に婚約者が失踪してしまい、そのルームメイトだった木村拓哉演じる冴えないピアニスト、瀬名秀俊とやむを得ず同居することになる。瀬名と南はトラブルだらけの同居生活の中で、次第にお互いがかけがえのない存在になっていく。

>>「主人公が『好き』と言わないラブストーリーを目指した」

第2位『ラブ ジェネレーション』 平均視聴率30.8% (1997年10月13日―12月22日)

混沌とした時代に生きる若者の愛を描いた作品。広告代理店のクリエイティブ部門で働く片桐哲平(木村拓哉)は、ある日遊びで一文無しになり、偶然出会った女と一夜を過ごすが、手を出せずに寝てしまい、結局ホテル代も自分で払うはめに。翌朝、出社すると突然、異動を命じられ営業部へ向かうと、そこには昨夜の女、上杉理子(松たか子)がいた…。

>>「木村拓哉を徹底的に生かすため、お相手を…」

第1位は平均視聴率34.3%を記録した名作!

第1位『HERO』 平均視聴率34.3% (2001年1月8日―3月19日)

高校中退・大検を経て司法試験をクリアした元ヤンキーの木村拓哉演じる型破りで正義感の強い検察官・久利生公平と、松たか子演じる一見生真面目だがどこかとぼけたところのある検察事務官、雨宮舞子のコンビの捜査活動を、同僚検事たちの巻き起こすコメディを交えて描かれた。 ※(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

>>「ダウンジャケットは木村拓哉のアイデア」

TOP5には、「お母さんの影響で『ひとつ屋根の下』を高校生の時に見て、私もはまった」(神奈川・20代女性)など、若い層でも思い出を語る人が多い作品が並んだ。

「フジテレビュー!!」ではポスター展と連動したシリーズ企画として、それぞれの作品についてプロデューサーのコメントなどで深堀りしていく。ぜひ、お楽しみに!