10月20日(日)14時よりフジテレビで放送する、日中共同制作第8弾『ザ・ノンフィクション ここがわたしの居場所 ~海を渡った熱血教師と教え子の涙~』(※関東ローカル)。
このたび、女優の中山美穂がナレーションを担当することが決定した。
中山がドキュメンタリーのナレーションを担当するのは初めて。中山は『ザ・ノンフィクション』における、今後の日中共同制作シリーズのナレーションすべてを担当する。
デビュー35周年 を迎え、新たなジャンルに挑戦
今年、デビュー35周年を迎えた中山は、12月には約20年ぶりとなる新曲の発売を控えるなど精力的に活動している。そんな中山がドキュメンタリーのナレーションという新たなジャンルに初挑戦。中国でインターネットを使って日本語講座を運営する49歳の日本人女性教師と教え子の中国人たちの物語のナレーションを読んだ。
先頃、都内で収録に臨んだ中山。「よろしくお願いします!」と、笑顔の中にも少し緊張も漂わせながらスタジオに入ると、プロデューサーと担当ディレクターとともに真剣なまなざしでナレーション原稿の最終チェックを行った。
中山は「このイントネーションが分からない」と単語のイントネーションも細かく確認。そしてナレーションブースへ入った中山が発した柔らかな第一声に、プロデューサーからは思わず「中山美穂だ!」との声もあがった。
およそ2時間、 初めてのドキュメンタリーのナレーション収録を終えた中山は、「めちゃくちゃ緊張しました!」と語ったが、それらを全く感じさせないほど順調な収録だった。
<中山美穂コメント>
——ドキュメンタリーのナレーションに初挑戦されましたが、終えてみて率直な感想は?
楽しかったです!
——初めてということで、緊張はされましたか?
めちゃくちゃ緊張しました!震えてました、本当に(笑)。
——初めてのナレーションはどのようなところが難しかったですか?
ナレーションなので、感情をどこまでのせたらいいのか。淡々と読まなければならないのかなとか、考えましたね。
——ナレーションを読んでいると、だんだん感情がのってくるものですか?
そうですね。歌の時のレコーディングと近いような。徐々にノってきちゃうっていう(笑)。
——収録の前に準備はされましたか?
ナレーション原稿は、3回くらい声に出して読みました。
——イントネーションにも気をつけていらっしゃいましたが?
何回も読んでいると、あれ?これどうやって言ったらいいんだろうって(笑)。普段から「出身はどこ?」って聞かれちゃうんです。なんか時々なまるらしいんですよ(笑)。自覚はないんですけど、気をつけて読まなければと思いました。
——ナレーション原稿を読んでいて、難しいところはありましたか?
“さしすせそ”が苦手なんですよ、私(笑)。だから“さ行”が続くと「ああ、きた…」と思ってしまいました。
——番組を楽しみにしているみなさんにメッセージをお願いします。
みなさんが頑張っていることがすごく伝わってくる物語です。ぜひご覧ください!
<『ザ・ノンフィクション ここがわたしの居場所 ~海を渡った熱血教師と教え子の涙~』あらすじ>
中国・長沙に、いま中国で一番人気のある日本語教師がいる。中村紀子先生、49歳。これまでの教え子は約22万人。中村先生の人気の秘訣は、インターネットを使ったライブ授業。パソコンの向こう側には、約5千人の生徒がいる。「中村先生の授業は“生きた日本語”を学ぶことができる」「人生が変わった…」と、語学学習にとどまらない魅力的な語りが、生徒たちの心を掴んでいる。
中村さんの幼い頃からの夢は「教師」になること。しかし、大学時代に挑んだ教員試験に不合格、大きな挫折を味わった彼女が選んだのは塾講師の道。だが、そこで人生を揺るがす“事件”が起きる。共に、人生の悩みを抱えていた同僚講師が自ら命を絶ったのだ。
もしかしたら自分も同じ選択をしていたかも知れない…。混乱する中村さんの目を覚ましたのは、同僚の死を悲しむ生徒たちの姿。「教え子を導くべき者が、教え子を悲しませてはいけない」。改めて教師の道を志すことを決めた中村さんは、16年前、日本語教師として、ひとり海を渡った。
中国で大人気の中村先生の授業を支えるのは、中国人スタッフたち。その中の一人が、今年3月に入社した新入社員の周さん・24歳。愛称はルンルンだ。
日本のアニメが大好きだった彼女は、独学で日本語を学び、中村先生との出会いをきっかけに、日本語を使った仕事に就くことを決めた。 しかし、ルンルンは大きな悩みを抱えていた。流暢(ちょう)な日本語を話すスタッフは皆、大学の日本語学科卒。
独学で学んだのは彼女だけで、日本語能力が圧倒的に低い。さらに両親は、娘が日本語を使った仕事をすることに反対しており、ルンルンは、家族に内緒で、逃げるように中村先生のところにやって来たのだ。そんなある日、ルンルンの元に届いた「祖母が危篤」という知らせ。彼女は、全てを打ち明けに故郷へと戻るのだが…。
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