「富士そば」が近い場所に何店舗も出店している理由とは！？

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普段、何気なく食べている卵やソバ、プリンの知っているようで知らない秘密とは？

10月16日（水）放送のフジテレビ『林修のニッポンドリル』では「アナタは知らずに食べている？食のナゾを大調査」と題して、ギャル曽根＆山口もえが食の秘密を徹底調査した。

スーパーでは常温で売られていることが多い、卵。しかし、自宅に帰ったら冷蔵庫で保存する人がほとんどのはず。よく見るとパッケージにも「冷蔵庫（10度以下）で保存」するようにという注意書きが書かれているのだが、なぜスーパーでは常温で売られているのだろうか？

聞き込みを続けると、昔は冷蔵庫に入れず常温で卵を保存していたという証言が。確かに昔の冷蔵庫には卵ポケットがないものが多かった。

ギャル曽根＆山口の 2人が、親子丼の名店「鳥つね自然洞」に向かうと、店ではクーラーの効いた部屋で保存後、調理する直前に冷蔵庫に入れていることが判明。

冷蔵した卵のほうが常温より身がしまるため、調理前に冷蔵しているそうだうが、冷蔵保存が推奨されているのは、味をよくするためだけなのかどうかはご主人も自信がないらしい。

ナゾを解き明かすために2人は養鶏所へ。すると、卵の保存温度に関するナゾの答えが明らかに！

常温保存でも約2週間、冷蔵保存すると約2ヵ月はもつという卵。しかし、スーパーで一度卵の温度を下げてしまうと、買ってから自宅に帰るまでの間に卵が汗をかいて、傷んでしまう。卵の温度変化を少なくするために、スーパーでは卵を常温で保存しているのだ。

1都3県だけで134店舗も出店している「富士そば」。多い場所では300m圏内に3店舗が集中するなど、近い場所に複数店舗が存在する人気店だが、その理由はいったい？

曽根と山口の調査によると、看板やメニューも店舗によって微妙に違うことが判明した。そこで2人が「富士そば」の本社に向かうと、1つのフロアに「富士そば」を経営する7つの別会社がひしめいていることがわかった！！

「富士そば」はもともと1つの会社だったのだが、会社を分社化して、それぞれ競わせているという。その結果、利用客が多いエリアに出店が集中することになったのだ。

実際に「かけそば」を食べ比べてみると、出汁の味が違うのはもちろん、ソバの食感も違うことが明らかに！各社でソバの仕入れ先が違うため、店舗ごとに違う味が楽しめるのだそうだ。

プリンは1パック3個セットで、ヨーグルトは1パック4個セットで売られている理由について教えてくれたのは、「プッチンプリン」でおなじみの江崎グリコのマーケティング部・柳澤香さん。

家庭では、おやつの時間に食べられることが多いプリン。1970年代の日本家庭は、4人家族が多かったのだが、平日のおやつの時間には父親は仕事中で自宅にいないという前提で、子ども2人と母親の3人分を1パックで売るのが主流になったという。

一方、ヨーグルトは朝食で食べることが想定されているので、父親も人数に数えて4個セットで売られるようになったのだ。

その他、「いちご専用スプーンが家庭から消えてしまったナゾ」（理由：いちごの品種改良が進み甘くなったため、スプーンでつぶして砂糖をかける必要がなくなった）や、「とんこつラーメンが大盛りではなく替え玉のナゾ」（理由：細い麺は伸びやすいから替え玉にしている）、そして「加工されたタコがお刺身として売られているナゾ」（理由：生のタコは調理に手間がかかり、匂いや硬さが残るから）なども調査した。