『赤い霊柩車』シリーズファイナル作品が放送されます。
『山村美紗サスペンス 赤い霊柩車39 FINAL~弔の京人形~』(3月17日/フジテレビ)が放送されます。
片平なぎささん、大村崑さん、山村紅葉さん、奥貫薫さん、羽場裕一さん、石井正則さん、佐藤寛太さん、山崎裕太さん、景井ひなさん、榎木孝明さん、松下由樹さん、若林豪さん、神田正輝さんほかが出演。
“サスペンスの女王”片平なぎささんが主演を務める『赤い霊柩車』。
1992年に、第1作が放送されて以来、根強い人気を誇るシリーズです。その最新作にして、シリーズファイナルとなる第39弾。放送開始から30周年の節目を迎え、平成から令和にかけ、長きにわたって愛され続けてきた『赤い霊柩車』の歴史に、ついに幕が下ります。
主人公・石原明子(片平)が挑むのは、最後にして史上最悪の事件。そして、石原葬儀社が廃業の危機に…!?
今回も、石原明子と、明子のフィアンセ・黒沢春彦役の神田正輝さんをはじめ、狩矢警部役の若林豪さん、石原葬儀社の大村崑さん、山村紅葉さんといった、おなじみのメンバーがそろい踏み!物語に華を添えてきた大村・山村コンビの“夫婦漫才”が見られるのも、今回が最後となります。
ゲストには、京人形職人役に榎木孝明さん、明子の幼なじみ役に松下由樹さんら豪華俳優陣を迎えます。
明子が挑む最後の事件!石原葬儀社は存続の危機に…
物語の舞台は、『赤い霊柩車』おなじみの京都。出張で来た春彦といつものようにデートをしていた明子は、幼なじみの中江伊織(松下由樹)と偶然再会します。
彼女がずっと師事していた友禅下絵師・九条万葉(羽場裕一)が、「時代が変わった」という言葉を残して突如、引退してしまったため、タクシー運転手へと転職したとのこと。
そんなある日、九条が殺害されてしまいます。そこには、九条の幼なじみである西崎朱(榎木孝明)を示すと思われる「にしさき」の血文字が残されていて…。
一方、石原葬儀社では、父親の葬儀を“映える”ものにしてほしいと相談に来た依頼人を、秋山(大村)が邪険に追い払ってしまいます。すると、その動画がネットにアップされてしまい、石原葬儀社がまさかの炎上。
予約は、次々とキャンセルされてしまい、あっという間に葬儀社は存続の危機に…。 はたして、事件の真相は!?そして、石原葬儀社はどうなってしまうのでしょうか。
『山村美紗サスペンス 赤い霊柩車39 FINAL~弔の京人形~』は、3月17日(金)20時より、フジテレビで放送されます。
<片平なぎさ コメント>
――今作の見どころを教えてください。
ラストを飾るにふさわしい豪華なゲスト陣の力をお借りして、何を大切にこれからを生きていくのかを問いかける内容になっているかと思います。
また、30年引っ張り続けた明子と春彦との婚約関係の行方は…?
――『赤い霊柩車』シリーズが、30年もの長きにわたって愛されてきた理由は、どこにある思いますか?
もちろん、山村美紗先生のサスペンスファンが大勢いらっしゃることは、大きいと思います。加えて、ローソクの灯が美しい幽玄の世界で、時代とともに移り変わる葬儀の形を語る明子と、そこにちょっとコミカルな夫婦の寸劇を演じる秋山さんと良恵(山村)さん。
毎回同じパターンで始まる、冒頭のくだりに安心感と親しみを持っていただいているのかもしれませんね。
――印象深かったエピソードは?
とにかくみんな仲が良くて、いつも笑っていました。真剣なシーンで、若林豪さん演じる狩矢刑事が、植木の間から“ぬっ”と現れただけで、監督さんも含め、全員が吹き出し、笑いが止まらず、なかなかOKが出ないこともしょっちゅうで…楽しい思い出です。
――最終回を迎えるにあたり、視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
正直なところ、こんなに長く愛していただけるとは思っていませんでした。50歳を過ぎてからは、神田正輝さんと『サザエさん』になろうと決めて、みんなで年を取らない努力をしていたつもりでしたが…やはり老いには勝てませんでした(笑)。
このへんが潮時です。みなさん、今日まで支えてくださって、本当にありがとうございました。感謝です。
<あらすじ>
石原葬儀社の明子(片平なぎさ)が、京都にやってきた春彦(神田正輝)と八坂を散策していると、幼なじみの中江伊織(松下由樹)と再会する。子どものころから友禅下絵師の九条万葉(羽場裕一)に弟子入りしていたという伊織は、九条の引退とともにタクシー運転手に転職したとのことだった。
石原葬儀社では、秋山(大村崑)が、父のために“映える葬式”をしてほしいという糸谷将太(山崎裕太)と糸谷あや(景井ひな)の相談を受け入れられず、怒って追い返してしまう。受け継いだものを守っていくことの難しさに直面する明子。
そんなある日、九条が遺体で発見された。引退したはずの九条は、なぜか下絵を描いている最中に殺害されており、テーブルの上には血文字で「にしさき」というダイイングメッセージが書いてあった。警察は、九条の幼なじみで、京人形の工房を営んでいる西崎朱(榎木孝明)を連行する。
一方、石原葬儀社では、秋山が糸谷兄妹を追い払ったときの動画がインターネットにアップされてしまい、予約のキャンセルが相次いでいた。
明子が九条の葬儀を秋山に相談すると、秋山は25年前に西崎の妻・椿が亡くなったときの葬儀で、九条が西崎に「椿はお前が殺したんだ!」と激怒していたことを思い出す。
九条の葬儀は、伊織や武藤紘一(石井正則)ら、弟子たちの希望によって行われた。明子は、看護師で九条と親しかったという原口三奈代(奥貫薫)から、九条が「どうしてもやらなければならないことができた」と話していたことを聞いて不思議に思っていると、本堂がざわつき始める。
武藤が、焼香に訪れた西崎に「あなたが先生を殺したんじゃないですか?」と突っかかっていたのだ。
石原葬儀社へのインターネット上でのバッシングはやまず、ショックを受けた明子は「今までやってきたことって、もう時代に合わないのかな…」と、葬儀社をやめることを考える。
そんなとき、明子は武藤の作品として飾られていた着物の柄が、九条の遺影にあった下絵と似ていることに気がつく。
<番組概要>
『山村美紗サスペンス39 赤い霊柩車 FINAL~弔の京人形~』
放送日時:3月17日(金)20時~
出演:
片平なぎさ
大村崑
山村紅葉
奥貫薫
羽場裕一
佐藤寛太
山崎裕太
景井ひな
石井正則
松下由樹
榎木孝明
若林豪
神田正輝
ほか
原作:山村美紗「紅梅屋敷の殺人」
脚本:金井寛
編成企画:狩野雄太(フジテレビ)
プロデューサー:八木亜未(大映テレビ)
監督:本橋圭太
制作:フジテレビ
制作著作:大映テレビ株式会社
(敬称略)