上野樹里が主演を務め、法医学者と刑事という異色の父娘を描く『監察医 朝顔』の第1話に、粟野咲莉(あわの・さり)の出演が決定した。
粟野といえば、連続テレビ小説『なつぞら』で、広瀬すず演じるヒロイン・なつの幼少期を演じ、その圧倒的な演技力が話題に。そんな粟野は、今回、およそ100人によるオーディションを経て、早紀役を勝ち取った。
プロデューサーの金城綾香は「初めて会ったときに、粟野さんの目の奥に強い力を感じて、早紀を演じていただきたいとすぐに思いました。上野樹里さん演じる主人公の朝顔先生に、“あるきっかけ”を与える大切な役です。粟野咲莉ちゃんではなく、現場には“早紀ちゃん”がいました。皆様に見ていただくのが今から楽しみです」と期待を込める。
<1話あらすじ>
とある倉庫で、30代後半の女性の遺体が発見された。朝顔(上野)が、主任教授の夏目茶子(山口智子)とともに解剖を行うと、女性は溺死したのでは、との可能性が浮かび上がる。しかし、遺体があったのは倉庫。そんな中、遺体の身元が判明。遺体安置所で妻と再会した夫の明彦(辻本耕志)が遺体にすがりつく一方で、一人娘の10歳の早紀(粟野)は、母の遺体には決して会おうとしなかった…。
<粟野咲莉コメント>
Q.初の月9ドラマ出演となる本作で早紀を演じての感想を教えてください。
ちょうど私くらいの歳の早紀を演じて、早紀ちゃんと同じことが自分に起きたらと思ったら、すごく苦しくなりました。いつか出てみたいと思っていた月9ドラマで、その早紀ちゃんの気持ちがしっかり伝えられたらいいなと思って、頑張りました。
Q.主演の上野樹里さんとは初共演。上野さんとの撮影は、いかがでしたか?
上野さんのお芝居がすごくて、本番中は上野さんのお芝居が、早紀の気持ちを引っ張ってくださっていました。お芝居の気持ちを作るのが難しいシーンの時に、「外の空気吸う?」と言って誘ってくれて、「水溜まりを見ると落ち着くよ」と、優しく励ましてくださり、本番前にも私の気持ちを助けてくださいました。終わった時には「頑張ったね」とほめていただいてとても嬉しかったです。
Q.視聴者の皆さんへ見どころなど、メッセージをお願いします。
監督と上野さんが、お芝居ひとつひとつにこだわって、お話しながら作り上げていくのを間近で見て、「すごいなぁ」と思いました。 私もできるだけ早紀ちゃんになりきれるように、気持ちを考えてお芝居しました。早紀のお母さんに対する気持ちの変化に注目してもらえたら嬉しいです。