薮宏太「Hey! Say! JUMPとして、このお仕事を続けてきて良かった」

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薮宏太さん（Hey! Say! JUMP）、綺咲愛里さん、宮澤佐江さんらが、ミュージカル「シー・ラヴズ・ミー」の製作発表に登場しました（岸祐二さんは仕事の都合で欠席）。

本作は、1963年にブロードウェイで初演され、日本では1995年、1997年、1998年、そして2009年に上演された人気作品。クリスマスの香水店を舞台に繰り広げられる、キュートでロマンティックなミュージカルです。

薮さんは2009年に主人公・ジョージ役を務めており、約13年ぶりに、再びジョージを演じます。

＜【写真9枚】薮宏太主演「シー・ラヴズ・ミー」製作発表＞

薮さんは、13年前の公演を振り返りました。

「当時は、少年隊の錦織（一清）さんが演出をされ、A.B.C-Zと植草（克秀）さんも出演されていました。稽古場の近くで、東山（紀之）さんが別の仕事をされていて、最終の通し稽古に遊びにきてくださって。稽古場に、少年隊のお三方がいらっしゃる…うれしかったですけど、とてもスリリングで、めちゃめちゃ緊張しましたね」

そして、本作に出演するきっかけをくれた、ジャニー喜多川さんについても語りました。

「ミュージカル『新春 滝沢革命』を観にいかせていただいたときに、ジャニーさんに『You、こういったミュージカルがあるんだけど、やる？』と言われて、『やります！』って答えて」

「『新春 滝沢革命』には、錦織さんも出演なさっていて、ジャニーさんが『錦！薮が来てるんだけど！』と呼んだら、錦織さんが『おう、薮か！俺、演出するからよろしくな！』って。ジャニーさんから『がんばってよ』と言われたのを覚えています」と、明かしました。

本番後、ジャニーさんから「You、この作品がちゃんとできているから、もうミュージカルでやっていけるね」と言われたそうで、薮さんは「その言葉は、今でも胸に響いていますし、残っています」と、懐かしそうに話しました。

また、薮さんは、前回公演では悔しい思いもしたと告白しました。

当時、公演期間中に、Hey! Say! JUMPのコンサートツアーも行われていたそう。

「昼公演、横浜アリーナでコンサート、夜公演という生活で、ちょっと喉を枯らしてしまったんです。本番が始まって2週間くらいで『声がガサつくな、痛いな』というのがあって、それがずっと悔しかった」

それから13年、さまざまな経験を経て「人前で歌うことに、少しずつ自信がつき始めたタイミングで、このお話をいただいたので、大袈裟かもしれないですけど“集大成”みたいな部分を見せられたら」と、意気込みました。

そして薮さんは「Hey! Say! JUMPとして、このお仕事を続けてきて良かったなと思います。19歳のときは少し背伸びしていましたが、33歳になって、意識するのではなく、にじみ出る“大人”を出せていけたら」と、今回の再演をアピール。

最後に「大人になったと感じることは？」と聞かれると…。

薮さんは「Hey! Say! JUMPのメンバーはデビュー当時、みんな思春期だったので、僕が叱ったり注意したりすることが多かった。でももう、それがまったくなくなって、逆にイジられることもあって。みんなも大人になったし、僕ももう、そういう立場ではないんだなと思いました」と、感慨深そうに語りました。

ブダペストの香水店で働く青年ジョージ（薮）と新人店員アマリア（綺咲）は犬猿の仲。同僚のコダリー（岡田）、イローナ（宮澤）、シーポス（坂元）やアルパッド（竹内）らと、にぎやかな日々を送るジョージには、最愛の女性がいた。それは、文通相手。

ある日、ジョージはついに文通相手とデートをすることに。実はアマリアも、最愛のまだ見ぬ文通相手とデートをすることになっていた。しかし、ジョージは残業を言い付けられ、勢いで会社を辞めてしまう。憂鬱な気持ちで約束の店へ向かうが、そこで待っていた人物は…。