全ての画像を見る

藤原樹さん（THE RAMPAGE）が“座長デビュー”しました。

舞台「カストルとポルックス」が3月24日より東京・品川プリンスホテル ステラボールで上演されるにあたり、公開稽古と会見が同日、同劇場にて行われ、藤原さんや佐藤流司さんらが出席しました。

＜藤原樹 初主演舞台で躍動する姿を「THE RAMPAGEのメンバーに見せつけたい」＞

本作は、THE RAMPAGEのパフォーマーとしてパワフルなステージングを魅せる藤原さんの初主演作品。近未来の地下シェルターで肩を寄せ合って暮らす、ケンカに明け暮れる兄（藤原樹）と、心優しい弟（新谷聖司）の逃れられない宿命を描いた物語です。

藤原さんのほか、同じくTHE RAMPAGEから龍さんも出演。さらに、2.5次元作品を中心にカリスマ的人気を誇る佐藤さんが、原案・脚本・演出・出演と4役を務めることも話題です。

初日を迎えた感想を藤原さんは、「僕にとっても、観にきてくださるお客様にとっても、忘れることのできない最高の舞台をお届けしたいと思います。今日から10日間15公演、ハードなスケジュールですが、ケガのないよう安全第一で突っ走っていきたい」と気合い十分。

一方の佐藤さんは「昨日まで脚本家、演出家という立場で芝居をみさせてもらい、今日からは役者といういつも通りの立場に戻って、皆と一緒に本番に立ちます。昨日、場当たりのときにとあるシーンで勝利を確信しました。相当面白い作品になっていると自負しておりますので、期待していただければ」と自信をのぞかせました。

そんな佐藤さんの演出家としての顔に、藤原さんは「以前、映画でちょっとだけ一緒になったんですけど、そのときはあまり話す機会がなかったんです。今回、一緒にごはんに行かせてもらって、見た目はちょっと怖いイメージなんですけど、実は気さくな方で。でも、稽古に入るとアドバイスも的確ですし、場を引き締めてくださって、こんな演出家はいないと思いました」とコメント。

藤原さんの発言をうけ、佐藤さんは「このキャストと信頼のおけるスタッフさんがいて、何を書いても面白くなると思うんですよ。マジで面白いのできちゃったなって。わかりやすいストーリーですし、絶対に楽しかったと思っていただけるような話。知育菓子の『ねるねるねるね』的なものだと思ってもらえれば」と独特の表現でアピールしました。

キャスティングに話がおよぶと、佐藤さんは「現実的な話をすると、まったくお芝居の経験がない人と、演出家・脚本家の経験がない者同士でつくり上げていくのは不可能だと思ったので、まず経験があるということが一つ。そして、意思の疎通がしやすい方のほうがスムーズに進行すると判断したうえでのキャスティングです」。

さらに、「主演って華がないとダメで、樹くんはルックス含め、華がある方。ドンと中心にいたら間違いなくサマになりますし、自分が描きたかった役柄にもピッタリだと思って、オファーさせていただきました」と説明しました。

最後に本番への意気込みを問われると、藤原さんは「このメンバーで稽古をしてきて、あとは本番の舞台に立つだけ。僕ら自身も楽しみながら、これから先の活動の励みになるように全力で頑張りたい。何度観ても楽しめる作品です」とメッセージ。

佐藤さんは「どういう話にしようかと企画を考え始めたのが昨年の3月で、7月ぐらいから本格的に脚本を執筆し始め、1ヵ月の稽古期間を経て本日に至ります。半年近く、書いては消して、また書いては消し手を繰り返し、だいぶ手のかかる子でした」。

続けて、「間違いなくいえるのは、これをドラマでも映画でもなく、舞台でやるからこそ意味があると実感していただける作品だということ。劇場に来て、役者の熱や舞台ならではの美しさを肌で感じていただければ」と呼びかけました。