新人賞に目黒蓮が選出！「橋田賞」受賞は『silent』づくし「人生の経験を、また一つ増やすことができた」

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5月10日、「第31回 橋田賞」の授賞式が行われ、受賞者の小池栄子さん、長澤まさみさん、目黒蓮（Snow Man）さん、伊藤沙莉さんらが登壇しました。

「橋田賞」は、脚本家・橋田壽賀子さんが設立した、橋田文化財団が放送文化における創作活動などを表彰するもの。

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「橋田賞」を受賞したのは、木曜劇場『silent』（フジテレビ）。

本作は、川口春奈さん演じる主人公の青羽紬（あおば・つむぎ）がかつて本気で愛した恋人である目黒さん演じる佐倉想（さくら・そう）と、音のない世界で“出会い直す”という、切なくも温かいラブストーリーを描く完全オリジナル作品。

ステージには、番組を代表して、村瀬健プロデューサー（以下、村瀬P）が登壇しました。

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村瀬Pは、「エンタメ全体に向けたこの賞ではありますが、テレビドラマの作品として、この『橋田賞』をいただくことは、ドラマを作る人間にとってはすごく大きなことで、非常にうれしく誇りに思います」と感謝。

「『silent』は地味で静かなドラマでした。素晴らしい役者さんたちにご出演いただき、人を好きになるという気持ちを11話をかけて描きました。橋田先生の冠のある賞をいただけて、『このようなドラマを制作してよかった』と心の底から思っています」と。

また、「このドラマは特に、若いスタッフに集まっていただき、目の見えない方、耳の聞こえない方にも楽しんでいただくために、解説放送、字幕放送などにも力を入れました。本当に多くの方に力を貸していただき、みんなが優しい気持ちで丁寧に作った作品でした。それが多くの方の心に響き、最終的に、この賞をいただけたことがうれしいです。みんなで獲った賞だと思います」と語りました。

「橋田賞新人賞」には、目黒さんと、『silent』の脚本家である生方美久さんが選出されました。

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『silent』、『舞い上がれ！』（NHK）での演技が評価された目黒さんは、「この度はこのような名誉ある賞をいただけてうれしく思います」と感謝。

続けて、「初めて出演させていただいた朝ドラ『舞い上がれ！』という作品は、たくさんの初めての経験を体験しました。そして、『silent』では、皆さんの心を動かすことができた作品だったと思いますし、僕自身も心を動かされた一人です。あの世界の中で、佐倉想という役を演じることができて、本当に光栄でした」。

「手話という言語を使った役だったので、セリフを覚えるだけでなく、自分と相手の手話を覚えたりと毎日いっぱいいっぱいでした。それでも、そうやって作り上げた作品で、『感動したよ』『影響されています』と言っていただけて、そしてこのような賞をいただけて、本当によかったです。今日も人生の経験を、また一つ増やすことができてうれしいです」とほほ笑みました。

最後に司会者から、YouTubeでのライブ配信を見ている視聴者にメッセージを求められると、ハニカミながら「最後まで見てね」と手を振りました。

また、同じく「橋田賞新人賞」に選ばれた生方さんは、「今回が脚本家としてのデビュー作です。それまではシナリオのコンクールに出品をして、『誰か拾ってくれないかな』と思いながら、ひたすら脚本を書く生活をしていました」と回想。

「今回華やかな形でデビューすることができましたが、フジテレビの木曜劇場という枠は、歴史が長く、素晴らしい作品を輩出しているんです。プレッシャーと不安が勝っていきました」。

「ただ、私が不安に思う以上に、新人が書く脚本についていく、スタッフやキャストの方の方が不安だったんだろうな、と解放された今は思っています。橋田寿賀子先生のお名前がついている賞をいただけることは、脚本家としてはありがたいことで、この賞に恥じないように書き続けていきたい」と意気込みました。

【橋田賞】

■『silent』村瀬健プロデューサー（フジテレビ）

■『プレバト!!』総合演出：水野雅之 チーフプロデューサー：上野大介（毎日放送）

■小池栄子（俳優）

■長澤まさみ（俳優）

【橋田賞新人賞】

■目黒蓮（俳優）

■伊藤沙莉（俳優）

■生方美久（脚本家）

【橋田賞新人脚本賞】

■長島清美（脚本家）

【野村昭子賞】

■いまむらいづみ（俳優）

【橋田賞特別賞】

■草笛光子（俳優）

■加山雄三（俳優）