生田斗真さんが主演を務める、映画「渇水」の公開初日舞台挨拶が6月2日に行われ、生田さん、門脇麦さん、磯村勇斗さん、山﨑七海さん、柚穂さん、髙橋正弥監督、企画プロデュース・白石和彌さんが登壇しました。
この作品は、第70回文學界新人賞を受賞し、第103回芥川賞候補となり注目を浴びた河林満さんの同名小説を実写映画化。
心の渇きにもがく水道局職員の男が、幼い姉妹との交流を通して生きる希望を取り戻していく姿を描く人間ドラマです。
生田斗真の演技に太鼓判!「目力に射抜かれた」(髙橋監督)
「劇中で最も好きなシーン」を聞かれた⽣⽥さんは「⽔のないプールの中で、シンクロナイズドスイミングごっこの遊びをしているシーンがすごく輝いて⾒えて、今でも鮮明に覚えています」とコメント。
「本当に輝く⽔が⾒えるような気がして、2⼈(山﨑、柚穂)の煌びやかさが際⽴っていたシーンでした」と紹介しました。
髙橋監督は、生田さんがあげたシーンについて「この映画の姉妹としての出だしでもあったので、とてもうまくはまったなと感じたシーンでした」と振り返りました。
⾨脇さんは「⽣⽥さん演じる岩切の感情が決壊した瞬間がグッときましたね」と回答。「⾃分の感情に蓋をして⾒ないようにしてきて、でも姉妹と出会ってダムの壁が壊れたみたいな。すごい印象に残ってます」と話しました。
これに、⽣⽥さんは「岩切は、普段の⽣活や嫌なことを何も感じないように⽣きてきた。とても⼤切にしていたシーンだったので嬉しいですね」と笑顔。
続いての質問で、出演者の「ここがすごい!」というポイントを聞かれた髙橋監督は、⽣⽥さんについて「⽬の⼒にすごく射抜かれていて、岩切は⽣⽥さんに演じてほしいと思っていた」と回顧。
「最後の爆発する芝居の時に、⼀番いい⽬をしてくれましたし、この映画の冒頭から段々⽬が死んだように疲れていく様を表現してくれて、感銘を受けて、⽣⽥さんで良かったなという思いです」と演技を絶賛しました。
最後に、⽣⽥さんは「原作は、30年以上も前の作品ですが、この時代にこのメンバーで届けられたことを嬉しく思っております」と挨拶。
「この映画を、⻑い⼈⽣ですけど、⼤切にしていきたいと思います」と締めくくりました。
映画「渇水」は、公開中。
配給:KADOKAWA
©︎「渇水」製作委員会 2023
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