堤礼実フジテレビアナウンサーと海老原優香フジテレビアナウンサーが、仕事での悩みを明かしました。

<【写真10枚】この記事の写真を見る>
<【後編】堤礼実アナ×海老原優香アナ 美の秘訣は?「パックで肌ケア」「週2回ジム」>

放送5年目を迎えた、夜のニュース番組『Live News α』(フジテレビ)。働く人の役に立ち、ステップアップにつながるようなニュースを、コンパクトに伝える報道番組です。

2023年4月より、月曜~木曜のメインキャスターを堤アナが、金曜のメインキャスターを海老原アナが務めています。視聴者からは、ニュースの分かりやすさはもちろん、「1日の終わりに、2人の笑顔に癒される」といった声もあり、話題になっています。

そこで、フジテレビュー!!は堤アナ(2016年入社)と海老原アナ(2017年入社)にインタビュー。

前半では、メインキャスター就任後の手応え、オンエアが終わった帰宅後の過ごし方などを聞きました。

左から)海老原優香アナ、堤礼実アナ

堤礼実アナ「まだまだ、反省点のほうが多い」

――メインキャスター就任から3ヵ月が経ちましたが、手応えはいかがですか?

堤:まだまだ、反省点のほうが多いです。反省の積み重ねが、いつか手応えに変わったらいいなと思いながら、模索している日々です。

毎日、テレビや新聞、ニュースアプリなどを使って、その日に起こったことや、今後起きそうな出来事を調べるようになりましたが、これももう習慣化しました。まずは各社のニュースにひと通り目を通し、深堀りされている記事や、気になるものを、さらに読んでいます。この成果を、番組でもっと活かせるようにしたいです。

――海老原アナは、2022年4月から同番組のスポーツキャスターを務め、今年から水・木曜はスポーツキャスター、金曜はメインキャスターとして出演しています。改めて、いかがですか?

海老原:これまでは、前任の三田(友梨佳)さん、内田(嶺衣奈)さん、小澤(陽子)さんと掛け合いをしたり、たまにメインキャスターの代行を務めたりして、コメントの仕方などを勉強させていただいてきました。

でも、毎週メインキャスターを務めるようになり、ニュースの伝え方や、コメンテーターの方とのやり取りなどを含め、ニュースの見方が少しずつ変わってきたことを実感します。

私も新聞などをチェックしていますが、各社に特色があり、同じ情報でも伝え方が違ったりするので、まずは一面を見比べてから読んでいます。だんだん「このニュース、今日の放送で扱いそう」と、想像できるようになってきたと思います。

――周囲からの反響はいかがですか?

堤:私は、これまで『めざましテレビ』や『めざまし8』に出演してきたので、朝から夜に変わったことが一番大きいです。友人たちが「朝は忙しくて見られなかったけど、夜は見られるよ」とか「これまでは出勤前に見ていたけど、今は寝る前に見ているよ」と、連絡をくれました。

驚いたのは、いろいろな方から「メイクを変えた?」と聞かれたこと。実は、変えていないんですけどね。たぶん、“朝の情報番組の顔”と“夜の報道番組の顔”で、無意識に表情が変わっているのかなと思います。そういう反応をいただけるのも、個人的にはすごく面白いなと感じています。

――話し方は、変えていますか?

堤:そうですね、これまではエンタメや生活情報など、明るい話題をお伝えすることが多かったのですが、今はニュースなので、落ち着きのあるトーンで話すように意識しています。

また、同じニュースでも、スポーツは勢いが大事なので、やや早口で伝えるときもありますが、時事問題は「聞き流さずに、一度受け止めて考えてほしい」という思いがあるので、より丁寧に伝えることを心がけています。

海老原優香アナ「これからもずっと考え続ける」コメントの難しさ

――海老原さんも、反響の変化は感じます

海老原:私がメインで出演している金曜日は、放送時間が他の曜日と比べて30分遅いので、友人から「家に帰って『今週も頑張った!』と思ってテレビをつけたら海老原がいた」とか「癒された」と言ってもらえています。

メインキャスターは画面に映っている時間も長いですし、ニュースが切り替わるタイミングで顔がアップになるので(笑)、友人たちはテレビをつけた瞬間に「海老原だ!」と、気づいてくれるみたいです。

初めは、「顔がこんなに大きく映って大丈夫かな?」という不安もありましたが、この数ヵ月で、だんだん慣れてきたと思います。

堤:私は、まだまだ慣れないよ(笑)。

――いまの時点で、課題に感じていることがあれば、教えてください。

堤:もう、すべてです。自分の知識が、いろいろな面でまだ浅いので、もっとさまざまなことに関心を持って、知識を掘り下げていかなければと感じています。

放送時間には限りがあるので、すべてのニュースを網羅するのは難しいですが、誰かにとってはすごく小さなニュースでも、ほかの誰かにとってはすごく大きなニュースかもしれません。ですので、限られた尺の中でどう伝えるかは意識しています。

そして、見てくださっている方には、どんなニュースにもできるだけ関心を持っていただきたいですし、「へぇ〜そうなんだ!」と思える気づき・発見があってほしいので、私自身のニュースの受け止め方も含め、どう伝えていくかが課題だと思っています。

海老原:やっぱり『Live News α』といえば、ニュースに対して、キャスターが自分の言葉で意見を述べるところが、大きな特色だと思います。ですから私も、ニュースを見てくださっている皆さんに、できるだけ寄り添ったコメントを発信したいと思っています。

ただ、コメントには“正解”がないので、私の発言が誰かへの押し付けにならないよう、多くの方が納得できる、安心できる言葉を選ぶようにしています。毎回、「見ている方に寄り添えるコメントって何だろう」と、すごく考えていますが、たぶんこれからもずっと考え続けるのだと思います。

帰宅後の過ごし方は?「1杯飲む」(堤)、「ゆっくりお風呂」(海老原)

――オンエア前後など、普段2人でどんな話をしていますか?

堤:「日中の時間の使い方はどうしてる?」「ヨガってやっぱり体にいい?」みたいな話が多いですね(笑)。

海老原:私が、堤さんの話で驚いたのは、オンエア後にご飯を食べること。

堤:海老原は食べないみたいなんですけど、私は食べます。仕事が終わったら何も考えずにリセットする時間がほしいのですが、ダラダラしていると外が明るくなってきちゃって…(苦笑)。本当は、帰宅したらさっとシャワーを浴びて寝るのが理想ですが、そうすると、くつろげるタイミングがない。どうしてる?

海老原:私は絶対、湯船に浸かります。ゆっくりお風呂に浸かって、「見なきゃいいのにな…」って思いながら、寝るまでダラダラSNSを見ちゃうんです。「この時間が一番良くない!」とは思っているんですけどね。

堤:私は毎日ではないですが、家に帰って、あとは歯を磨いて寝るだけという状態で、焼酎のソーダ割りを1杯飲んで、撮り溜めた番組を見ながらダラダラしています。ここで、おつまみを作って、食べちゃったりするんですよね。

海老原:深夜に飲んで食べているのに、いつもきれいなお顔なのが、本当にうらやましいです!私が同じことしたら、翌日もう顔がパンパン!

堤:私も寝起きはむくんで、ひどいから!でも最近、仕事後に今流行りのサウナへ行ったら、すぐ眠れそうだし心身デトックスもできそうだし…と思って、ちょっと計画しています。まだ行ってないんですけど。

海老原:私、この数ヵ月間で分かったことがあります。堤さん、たぶんサウナ行かないですよ。

堤:ちょっと待って(笑)!

海老原:「今日は疲れたなー」って帰って、たぶん家で飲んでると思います(笑)。年末に「2024年やりたいこと」で「サウナに行く」って挙げてそう。

堤:可能性はある…(笑)!本当に「行こう!」と思っているのは間違いないけど、いざ仕事が終わって疲れを感じると、一歩を踏み出せないというか…ズボラな面があるのは認識しています。

海老原:ズボラではなく、スパッと判断できる、ということだと思います(笑)。

堤:そういう意味では、たぶん海老原と私は、性格が真逆かもしれません。海老原はコツコツと、自分で計画立てて動くタイプだと思いますが、私はその時の感覚で動くほうなので。

でも、感覚で動くと言っても、仕事や、求められていることに対しては、きっちりやりますよ!オン・オフをしっかりわけて、プライベートは気の向くままに生きたい、ということです。

後編では、美容と健康で気をつけていることや、番組にちなみ“プラスα”したいこと、今後の意気込みなどを聞きます。