1985年に「週刊少年ジャンプ」で連載が始まった人気漫画「シティーハンター」。

その代名詞といえばTM NETWORK(小室哲哉、宇都宮隆、木根尚登)が歌うエンディング曲「Get Wild」ですが、2023年秋に公開される「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」で初めて、オープニング曲もTM NETWORKが担当することになりました。

(C)北条司/コアミックス・「2023 劇場版シティーハンター」製作委員会

「Get Wild」がエンディングテーマとして使われ始めたのが1987年のこと。発表イベントに登場した小室さんは36年目の出来事に喜びを爆発させました。

「念願のオープニングテーマ、エンディングテーマの両方をTM NETWORKでできたということが最高です。ありがとうございます。うれしいしかない。本当に念願なんですから。やりたかったんです、ずっと」

オープニングテーマは「Whatever Comes」で、予告動画にも使用されている新たな書下しとなります。

こだま兼嗣総監督は小室さんに対して直接対面で楽曲制作をお願いしたそう。

「オープニングは明るいものを、クライマックスは冴羽獠(主人公)の決断を促すような音楽をお願いしたい」とだけ伝えたとのことで、小室さんは「リクエストが少ないほど難しい。僕たちにとって、『Get Wild』という最大のライバルがエンディングにいますので、『Get Wild』に負けないようなオープニングをというイメージで作りました」と明かしました。

90年代風などの意識はせずに新しいものをと思って制作したそうで、歌う際のマイクの位置を変えるなどこれまでにないトライもしているということです。

イベントでは「シティーハンター」の世界と融合したTM NETWORKのアーティスト写真も公開されました。

(c)北条司/コアミックス・「2023 劇場版シティーハンター」製作委員会

「シティーハンター」の思い出を聞かれた小室さんは「半分くらい冗談ですけど、僕たち一発屋じゃないよねといつも言っています」と笑い、「とはいえ、TM NETWORKの代表作といえば『Get Wild』。代表作があるということはうれしいことなんですけど、ここまで長くみなさんに聞いていただけるとは夢にも思っていなかったです」と率直な感想を寄せました。

■タイトル:『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』
■公開情報:9月8日(金)全国ロードショー
■配給:アニプレックス
■コピーライト:(c)北条司/コアミックス・「2023 劇場版シティーハンター」製作委員会