岡崎紗絵「旦那さんであっても、違う国で生まれ育った、文化が違う人」国際結婚の難しさを痛感
6月4日(土)14時~『ザ・ノンフィクション』※関東ローカル
岡崎紗絵さんが、国際結婚の夫婦の葛藤を読みます。
岡崎さんは、『ザ・ノンフィクション「僕とあなたのあしたは… ~海を越えた結婚の行方~」 』(6月18日14時~/フジテレビ※関東ローカル)のナレーションを担当。
5年前に結婚した祐介さんと妻の詠心さんは今、人生の大きな岐路に立っています。30代半ばに差し掛かり、妻は子どもを望み、母国の台湾で子育てをしたい、と願います。一方、夫は、子どもを望んでおらず台湾への移住にも消極的…。離婚か、移住か、追い込まれた二人はどうなってしまうのでしょうか。
夫と妻、両方の気持ちがわかるという岡崎さんも「ものすごく難しい」と語った夫婦の現実。収録後のインタビューで、感想などを聞きました。
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妻の願いに応えたいが、自分の気持ちにも嘘は付けない…夫婦の葛藤
2022年夏、海を越えて結ばれた夫婦が大きな岐路に立っていました。
映像制作の仕事をする祐介さん(34)は、20歳で故郷の北海道から上京。気の向くままに職を転々としてきました。今、熱中しているのは筋力トレーニング。鍛え上げた体の美しさを競う大会に出場するほどハマっています。
そんな祐介さんを少々あきれながらも見守るのが、台湾出身の妻「心ちゃん」こと詠心(えいしん)さん(32)です。8年前、都内のシェアハウスで出会い、祐介さんの一目ぼれで交際に発展、5年前に結婚しました。
劇団四季の舞台メイクに憧れて、東京の専門学校に留学した心さん。現在は、写真館でメイクの仕事をしているものの異国で働く難しさを痛感。30代を迎え「このまま日本で夫婦2人きりで暮らしていくのか」と不安を抱え、「子供が欲しい。子供を育てるなら、家族のいる故郷の台湾に帰りたい」と願うように。そして、それを祐介さんに告げました。
一人、北海道に帰省した祐介さんは、「夫婦の今後」について深く悩んでいました。愛する妻の願いに応えたい気持ちはあるものの、祐介さんには「子どもは欲しくない」という思いが。
少年時代にこの町で味わったつらい記憶が拭えないのです。
「台湾への移住」か、「離婚」か。決断を迫られる祐介さんが出した答えは…。
<岡崎紗絵 インタビュー>
――初挑戦となった『ザ・ノンフィクション』のナレーションはいかがでしたか?
昔からずっと、声のお仕事をやりたいと思っていたので、夢が叶ってうれしかったです。『ザ・ノンフィクション』は自分が見てきた番組でもあるので、収録中、VTRの映像に「語り 岡崎紗絵」って出たときには、ちょっと感動しました(笑)。
初めてで不慣れなところもあったと思いますが、楽しく、うれしい気持ちでいっぱいでした。
――『ザ・ノンフィクション』のどんなところが好きですか?
なかなか知り得ない世界を見られるところですね。人それぞれに人生があって、今回もそうでしたけど、決断を下していく、その瞬間を見られるというのが貴重な番組だと思います。
見ていて、自分の人生に置き換えて、「自分はどうだろうか」と振り返ったり、考えたりする機会にもなりますし、すごく好きな番組です。
――決断といえば、今回の祐介さんと詠心さん夫妻も台湾への移住をめぐり決断を下さなければいけない場面が出てきます。
ものすごく難しいなと思いました。まず、台湾人の詠心さんにとって、日本という外国で生活するというだけでも大変なのに、そのなかで、これからの生活のビジョンをどう考えていくか…。
旦那さんであっても、違う国で生まれ育った、文化が違う人とそこをすり合わせてやっていくことの難しさがありますよね。
日本で暮らすのか、台湾に行くのか、そのひとつにしても簡単には決断できないですし、考えさせられるな、と思いました。
――女性として詠心さん目線で見ていましたか?
祐介さんの気持ちもわかるので、両方の気持ちで見ました。私は出産の経験もないので、そこは想像ですが、子どもを生んだとして、どこでどういう生活をしていくのか、見えないと不安になりますよね。
そこで実家の家族にサポートをしてもらえるよう台湾に帰る、というのが選択肢になるのはよくわかることだなと思いました。
一方で、台湾の言葉を流ちょうに話せない祐介さんが、なかなか踏み出せずに悩んじゃう気持ちもわかります。
でも、それをいったら詠心さんも同じ環境だし…と思うと、本当に難しいですね。
――祐介さんの“報連相”が少ないことも、詠心さんの不安を募らせる原因のひとつのようでした。
報連相はやっぱり大事ですよね。小さなことだとしても、「そんなことがあったの?」と知っておきたいですから。
日頃から、どんなことでも報告し合えて、相談し合える、そういう関係がいいと思いますし、私自身も、そうでありたいです。
――祐介さん、詠心さんとも、実家の家族との関係性も印象的でしたが、そこはどう感じましたか?
北海道にいる祐介さんのお兄さんも、奥さまが台湾の方で、その奥さまの意見を聞けるのは、自分とは違った目線から考えるきっかけにもなって、ありがたいだろうな、と感じました。
家族は、実際に近くにいなくても、電話なんかでのやりとりを通じて、近くに感じられれば支えてもらえるし、成長させてもらえるものなので、やっぱりすごいな、と思いました。
――ご自身にもそんな経験がありますか?
私は19歳で上京したのですが、そのときは、何も先が見えないなかで、自分がまず一人で生活していけるのか、不安しかありませんでした。
そんなとき、親が背中を押してくれたのはすごく大きかったと思いますし、それがなかったら、踏み出せるものではなかったな、と今振り返って思います。
――最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。
今回、夢だった『ザ・ノンフィクション』のナレーションを担当することができて、すごくうれしかったですし、貴重な経験をすることができました。
祐介さんと詠心さんのストーリーに、少しでも寄り添いたいと思って挑みましたので、そこにもほんの少しだけ耳を傾けていただけたらうれしいです。
<ナレーションの一部を紹介>
<予告動画>
YouTube「FUJITV GLOBAL CHANNEL」で、『ザ・ノンフィクション』の予告動画を配信中!
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