時任勇気“天然キャラ”で現場のオアシス的存在「僕はイジられることで味が出るタイプ」【推し☆メン】
毎週木曜22時放送『この素晴らしき世界』
編集部の“推し”を紹介する「推し☆メン」Vol.9は、時任勇気(ときとう・ゆうき)さんが登場。
2017年に俳優デビューし、『テッパチ!』(2022年/フジテレビ)や『クロサギ』(2022年・TBS)、映画「HiGH&LOW THE WORST X」(2022年)などに出演。
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186㎝という長身を活かし、ワイルドな役柄を演じることの多かった彼が、現在放送中の『この素晴らしき世界』(フジテレビ)では、主人公の浜岡妙子(若村麻由美)から初回で「ノッポマン」と呼ばれた芸能プロダクション「曼珠沙華」のチーフマネージャー・西條隼人に扮しています。
作品の反響や現場の印象を聞いたほか、時任さんの素顔に迫りました。
<時任勇気 インタビュー>
――まずは「この素晴らしき世界」出演の反響から聞かせてください。
撮影中はさほど感じていなかったのですが、1話の放送を見たら思いのほか出番が多くて、「こんなに出てたんだ」と驚きました。まわりからは「今まで演じたことのないキャラクターでいいね」という意見が多かったです。
――1話では主人公の妙子から「ノッポマン」と呼ばれていましたね。
確かに身長は高いほうですけど、この作品は沢村一樹さんや中川大輔くんなど高身長の方が多く、西條は皆より圧倒的に大きくないとダメだということになって、実は5センチヒールの靴を履いているんです。なので、実質190㎝超えです(笑)。
――現場の雰囲気を聞かせてください。
若村さんからアドバイスをいただいたり、監督さんからは「こういう芝居をしてみたら?」などの提案をいただいたり、皆さんに助けていただきながら、楽しく過ごしています。
これまで出演した作品では、現場でイジられることはあまりなかったのですが、僕はイジられることで味が出てくるタイプだと自負しているので、この現場はすごく幸せ。実はもっとイジってほしいぐらいです(笑)。
“ノッポマン”西條の存在がプラスとして働いているならうれしい
――西條を演じるうえで意識しているのはどんなことですか?
これまではしっかりした役柄を演じることが多く、その佇まいを表現するためにドシッと構えなければと心がけていました。でも、今回の西條はチーフマネージャーという肩書はありますが、付き人の室井さん(円井わん)のほうがしっかりしていて、彼女のほうが頼りになる人物ですので、僕はリラックスして演じることができています。むしろ、普段のほうがなるべくボロを出さないようにと意識することが多いですね。
――意識しないとボロが出てしまうのですか?
普段の僕は何も考えていなくて、植物みたいにただそこにいて生きているという感じ(笑)。まわりからは「天然」と言われることが多いので、初対面の方の前では、“しっかりしている感”を頑張って醸し出すようにしています。
――「この素晴らしき世界」の鈴木吉弘Pと水野綾子Pが「西條は当初、もっと怪しいキャラクターだったものの、時任さんが演じるとかわいらしくなってしまうので、そちらに方向転換した」と話していました。
それは「いい意味」と受け取ってよいのでしょうか。いきなり不安が広がりました(苦笑)。結果、よかったのか悪かったのか気になりますね。作品としてプラスに働いているのでしたら、僕はうれしいんですけど。
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――「普段は植物みたい」とのことですが、現場のオアシス、癒やしを与えてくれる存在なのではないでしょうか。
やっぱり僕は植物なんですね(笑)。今後、「ボタニカル俳優」でやっていこうかな。
――実際、西條みたいにちょっと頼りないけれど憎めないというマネージャーさんを見かけたことはありますか?
マネージャーという職種に限らず、いろんなところで見かけます。「なんか面白いな、この人」とつい目で追ってしまって、「次は何をするんだろう」と気になる人物。微笑ましいですし、もし何か失敗したとしても許してもらえそうでいいなって。性格をマイナスに捉えなければ、生きやすいタイプの人間なんじゃないかと思います。何より癒やされますね。
人間にも冬眠の時期があれば“素晴らしき世界”に
――最近、「やってしまった!」というようなハプニングはありましたか?
しょっちゅうなので思い出せない…。(しばし考え)あ、今日、左右違う靴下を履いてきちゃいました。右が長めで左が短め、しかも穴が空いているという(苦笑)。
――かわいらしいですね(笑)。
本当ですか!?捨てるつもりでしたが、そのままにしておこうかな(笑)。そんなことが日常茶飯事なので、一つ一つ覚えてないんですよ。笑われることが恥ずかしく、もっとしっかりしなきゃと思いながら生きてきましたが、最近はそんな自分も受け入れて生きていこうと考えるようになりました。
――では、ドラマのタイトルにちなんで、時任さんが思う“素晴らしき世界”とは?
人間にも冬眠時期があったらいいんじゃないかなと思うんですよ。熊が木の中で冬眠しているように、冬の数ヵ月、人間にもオフシーズンを作ったら、また仕事や勉強など頑張れるんじゃないかなって。もうちょっとゆっくり、時の流れを感じながら、急がずに生きることができたら、“素晴らしき世界”になるのではないでしょうか。
――作品においてどんな存在でありたいですか?
西條が出てくるだけで「あ、出てきた!今度は何をやらかしてくれるんだろう」という感じで、観察していただけるとうれしいです。基本的にはコメディ作品ですが、これからシリアスなシーンも増えていきますので、そんなところで息抜きじゃないですけど、笑える対象にしていただけるといいなと思います。
父の影響で俳優を意識し、「始めるなら今」と25歳で決意
――ここからは時任さん自身のことを聞かせてください。俳優を志したきっかけは?
一番は父(時任三郎さん)の影響です。普通に生活していて、もっとも身近に感じる職業でしたし、いつかやってみたいとは思いつつ、自分にはできないだろうという不安も抱えていました。しかし、25歳ぐらいのときに「始めるなら今しかない」と思い立って飛び込みました。
――活動に関してお父さんは何かおっしゃいましたか?
何もなかったです。今も「(作品を)見たよ」という報告はありますが、「いい」とか「悪い」などの感想を言ってくることはありません(笑)。
――猛暑の最中ですが、何か夏らしいことはしましたか?
ここ数年、花火を見ることができていなくて、さらに、人が集まるところへ行くのもまだ憚(はばか)られるので避けていましたが、やっぱり見たくなってしまったので、車でしか行けないような穴場へ行こうと、花火カレンダーを調べてひっそり計画を立てています。
――暑い夏をのりきるためにしていることはありますか?
趣味でゴルフをやっているのですが、きちんと「運動した」という実感がほしいので、カートにはなるべく乗らずに歩くようにするなど、楽しみながらも意識するようにしています。
――時任さんのInstagramを見ましたが、プロゴルファーのインスタと見紛うような、ゴルフがらみの時任さんしかいませんでした(笑)。
プロフィール欄に「Japanese Actor」と明記していますが、「Professional Golfer」に書き換えようかな。ちょっと今、インスタの方向性に悩んでいるところで(笑)。遊びに行ったり、飲みに行ったりほとんどしないので、仕事以外は家にいるかゴルフ場にいるかの2択です。
ダメ男やサイコパスなど、人間のダメなところを演じてみたい
――コーナー名にちなんで、“推し”はいますか?
動物が好きで、空き時間は動物の映像ばかり見ています。特に犬が多いですね。好きなのはシベリアンハスキーのミックス系。ハスキー自体はデカいけれど、小型犬とのミックスになると、キーホルダーにして持ち歩きたいぐらいかわいいんですよ。キュンとする気持ちをどこにぶつけたらいいのかわからないぐらい、愛らしさにあふれています。
――犬を飼っているんですか?
実家ではトイプードルとチワワとプードルのミックスを飼っていて、目が合うと、どうしようもないぐらいかわいい。撫でても抱きしめても満たされないこの愛情(笑)、それぐらい大好きな存在です。
――マイブームはありますか?
ゴルフしかありません(苦笑)。クラブの棒の部分をシャフトというのですが、自由に変えることができるんです。ものによってしなり方が違うので、いろいろ試したくなっちゃって、買っては打って…みたいな感じで“沼”ってます。
――お気に入りの写真はとても鮮やかな芝ですが、ゴルフ場ですか?
この中にカエルが写っているんですけど、どこにいるかわかりますか?これはゴルフ場で見つけたカエルで、可愛らしくてつい撮っちゃいました。昨日も表参道を歩いていたら、めちゃくちゃデカいカエルがいたんですよ。スパイダーマンみたいな動きで、都心のど真ん中を歩いていました。こんな感じで生物を見ることが大好きです。
――今後のビジョンを聞かせてください。
目標は「この役柄は時任勇気にしかできない」というような、“求められる俳優”になることです。
――興味があるジャンルや演じてみたい役柄はありますか?
人間のダメなところを演じたいという願望があって、ダメ男やサイコパスに興味があります。こういう役柄を演じられたら楽しそうだなと思ったのは、映画「スマホを落としただけなのに」(2018年)で成田凌さんが演じたキャラクター。ああいう役に挑戦してみたいです。
――現在の課題は?
僕は何事も一つずつ身につけていくタイプで、「いつのまにかこういうことができるようになっていた」と気づく瞬間がすごくうれしいので、いきなりジャンプアップするのではなく、ゆっくりでもいいから着実にステップを踏んでいきたいです。
撮影:河井彩美
「この素晴らしき世界」毎週木曜22時~
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