明日海りおさんが、頑張ること・休むことへの考えを語りました。
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華やかな舞台姿で、宝塚歌劇団花組のトップスターとして、不動の人気を誇った明日海さん。
2019年の宝塚退団後は、「ポーの一族」や「ガイズ&ドールズ」など舞台はもちろん、『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』(フジテレビ)『おちょやん』(NHK)『大病院占拠』(日本テレビ)をはじめとした映像作品でも活躍しています。
そんな明日海さんが、初舞台から20周年を記念したコンサート「20th Anniversary Rio Asumi sings dramas『ヴォイス・イン・ブルー』」を9月15日より開催中。各公演に日替わりゲストを迎え、選りすぐりの楽曲やトークを披露します。
そのコンサートの見どころについて、明日海さんにインタビュー。さらに、宝塚退団後に感じている変化や、多忙な日々を労わる食事、行きたい場所、活動21年目の今の気持ちなどを聞きました。
宝塚同期・凪七瑠海も出演!豪華ゲストに「まさか出てくださるとは!」
――20周年コンサートは、どんなステージにしたいですか?
退団後に初めて開催したコンサート「ASMIC LAB」(2021年)ではポップスを中心にお送りしたので、今回はミュージカルの曲を多くお届けする予定です。
私が好きな曲や、歌ってみたい曲を山のように挙げて選んでいますが、ミュージカルの曲って、愛が叶わなかったり、人の死に向き合ったり…というシチュエーションが多くて、暗くなってしまうので(苦笑)、みんなで盛り上がれるアップテンポな曲や、ダンスナンバー、宝塚時代に歌った曲も入れて、バラエティ豊かな楽しい舞台にしたいです。
――日替わりゲストは、豪華なメンバーです。
過去にご一緒したことがある方にお声がけしたのですが、すごくお忙しい方ばかりなので「まさか出てくださるとは!」という驚きと、うれしさがあります。
井上(芳雄)さん、浦井(健治)さん、(田代)万里生さんは、ミュージカル「ガイズ&ドールズ」(2022年)でお世話になりました。
特に、井上さんには本当にお世話になったので、「ガイズ&ドールズ」とはまた違う曲でコラボできたら幸せだなと思っていました。浦井さんと万里生さんは、役柄的にあまり絡みがなく、いつか何かの形でご一緒できたらと思っていたので、お願いしました。
上原(理生)さんは「エリザベス・アーデンvs.ヘレナ・ルビンスタイン -WAR PAINT-」(2023年)で、平方(元基)さんは「マドモアゼル モーツァルト」でご一緒させていただきました。
(山崎)育三郎さんと古川(雄大)さんは、それぞれのコンサートに私がゲスト出演させていただいたことがあります。これまでは私がお邪魔させていただく立場でしたが、今度は逆なので、お2人とも、逆だとどんな感じになるだろう…と、攻撃するつもりはないですけれど(笑)、どんな舞台になるか楽しみです。
また、宝塚時代にトップコンビとして組んでいた、蘭乃はなさん、花乃まりあさん、仙名彩世さん、華優希さんも来てくださいます。この4人が一気に集まってくれるのが、本当にうれしいです。宝塚の曲を、一緒にメドレーでお送りできたらと思っています。
――現在、宝塚歌劇団・専科に所属している、凪七瑠海さんも出演します。
彼女は、私たち宝塚89期生のなかで今も在団している、最後の現役生です。音楽学校のときからお互いを知っているので、20周年で同じ舞台に立てるなんて、こんなにうれしいことはないですね。現役のタカラジェンヌと、退団した今の私が一緒に舞台に立ったらどうなるか、すごく楽しみです。
「頑張っている自分は偉い!」肯定感で突き進んできた部分も
――宝塚を退団して約4年になりますが、変化を感じることはありますか?
体力があって気持ちも前向きなときは、すごく頑張れるんですが、「ちょっと頑張れないかも」と感じたときは、無理しすぎることを、意識してやめるようにしました。
コロナ以降、“大事をとって休む”人が増えたことで、私自身も「調子がすぐれないときは、周りに隠して我慢するだけがすべてではない」と考えられるようになりました。自分のコンディションを厳しく管理するというより、大事に至らないよう予防するという考え方になり、自分でも「変わったな」と思います。
――無理せず休むようになったことで、心身の調子は変わりましたか?
ちょっと休息できた翌日は、表情が違いますし、体も軽く感じます。
今までは「頑張っている自分は偉い!」という肯定感で突き進んできた部分もありました。でも、そうやって無理を重ねると「こんなに頑張っているのに、なんでわかってもらえないんだろう」みたいな考え方になってしまいます。
でもやっぱり、体も心も元気なほうが、何でも前向きに捉えられますし、周りの人にもやさしくできると思います。常に誰に対してもやさしくというのは、なかなか難しいときもありますが、そう心掛けるだけで物事がちょっといい方向に動くのではと感じています。
――休むときに欠かせない物事があれば、教えてください。
きれいに洗濯した部屋着に着替えてリラックス。いい匂いで、安心するんです。
あとは、胃にやさしいものを食べる!脂っこいものやしょっぱいものはできるだけ控えて、あたたかい野菜や味噌汁、お出汁がきいたおかず、白いご飯をいただきます。
小さい頃に親が当たり前のようにしてくれたことを、大人になった今、自分でもちゃんとできないと、心も体も“治安”が悪くなるなと気づきました。
――親から受けついだ味、というのはありますか?
やっぱり母のご飯を食べて育ったので、自分で作るご飯も、味付けは似ていると思います。麻婆豆腐や、ちょっとしたスープ、ミートソースとか。「味付けにあれ使ってたな」と思い出しながら作っています。
――明日海さんはよく自炊をするそうですが、最近作っておいしかったものは?
夏の鉄板メニューですが「野菜の焼き浸し」。電子レンジで火を通せるものはレンチンして、油を控えめにして作ると、胃もたれしないし、野菜はしっかり摂れるし、ご飯もすすむし、とても良いです。今の時期だと、ナス、ピーマン、パプリカ、ししとう、オクラ…エリンギを入れてもおいしいです。
キャスティングし続けてもらえるよう「努力して、さらに真剣に」
――20周年にかけて、もし明日から20日間休みなら、どこへ行きたいですか?
20日間も!1人でですか?そうですね…軽井沢に行きたいです。一度行ったことがあるんですけれど、おいしいものがたくさんある印象です。ハム、チーズ、ワイン、お蕎麦、パン…空気もおいしかったですし、また行きたいです。
あとは、この前仕事で北海道へ行ったんですけれど、ちょっとしかいられなくて北海道グルメをほとんど食べられなかったので、北海道をリピートしたいです。
ハワイとか、海外にも行きたいですね。もう何年も行っていないですけれど、ハワイにしかない、あったかい空気やぬくもり、開放感が好きなんです。
――1人ではなく、誰かと一緒に行くイメージですか?
ひとり旅の経験ももちろんあるのですが、「これおいしいね」とか「素敵だね」って共有できる人がいないと、“100%旅”と感じられないというか、1人で近所を歩いているのと変わらないと思っちゃって。せっかくなら、誰かと一緒のほうが楽しいです。
――コンサートのタイトル「ヴォイス・イン・ブルー」にもあるように、明日海さんは青色が好きだそうですが、最近お気に入りの“ブルーアイテム”があれば教えてください。
先日、共演者の方が、ドラえもんのハンカチをプレゼントしてくださったんです。ブルーで、ちょっと柄が入っていて。これを選んでくれたんだと思ったら、すごくうれしくて、大事にしようと思いました。
――活動21年目に突入した、今の気持ちを聞かせてください。
この先も21周年、22周年と数えていけるように、コツコツ頑張るしかないと思っています。作品からたくさん刺激をもらったり、その役を通していろいろな考え方を知ったりすることは、私にとって“生きる醍醐味”です。これからも、いろいろな役に巡り合って、自分の体と心を使って演じ続けたいです。
でも、そのためには、キャスティングしてもらえるだけの力がないとダメですし、みなさんに「この人のお芝居が好き、歌が好き」「この人の作品は面白い。観にいった甲斐がある」と思っていただかないと実現できないので、日頃からしっかり努力して、さらに真剣に取り組まないと、と思っています。
――今から20年後、どんな40周年を迎えているでしょう?
今とあまり変わらずにいたいです。私の周りは、歳を重ねても変わらない方が、大勢いらっしゃるので。驚くほど生き生きされている方ばかり。みなさん精神が若くてエネルギッシュなので、私もそうなっていたいです。
でも、年齢を重ねたからこそできる役もあると思うので、自分のなかで燈(ともしび)をつないで、より素敵な役者さんになれたらと思います。
撮影:河井彩美
ヘアメイク:山下景子
スタイリスト:大沼こずえ
<「20th Anniversary Rio Asumi sings dramas『ヴォイス・イン・ブルー』」概要>
【東京公演】2023年9月15日(金)~9月19日(火)/東京国際フォーラム ホールC
【大阪公演】2023年9月22日(金)~9月24日(日)/梅田芸術劇場メインホール
【生配信(有料/アーカイブなし)】
2023年9月19日(火)13:00公演 ゲスト:蘭乃はな 花乃まりあ 仙名彩世 華優希
2023年9月24日(日)13:00公演 ゲスト:凪七瑠海
出演:明日海りお
ゲスト:井上芳雄、浦井健治、上原理生、平方元基、田代万里生、蘭乃はな、花乃まりあ、仙名彩世、華優希、山崎育三郎、古川雄大、凪七瑠海(宝塚歌劇団) ※出演日順
企画・制作・主催:研音/梅田芸術劇場
詳しくは公式サイトまで。
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