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35年の時を経て“男闘呼組”正式に解散「俺たちのスピリッツは永遠に続いていく」

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男闘呼組の活動が幕を閉じました。

1993 年に中止となったツアーでまわる予定だった会場を組み込んだ「男闘呼組 2023 THE LAST LIVE」を経て、「男闘呼組 LAST FOREVER」と題した日本武道館4DAYSを完走した翌日、男闘呼組(前田耕陽さん、成田昭次さん、高橋和也さん、岡本健一さん)が「祝・日比谷野音 100 周年 男闘呼組 2023 THE LAST LIVE -ENCORE-」を東京・日比谷野外音楽堂で開催しました。

<男闘呼組「みんなのことを一瞬たりとも忘れたことはなかった」ロックの聖地・武道館でラスト熱狂>

セミの鳴き声とともに、自然とわき起こったオーディエンスの手拍子が、いつの間にか大きな波となって、会場を覆い尽くします。最高の舞台が整ったところへ、男闘呼組のメンバーが登場。

1曲目は「ジャニーズ A GO GO」。特効の火花が上がり、男闘呼組最後のステージがド派手に開幕しました。

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「35 年ぶりの野音! 1988 年8月7日に、男闘呼組はこの野音の舞台に立ちました。帰ってきたぜ!風が気持ちいい。どう、昭ちゃん?」と高橋さんが問いかけると、 「今日はみんなの顔がよく見える。素晴らしい景色をありがとう」と成田さん。

MC に続いて披露したのは、「自分勝手」「BACK IN THE CITY」。斜に構えて、世の中を睨みつけるような視線で書かれた歌詞が今、真っすぐに胸に響いてくるのは、それこそが男闘呼組の曲が時代を超えて生き続ける理由なのではないでしょうか。

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前田耕陽

「今日は『男闘呼組 THE LAST LIVE -ENCORE-』なので、本当に自由にやらせていただこうと思います」と前田さんは呼びかけます。

岡本健一の提案で、デビュー35周年&解散の乾杯

ここからは、男闘呼組が主演した映画「ロックよ、静かに流れよ」に登場するナンバー「ロックよ、静かに流れよ」、「ルート・17」、「ROLLIN’ IN THE DARK」、「LONELY…」を披露。

「PARTY」のイントロを途中で止め、岡本さんがこんな提案を。「PARTYするんだったら、その前に乾杯しない?」。ステージにはシャンパンのボトルが運び込まれ、「35 年間、男闘呼組のことを忘れずにいてくれてありがとう!」と前田さんが挨拶すると、グラスに注いだシャンパンで乾杯しました。

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「ここからは1曲1曲大切に噛みしめてやれたら」と岡本さん。「PARTY」に続いて披露した「YO-YO」では、「YOYO 帰って来い!」という高橋さんのコールに、「帰って来い!」と今日一番の声でレスポンスするオーディエンスの姿が印象的。

どっぷりと陽が暮れ、照明が美しく映えるようになったステージは、中盤を過ぎて、いよいよ後半戦に突入します。

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成田昭次

ミドルテンポのエモーショナルなバンドアンサンブルでオーディエンスをグイグイと引き込んだ「みはり」、アップテンポなロックナンバー「目で見ちゃだめさ」、ハードでキャッチーな男闘呼組らしさの詰まった「Burn it」と、パフォーマンスの熱はクライマックスへ向け、高まり続けます。

次に披露したのは「Midnight Train」。これは、27 年ぶりに4人が練習スタジオで音を合わせる際に、プレイしたい曲のリストに入っていた1曲なのだと MC で明かしました。

前田耕陽「男闘呼組でいられたことが人生最大の誇り」と感無量

そして、本編ラストは「終わらない魂」。

「35 年間、本当にありがとうございました。この4人に会えて、みんなに会えて、幸せでした。いつまでも、今、この瞬間を胸に刻んで忘れないで生きていこうと思います。皆さんも、今日の日のことをずっと忘れないでください」(高橋さん)。

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高橋和也

「昨年から活動を再開して、とにかくライブ、生の自分たちの姿を届けたい、皆さんの思いをダイレクトに感じたいとライブをやり続けて、今日、この野音に集結しました。男闘呼組は終わってしまうけど、みんなが元気な間に解散できることが本当にありがたい」(岡本さん)。

「35 年ぶりにこの野音でライブができて、当時の自分たちも一緒に演奏しているような感じ。こんなに愛おしいファンの皆さんも駆けつけてくれて、素晴らしい夜になりました。男闘呼組のスピリッツは永遠に続きますし、皆さんとの絆もずっと繋がっている。また、みんなで音楽をやっていきます、必ずパラダイスに行きましょう」(成田さん)。

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岡本健一

「男闘呼組でいられて、最高に幸せでした。このメンバーで一緒に仕事できたことが僕の人生の最大の誇りです。皆さんも僕らを応援したことを誇りに思って、これからも生きてください」(前田さん)。

男闘呼組のメンバー、そして、野音全体が一体となり、「♪ラララ」の歌声を響かせました。

しかし、このままライブは終わるはずがありません。なぜなら、まだ、あの曲もこの曲もやっていないから。ということで、アンコールは、「TIMEZONE」「秋」「DAY BREAK」のヒットシングル3連発。

この3曲は会場のオーディエンス、配信やライブビューイングで見ている人たち、すべての男闘呼組ファンのための演奏でした。

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Wアンコールで「パズル」をパフォーマンスした後、すべての曲を終えてもなお、会場の拍手は止みません。メンバーが3度ステージに登場し、予定になかった「FOREVER」を披露。男闘呼組全員の目には、キラリと光るものが。

この日、日比谷野音に集ったラッキーなファンは3000人。さらに、会場の外には「せめて音漏れだけでも」と約3500人のファンが集結しました。

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男闘呼組の活動は終了しましたが、「We are 男闘呼組」というメンバーの雄たけびは、永遠に胸に刻まれたことでしょう。

ステージを終えた4人は会場をうめつくしたファンへ向け、成田さん、高橋さん、岡本さん、前田さんの順で盛大に投げキッスを。かなり照れくさそうでしたが、その顔には達成感が満ちあふれていました。

©AKI SANTIN

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