『silent』村瀬健P「目黒蓮くんから、DVD発売おめでとう」って来た

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木曜劇場『silent』のBlu-ray&DVD発売を記念して、本作の村瀬健プロデューサー（以下、村瀬P）によるトークイベントが、8月31日に行われました。

＜目黒蓮から「ひたすら走ってる」と言われ…『silent』村瀬健Pが明かす撮影エピソード＞

『silent』は、2022年10月〜12月に放送。主人公の青羽紬（あおば・つむぎ／川口春奈）が、かつて本気で愛した恋人である佐倉想（さくら・そう／Snow Man・目黒蓮）と、音のない世界で“出会い直す”という、切なくも温かいラブストーリーです。

丁寧な脚本・演出とキャスト陣の熱演により、大きな話題となった本作。TVerでの再生回数は歴代最高の計7300万回超え、全11話のうち9話がX（旧Twitter）で世界トレンド1位を獲得、ロケ地に多くのファンが訪れるなど、社会現象を巻き起こしました。

イベントは、紬が働く店として話題になったCDショップ「タワーレコード渋谷店」で行われました。

1Fのイベントスペースには大勢のファンが詰めかけ、村瀬Pは「すごいな！」と驚きの表情に。

村瀬Pは、ドラマのロケ地にタワーレコード渋谷店を選んだことについて、「タワレコ渋谷店って本当に大きいので、目黒くん演じる想が見上げる画を撮ってみたい」と思ったことが、理由の1つだと明かしました。

しかし「映っちゃいけないポスターが多くて大変でしたね。目黒さん越しにSnow Manのポスターが見えたことも。面白いけど『silent』の世界観ではダメですからね」と笑いました。

ドラマ序盤で、想が紬に「うるさいよ」と伝える場面は、名シーンとしてファンの間で話題になりました。

この撮影について、村瀬Pは「（昨年の）9月の頭に『暑ーっ！』って言いながら撮ったんですよ。秋ドラマって夏から撮り始めるので、めちゃくちゃ暑かった。でも（秋冬らしく）寒々しい画になっていましたよね」とニッコリ。

そして、これまであまり明かしてこなかったという、ドラマに込めた思いを話しました。

想は耳が聞こえなくなったことで音楽が嫌いになり、コレクションしていたCDを割ってしまいます。しかし、物語が進むにつれ心境の変化があり、もう一度CDショップを訪れます。この展開について、村瀬Pは「早い段階から、脚本の生方美久さんと考えていました」と告白。

さらに「もし耳が聞こえなくなっても、CDには歌詞カードという、音楽を楽しめるものがある。CDをもう一度手に取るというのは、やりたかったテーマ」と明かしました。

そんな思いが影響したのか、イベントの進行役を務めたタワーレコードスタッフによると、ドラマ放送期間中は、手話で話す来店客も少なくなかったそうで、スタッフは「感動した」と顔をほころばせました。

本作のDVDは、ディレクターズカット版として8月25日より発売中ですが、村瀬Pは「発売日に目黒くんから『発売おめでとう』って来ました」と笑顔に。

そして村瀬さんは、目黒さんと次のような話をしたと明かしました。

「今になっても、X（旧Twitter）のフォロワーが50万人以上もいて、すごく愛されている実感がキャスト・スタッフにある。このDVDをみなさんが大事にしてくれることが本当に幸せだし、うれしいです」