「もう離さない」夏海（森七菜）と健人（間宮祥太朗）たちの恋の結末＜『真夏のシンデレラ』最終話完全版＞

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蒼井夏海（森七菜）をかばって事故に遭った牧野匠（神尾楓珠）は、病院に収容される。

病室で匠が目を覚ますのを待ち続ける夏海。しばらくして、目を覚ました匠は、責任を感じて謝る夏海に、気にするなと声をかけた。

連絡が取れない夏海のことを心配した水島健人（間宮祥太朗）は、「Kohola」を訪れる。夏海の父・亮（山口智充）から事情を聞かされた健人は、匠の病室を訪れた。

医師から、歩けるようにはなるが大工の仕事に復帰するのは難しいかもしれないと言われ、今だけでいいから側にいてほしい、と夏海に頼む匠。健人は、そんな2人の会話を聞いてしまう。

夏海がKoholaに戻ると、健人が待っていた。夏海は、匠のそばにいたいからもう会えない、と健人に告げる。

「私と健人くんは、ひと夏の恋だったんだよ」。夏海の言葉に、健人は「分かった」とだけ返して去っていった。

一方、山内守（白濱亜嵐）は、滝川愛梨（吉川愛）に振られて落ち込んでいた。

すると佐々木修（萩原利久）も、愛梨と別れたはずなのに本来の自分に戻れない、とこぼす。それを聞いて、修が今でも愛梨のことを好きだと悟った守は、愛梨がスタイリスト試験に合格したことを教え、彼女に会いに行けと背中を押した。

健人は、同僚・安藤皐月（山崎紘菜）に、夏海と別れたことを明かす。健人のことが心配で余計なことを言ったせいかも、と気にする皐月。すると健人は、自分が夏海を安心させてあげられなかっただけだと言い…。

匠は、松葉杖を使って歩けるようになった。実は匠の元に、健人からお見舞いのメッセージも送られてきたという。

そこで夏海は、健人と別れたことを匠に話す。自分のケガのせいかと問う匠に、夏海は、健人の両親に会ったときのことを話し、もっと気軽に付き合いたかったから違うなと思った、などと言って笑った。

小椋理沙（仁村紗和）は、息子・春樹（石塚陸翔）、別れた夫・翔平（森崎ウィン）と食事をする。翔平は、3人で暮らしたいという思いに答えてあげられなかったことを春樹に謝った。すると春樹は、「離れていてもお父さんはずっと僕のお父さんだよ」と返す。

愛梨に会いに行った修は、「合格おめでとう」と伝えた。修がそれを言うために会いに来たことを知って驚く愛梨。

そこで修は、「俺の人生に愛梨がいてくれないと困る」と言って改めて交際を申し込んだ。愛梨は、修の気持ちを受け止め、「順番無視していい？」と言って修の頬にキスをする。

理沙は、ビールを持って早川宗佑（水上恒司）の部屋へ。そこで宗佑は、九州の病院へ転勤することを理沙に報告し、「付いてきてほしい」とプロポーズする。

だが理沙は、宗佑と一緒にいたいが、ついて行けないと返答。春樹を、彼が大好きな人たちが暮らすこの街で育てたい、という。「いつか春樹と一緒に会いに行っていい？」。宗佑は、そんな理沙を抱きしめ…。

修と守は、健人から夏海と別れたことを聞く。

修は、人生には絶対に手放しちゃいけない人がいると知ったばかりと語り、健人には後悔してほしくないと告げる。守も同調し、健人はここで引き下がるような男じゃない、と背中を押した。

一方、夏海の気持ちを察していた匠も、大切な幼なじみである夏海には幸せになってほしい、と言って、健人のもとへ行くよう告げる。

仕事上のトラブルを乗り切った健人は、水島建設社長の父・創一（小市慢太郎）に呼ばれる。そこで夏海のことを切り出し、仕事も自分の人生も諦めるつもりはない、創一たちの期待にもしっかり応えていきたいと言い、交際の許しを得た。

仕事を終え、会社を出た健人は、夏海に電話をする。すると、電話の音声と重なって夏海の声が。夏海も健人に会いに来ていたのだ。

「もう離さない」。お互いの気持ちを確認し合い、抱き合う夏海と健人。

匠は、恩師・長谷川佳奈（桜井ユキ）に会い、夏海のことを話す。匠の成長ぶりを喜ぶ佳奈。

引っ越しの準備をする宗佑は、「秒速5センチメートル」のDVDを見つけ、小さく微笑んで段ボールにしまう。

守は、模試の結果がB判定だったことに大喜び。修も、守に抱きついて「よくやった！」と賞賛した。

水族館デートの後、夏海と砂浜を歩きながら、いつか水族館の設計をしてみたいから海洋生物の勉強を始める、と言う健人。本物のクジラが見たいという夏海と、沖縄に行く約束もした。

日没まであと1時間。夕日を見ていた2人は、キスをして…。

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