安藤サクラさんと山田涼介さんが、苦労したという関西弁について語りました。
9月29日に公開する映画「BAD LANDS バッド・ランズ」。本作のロケ地となった大阪に、安藤サクラさん、山田涼介さん、原田眞人監督が凱旋。「公開直前プレミアイベント in 大阪・てんしば」が行われました。
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豪華絢爛なレッドカーペットが敷かれた会場には、降りしきる雨も吹き飛ばすほどの熱気と興奮で安藤さん、山田さん、原田監督の登場を待ちわびる1000人の観客が。そこに3人が姿を見せると、天王寺公園・てんしば中に響き渡る大歓声が鳴り響き盛り上がりは最高潮に。
安藤さん、山田さん、原田監督は沿道からの歓声に応えるよう笑顔を見せて映画の舞台である大阪のファンとの交流を存分に楽しみました。
大勢のファンが集まったレッドカーペットを歩き終え、ステージに登壇した安藤さんは「こんばんは~!!とてもうれしいです!大阪に来たからには楽しめたらと思います!」、山田さんも「めっちゃくちゃ面白い映画なので絶対に見てください!」、原田監督は「阪神タイガース優勝おめでとうございます、オリックス・バファローズもおめでとうございます!映画の中にもタイガースとバファローズが出てきますのでじっくりと見てください(笑)」とユーモアたっぷりの挨拶をしてイベントがスタート。
特殊詐欺グループの受け子のリーダーをしながら社会の最底辺で強く、優しく生きるネリを演じた安藤さんは、本作の撮影を「そこ(イベント会場の近く)で撮影してたんですよ!そこのカフェにも!戻ってきたな~って感じでうれしいです」とコメント。
また、クランクイン前は原田監督が監督の中で一番怖い、という印象を持っていたという安藤さんは「台本を読んで本能がやりたいと言っていて、実際はすごい素敵な現場で本当にこの時間を経験できて良かったです!」と笑顔で振り返りました。
そのネリに執着する純粋無垢かつ無鉄砲なサイコパスで姉想いの弟・ジョーを演じた山田さんは「撮影では大阪を訪れることは無かったんですけど、今日来れたことをうれしく思っています。皆さんの熱気もすごいですね!」と感無量の様子。
「燃えよ剣」以来2度目の原田組参加となることについては「原田監督の現場って刺激的で、ピリッとする瞬間はあるけど、安藤さんと原田監督の息が合っていたので、監督がにこやかに過ごされていたんですけど、安藤さんがいなくなるシーンだとピリついてましたね(笑)」と裏話も交えながらエピソードを披露し大きな笑いを誘いました。
さらに、好きな関西弁を聞かれた安藤さんは「こらぁー!」と巻き舌ですごむと会場もドッと盛り上がり、続けて「実際に西成に行った時にリアルに飛び交っているんだなと驚きました」と観客を笑わせます。
対して山田さんは「僕は『金貸して?』ですね(笑)。ジョーのふとした瞬間に出る何気ないセリフを大事にしてました」とコメント。
そのようにして劇中全編に渡って関西弁で臨んだ撮影となった本作。改めて関西弁の印象を聞かれると安藤さんは「超大変だった!ものすごい頑張りましたよ」と言い、「今日は朝から番宣をさせていただいて、大阪出身の方からも違和感がないと褒めていただきました!」と、山田さんが満面の笑みで返す一幕も。
そんな2人に対して原田監督は「最初にイメージしていた大阪弁のフィルムノワールみたいなものがあったんだけど、2人が演じていると音の良さがありましたね。本当に素晴らしかった。この2人がいれば俺が現場にいなくても映画が成立していたと思いましたね。無茶のことにも応えていただいたので監督冥利につきます」と絶賛しました。
最後に原田監督は「映画の面白さがいっぱい詰まってます。この2人を見れば分かるでしょ?ぜひ劇場で!」と呼びかけ、山田さんも「舞台は大阪ですけど、全国どこで見てもかっこいい作品になってます。陰で生きる2人の生きざまを劇場で見てください」とメッセージを。
安藤さんが「本当にこの映画は関西の皆さんのお力添えをいただきました!めっちゃ面白い作品になっています。評判もすごいです!ぜひ皆さんに見ていただきたいので同じ雨に打たれましたし、一緒に叫んだし、皆さんも共犯者です!この映画を伝えてくれたらうれしいです。宣伝してやー!」と関西弁で挨拶をして、大盛況のうちにイベントは終了しました。