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橋本環奈さんが、運の強さの秘訣をたっぷり語りました。

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橋本さん主演の月10ドラマ『トクメイ！警視庁特別会計係』（カンテレ・フジテレビ系）。

経費削減の“特別命令（トクメイ）”を背負って、本庁から“お荷物所轄”と呼ばれる万町署に派遣された特別会計係の女性警察官・一円（はじめ・まどか／橋本）と、「捜査に金は必要だ！」と話す刑事たちが、ぶつかりながらも協力して事件を解明していく、新しい警察エンターテインメントです。

橋本さんが演じる円は、ささいな数字のズレも見逃さない几帳面な性格。捜査費を監督し、現場の刑事たちを振り回しますが、事件を「お金」という角度で捉えて、独特な方法で解決へと導いていきます。

本作で、フジテレビ系連続ドラマ初主演となる橋本さんにインタビュー。ドラマの魅力や共演者の印象、役柄にちなみ、自身のお金の使い方や運について聞きました。

――橋本さんが思う、円や作品の魅力を聞かせてください。

円の「1円のズレも許さない」という真面目でひたむきな姿が、すごく素敵だと思います。“生まれながらの凶運”（という設定）で現場をかきまわすことも多いですが、本人はいたって真面目なので、彼女に振り回される刑事課の皆さんとのギャップが面白いなと思います。

円なりの正義で、“お金”というまったく違う角度から事件解決の糸口をつかんでいくのも、新しいと思います。みんながみんな同じ考えだと答えが出ないことも、違う考え方の人がいると、答えにたどり着いたりしますよね。

――番組公式SNSでも、撮影現場の楽しそうな様子が伝わってきます。

ずっとみんなでしゃべっています！毎日一緒にいても話が尽きないです。主に（佐藤）二朗さんと沢村（一樹）さんがいるからなんですけど（笑）。おしゃべりな2人がいるので、現場が明るい雰囲気になっていますね。

みんな、沢村さんにも二朗さんにも臆せずツッコんでいくし、2人ともそれを許してくれるので、現場の風通しが本当にいいです。スタッフさんも明るい方ばかりで、和気あいあいとしている現場だなと思います。

――松本まりかさんとは、一緒にサウナへ行く仲だそうですが、松本さんの素敵だなと思う部分を教えてください。

まりかさん、めちゃくちゃいい匂いがするんです！天然のハーブで作られた香りをつけているんですけど、周りへのヒーリング効果もあると教えてくれて。

まりかさんのおっとりした雰囲気は、みんなをゆったりした気持ちにさせてくれていると思います。自身に対しての勤勉さと、周りへの寛容さを持ち合わせていて、とにかく懐が深い素敵な方だなと思っています。

――撮影が進むにつれて、円に共感できるなと思うことはありますか？

円は「これは何円、あれは何円…」と、数字を早口で話すことが多いんです。私も円のようにしゃべるのが早いタイプなので、似ているなと思います。あと、きっちりしているところも、すごく似ていますね。私は、自分に課しているマイルールみたいなものが多くて。

――どんなマイルールですか？

いっぱいあります。たとえば、玄関に靴を置かない、カーテンのプリーツは均等に整える、テーブルの上に物を置きっぱなしにしない…など。細かいですよね（苦笑）。でも自分に課すだけで、人に強要はしません。

――円は経費削減に奮闘しますが、橋本さん自身が削減（節約）したいものはありますか？

もともと物欲がなくて、普段からあまりお金を使わないので、すでに節約できているかもしれません。今は物価も上がっているので、スーパーで買い物をするときも、できるだけ値段は気にして選んだりします。お金に細かいというか、ミニマムな使い方ができているんじゃないかなと、自分では思っています。

――逆に、ここはお金を使う！というのはありますか？

旅行ですね。おいしいご飯を食べる、良いところに泊まる、しっかり遊ぶ。普段使わないぶん、楽しいことにしっかりお金を使おうと決めています。

あと、愛犬の洋服やグッズは、たまに買いすぎちゃうときもあります。でも、かわいい洋服を着ているワンちゃんはかわいいので、ここはついつい（笑）！

――円は“生まれながらの凶運”というキャラクターですが、橋本さん自身は凶運と幸運、どちらだと思いますか？

完全に幸運だと思います（笑）。幼少期から、おみくじは大吉を引くのが当たり前、遠足は必ず晴れる、チケットがよく当たるなど、些細なことでも運が良いと思います。

初めて主演させていただいた映画「セーラー服と機関銃」も、撮影期間が夏で、毎日よく晴れていたんですけど、雨のシーンのときだけ本当に雨が降ったんですよ。

――橋本さん自身の考え方も、運を引き寄せているのでしょうか。

それも、あるかもれしないですね。思い込みってすごく大事だなと思っていて。私は基本的にハッピーマインドで、これまで、やりたいことや叶えたい夢は必ず実現してきました。「できないかも」と思わないようにしていて、それが大切だと思います。

「運が良くて幸せだ」と思い込んだり、言霊じゃないですけど「大丈夫だ」と口にすることで、本当に大丈夫になったりすると思います。

――常に前向きな印象ですが、ちょっと落ち込むことはないですか？

落ち込むというより、忙しくて体力的にキツいと、心身に影響することもあります。でも、基本的に寝たら忘れますし、疲れたら「疲れた」、嫌なことは「嫌」と素直に言うようにしているので、ストレスを溜めずにいられるのかもしれません。

もちろん時と場合によりますし、我慢することも大切だと思います。周りからすると「面倒くさい人だな」と思われるかもしれないですけど、難しく考えないことが、生き方としてはある意味楽なのかなと感じています。

――2023年も残り約1ヵ月。今年やり残したことと、来年やりたいことを教えてください。

私、何かしたいと思ったら、空いているときにすぐ計画を立てて実行しちゃうので、あまりやり残したことがないんです。今年は撮影で念願の海外にも行けたので、充実した1年だったと思います。

“やり残す”とは違いますが、今年も『NHK紅白歌合戦』の司会で12月31日までお仕事があるので、しっかりやり切りたいなと思っています。紅白を見てくださる皆さんにとっても、自分にとっても、良い締めくくりで2023年を終えられるよう、役割を担いたいです。

来年は朝ドラ（『おむすび』NHK）の撮影と、舞台「千と千尋の神隠し Spirited Away」のロンドン公演もあるので、とにかく“健康第一”です！健康に気を遣って1年間走り抜けたいです。

――健康の秘訣を教えてください。

やっぱり、よく笑って楽しく過ごしたり、自分に素直に生きたりすることが、心身の健康につながると思います。あとは、ちゃんと食べて早く寝る、暖かくして風邪をひかないようにする、という基本的なことですね。ありがたいことに、親に頑丈に産んでもらいましたが、そこに慢心せず、健康を大切にして過ごしたいです。

撮影：河井彩美
衣装：ワンピース（MERCURYDUO／03-5312-1550／MERCURYDUO ルミネエスト新宿店）