誠司（二宮和也）が横浜テレビに！殺人事件の取材を続ける桔梗（中谷美紀）は…＜『ONE DAY』第5話完全版＞

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記憶喪失のまま殺人事件の容疑者として逃亡を続けていた勝呂寺誠司（二宮和也）は、警視庁組織犯罪対策部管理官・蜜谷満作（江口洋介）と会う約束をしていた。

だが、その蜜谷は、自分の目の前で車にはねられてしまう。行き場を失った誠司は、自分のことを知るもう1人の人物、「横浜テレビ」の報道キャスター・倉内桔梗（中谷美紀）に会いに行く。

誠司の事件を報じることなく「日曜NEWS11」の最後の放送を終えた桔梗は、局の前で誠司と遭遇。桔梗は、誠司が関わっている事件の取材を続けていたことを打ち明けると、誠司には「天樹勇太」というもう一つの名前があること、警察官をしていた誠司の父親が犯人を射殺してしまったことを苦に自ら命を絶ったことを伝える。

同じころ、老舗レストラン「葵亭」のシェフ・立葵時生（大沢たかお）は、やっとの思いで手に入れたウチワエビを使ってソース作りを開始。

そのソースを使ったクリスマスディナーのメインディッシュを決めるため、賄いがてらソムリエール・竹本梅雨美（桜井ユキ）らスタッフと試食してみることにする。

一方、蜜谷がひき逃げされた事件を追っていた神奈川県警警部補・狩宮カレン（松本若菜）は、蜜谷をひいた車が盗難車だったこと、そして現場で撮影をしていた記者がいたことを掴んだ。

誠司は、自分が勝呂寺誠司という名前である組織に所属していることをと桔梗に打ち明けた。桔梗は、そんな誠司に独占インタビューを申し込む。誠司はそれを引き受ける条件として、蜜谷の安否を調べてほしいと頼んだ。

「蜜谷があの事件の犯人かもしれない」。誠司はそう桔梗に告げた。

そのころ蜜谷は、病院を抜け出して犯罪組織「アネモネ」のBARを訪れ、二代目・笛花ミズキ（中川大志）に会っていた。「俺をやったのは誰だ？勝呂寺誠司か？」とミズキに迫る蜜谷。ミズキは、蜜谷の真意を探りつつ、殺された榊原と蜜谷が一緒にいる写真を見せ…。

テレビ局から出るタイミングを失った誠司は、桔梗の指示でマスコットキャラの着ぐるみを着て人目を避ける。

するとそこに、桔梗を訪ねて神奈川県警のカレンたちがやってきた。桔梗が来るまでの間、待たされていたカレンは、新人記者・立葵査子（福本莉子）のパソコンにひき逃げ事件の映像があることに気づき、勝手に見始める。

その映像の一部を拡大すると、そこには誠司の姿があった。戻ってきた査子は、その映像を見て思わず天樹勇太の名を口にする。

そこに桔梗が、着ぐるみ姿の誠司も一緒に戻ってきた。桔梗は、カレンの勝手な行動を問題視し非難。さらに、守秘義務を理由に「なぜ現場にいたのか」というカレンの質問には答えなかった。

だがカレンから、蜜谷が無事であることを聞き出す。

葵亭では、ふとした会話がきっかけでギャルソン・蛇の目菊蔵（栗原英雄）が妻と別居中であることが分かる。夜の生活が原因らしい。

時生や梅雨美たちは菊蔵を励まし、今から電話してみてはどうかと提案。菊蔵はさっそく電話をしてみるが、妻は電話に出なかったため、留守番電話にメッセージを残す。その際、梅雨美が「誰かを待つって、つらいよね」とこぼした。

友だちの話だと言って話し出す梅雨美。その女性は、彼氏から「2年待ってくれ」と言われ、音信不通になったと言う。だが、2年待っても彼氏は現れず、結局5年も待ったままらしい。

時生は、それが梅雨美自身の話であることを知っていて…。

着ぐるみを脱いだ誠司は、局から出ると言い出す。30分後に連絡するからそれまでに蜜谷とコンタクトを取るよう桔梗に指示する誠司。

そんな折、桔梗たち報道部の面々は、社長・筒井賢人（丸山智己）から、いつまで事件を追っているのか、と叱責される。桔梗が事件を追っているのは自分1人だと返すと、査子も桔梗と一緒にやっている、と明かした。

筒井は、桔梗の行動を問題視し、報道局長・折口康司（小手伸也）に、今すぐ桔梗を報道から外すよう指示する。

試作したメインディッシュが気に入らなかった時生は、必ずディナーには間に合わせるから時間をくれないか、と梅雨美たちに頼む。菊蔵は、昔のつてを頼り、助っ人の手配をしていた。

桔梗は査子に、誠司が局に来ていたこと、そして独占インタビューに応じたことを打ち明ける。その会話を聞いてしまったデスク・黒種草二（大水洋介）は、桔梗への協力を決意する。

桔梗に連絡した誠司は、蜜谷が入院先から姿を消したことを知る。取材場所まで蜜谷を連れて来てほしいと言って電話を切る誠司。そのとき誠司の前に「アネモネ」の男たちが現れ…。

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