エンターテインメントの裏側に密着する番組『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』。Season3ではこれまで、関西ジャニーズ、Sexy Zone、Snow Man、Travis Japanが特集されてきた。
2月19日(金)に放送されたのは、Sexy Zone特別編「未来」。
Sexy Zoneは、2011年に平均年齢14.4歳というジャニーズ史上最年少記録でCDデビュー。華々しく活動していた中、2018年10月に松島聡が病気療養のため活動休止に。以降、松島の復帰を望みながら4人で活動を続けてきた。
2020年には松島が復帰し、5人でライブに臨む姿を番組が密着。しかし、12月、マリウス葉が体調不良のため、一定期間、活動を休止することが発表された。
再び4人で活動することになった彼ら。この状況に「ボロボロな状況ではあるけど、聡ちゃんが戻って来てくれて、ここからが踏ん張りどころ」という菊池風磨。続けて「僕は責任も感じてるけど、この状況をただ悲観的に見るんじゃなくて、お休みしているマリウスのためにも、できる限り楽しんだほうがいいんじゃないか」と、思いを語った。
今回番組では、デビュー10周年を迎えるSexy Zoneの新たな挑戦と、未来を見据えて走り続ける“今”を追っていた。
10周年にして新たな挑戦「自分たちでも見たことない自分たちを見つけたい」
2021年1月。10周年のアニバーサリーアルバム「SZ10TH」のリード曲「RIGHT NEXT TO YOU」の振り付けをするメンバーの姿があった。振りは、世界的なアーティストを手掛ける振付師が担当。
メンバーは、振付師から「0.02秒止まる意識でいかないと(振りが)映えないから、ストップして」と、細かい指摘を受けながら、Sexy Zone史上、最も難易度の高いダンスに挑む。「ダメ。もう気持ち止まろう」と繰り返される指摘に、メンバーが「鬼!」「疲れた、もう」とこぼすひと幕も。
この楽曲はグループにとっては新しい挑戦。中島健人は「何よりも応援してくれているファンの皆さんの気持ちを考えると、自分は今ここで立ち止まっている暇はない」と、何があっても突き進む強い思いを明かした。
そして迎えた、ミュージックビデオの撮影日。この楽曲は、Sexy Zoneとしては初の全編英語詞で、さまざまな経験を経て、やっと出会えた運命の人に、愛する気持ちをまっすぐに伝える大人のラブソングだ。
佐藤勝利は「この曲を(スタッフから)『これはチャレンジだけど本当にやりますか?』と言われた時、メンバーが全員『やります』とうなずいた。みんながみんな、自分たちでも見たことない自分たちを見つけたいっていう(思いがあった)」と真剣な眼差しで語り、「いいこと言いましたね(笑)」と照れ笑い。
松島は、「どのグループもそうですけど、常に変化していかなきゃいけないし、新しいこともやっていかなきゃいけない。ちゃんとダンスをそろえるということは(Sexy Zoneにとっては)新しい。Sexy Zoneの挑戦という入り口としてはいいスタート」と、新たな挑戦への思いを語った。
また、撮影の合間には、菊池が「マリウスが英語、流ちょうですから…。マリウスにはかなわない。あんなに俺、舌回してるのに。打倒マリウスです(笑)」と冗談ぽく話す場面もあった。
新しいグループ像を求め、挑戦し続けるSexy Zoneの姿に、SNSには「振り入れの大変さを見てから改めてライネク(「RIGHT NEXT TO YOU」)見ると震える」「マリちゃんの名前をたくさん出してくれた風磨くんにキュンとした」「ライネク…もう最高!」と、魅力を再確認した様子のファンのコメントがズラリと並んだ。
ファンと一緒に作るアルバム、そして初オンラインファンミーティングで“つながる”
1月23日(土)、コロナ禍で直接会うことができないファンのために、グループ初の生配信によるオンラインファンミーティングが開催された。
メンバーは事前に募集したファンからの質問に答えながら、今となっては笑えるデビュー時のエピソードや、グループの運命を変えた瞬間など思い出を振り返り、ファンからはコメントが殺到。この企画には、メンバーの思いが込められていた。
話は2020年9月までさかのぼる。10周年のアニバーサリーアルバムの打ち合わせの際、「全部の名曲を振り返るのも大事だと思うけど、完全にファン投票でやって…」(佐藤)、「Sexy Zoneのカップリング曲は、いい曲がいっぱいあるから(それで構成するのもいい)」(中島)、と、さまざまな意見が交わされた。
それぞれの思いを込めた、アニバーサリーアルバムの企画。収録曲をファンが投票し決定するという企画は、ファンミーティングでその結果が発表された。
第4位に入った「With you」は、メンバーも「4位か、と思いました」(菊池)、「1位に来そうな曲」(佐藤)と語るほどの人気曲。中島が「冒頭の勝利(のポーズ)がすごい印象に残ってるんだよね」と佐藤のマネを、菊池は当時の振付師のマネをして、懐かしげに振り返る。いつも見守ってくれているファンと、画面を通した形ではあるが確かに繋がる時間を全力で楽しんでいる様子だった。
「25周年で世界のSexy Zone」宣言
10周年を記念するライブツアーが、観客を入れて、3月から開催されることが決定した彼ら。そんなSexy Zoneが見据える未来とは。
松島は、「コロナの状況関係なく、僕らのモチベーションは変わらず。常にファンの子に何を楽しんでもらえるかということを考えながら、ライブを作っていきたい。ファンの皆さんが強くいてくれたから、僕らも強くあれた」と、ファンへの思いを吐露。続けて「“心と心は密ですよ”っていう」というその思いを込めて、ライブを制作すると語る。
佐藤は、「平均年齢14歳くらいでデビューして、10年たってもみんな20代。それが先輩方と違う。僕らだけの10周年にしたい」と、若くしてデビューしたからこその“10周年”を意識している様子。さらに「すごく欲してますよね、みんな。そりゃそうですよね、20代ですから(笑)」と付け加え、笑顔を見せた。
そして、「ここからSexy Zoneは売れなきゃいけない。手強い相手はいっぱいいるけど、絶対に勝っていかないといけないし、勝たないと意味がない」という菊池。「次の10年は、日本のSexy Zoneを目指したいですね。25周年のときに俺と中島はギリ40歳ちょいくらいか。これだな、25周年で世界のSexy Zone」と、決意を口にした。
この強い決意に、SNSには「絶対に世界のSexy Zoneになれるよ!」「10年後、この言葉が実現できますように」「一生ついていきます!」と、メンバーとともに未来を見据えるファンのコメントが多く見られた。
次回、2月26日(金)の放送からは、V6の特集がスタート。デビュー25周年を迎えてもなお、挑戦し続ける6人の姿に迫る。