佐野雄大の「大好きなエンタメ作品」第2位 “INI佐野の根本” 映画『グレイテスト・ショーマン』
佐野雄大の「大好きなエンタメ作品」第2位は、映画『THE GREATEST SHOWMAN(グレイテスト・ショーマン)』です。
『グレイテスト・ショーマン』は僕が初めてIMAXで見た映画です。ミュージカル映画なのですが、歌詞に伝えたいことが一つ一つ表現されていて。めちゃくちゃいい歌を、めちゃくちゃいい音響で聴いたので、より一層物語に入り込むことができたなと思いました。
最終的に3回見たのですが、最初の1回じゃ奥深くまで理解するのが難しくて、でも見れば見るほど伝わってきて。「この映画が伝えたいことは何かな?」と、いろいろ考えました。
容姿や性格が違ういろいろな人がいる中で、自分の「こういうところ嫌やな」とか「恥ずかしい」と思う部分も実は個性やし、「それっていいことだよね」と気づかせてくれる映画だなと思っています。劇中に『This Is Me』という歌が登場しますが、直訳すると「これが私です」という意味ですよね。自分の嫌だなと思う部分を見て自信をなくすんじゃなくて、ありのままの自分をさらけ出すことの大切さを教えてくれました。
多様性をテーマにしているので、他者を尊重することの大切さも学べる映画だと思います。僕自身、INIという大人数のグループの中で活動していますが、この作品から受けとったものが、“INIの佐野雄大”の根本を作っているかもしれません。
あとは、主人公がある夢を叶えるためにいろいろなチャレンジをするのですが、失敗とか、思わぬアクシデントも起こるんです。でも、それに負けずに立ち向かっていくことって人生において大切なことじゃないですか。何か失敗してしまって挫折をすることはあるかもしれないけど、「あ~あ」と言うんじゃなくて、失敗したことから何か学んで次に生かせば、その失敗は失敗じゃなくて成長につながる材料になるわけですから。そういうことも教えてもらった映画ですね。
そんな『グレイテスト・ショーマン』の中でも、佐野さんに特に刺さったメッセージがあったといいます。
映画のエンドロール後にあるメッセージが表示されていたんです。僕はパッとは読めなかったのですが、後から調べたら「The noblest art is that of making others happy.」と書かれていたそうで、それは「最も高貴(崇高)な芸術は、他人を幸せにすることだ」という意味。「確かに」とも思ったし、純粋に「めっちゃいい言葉だな」と思って。自分も楽しみながら、相手のことも幸せにできるものを届けられたらいいなと感じましたし、今のお仕事にもつながるなと感じています。