3月30日(火)21時30分より放送予定の、坂口健太郎主演、フジテレビ系『シグナル 長期未解決事件捜査班 スペシャル』。
このたび、青木崇高、桜井ユキ、古川雄輝、篠原ゆき子、駿河太郎、西岡德馬、杉本哲太、田中哲司の出演が決定した。
このドラマは、2018年にカンテレ・フジテレビ系で放送した連続ドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』の3年ぶりの続編。謎の無線機が“現在”と“過去”の二人の刑事を繋ぎ、さまざまな未解決事件を解決していくヒューマンサスペンス。
坂口が“現在”の刑事・三枝健人を演じ、北村一輝が“過去”の刑事・大山剛志を演じる。そして、吉瀬美智子が大山(北村一輝)を密かに思い続ける未解決班の班長・桜井美咲を演じる。
青木崇高が演じるのは、元警察官で建設会社社長・石川匠(たくみ)。警察官時代に警察上層部と関わるなど、重要な過去を持つ男。現在は、警察の権力をバックに好き勝手に生きており、健人と対峙する悪の存在だ。
桜井ユキが演じるのは、女優の卵・上杉胡桃(くるみ)。カメラマンの武田寿士(古川雄輝)と婚約中の2000年に変死体で発見されるが、20年後にその姿が目撃されるという謎深き存在。
古川雄輝が演じるのは、カメラマンの武田寿士。20年前に死んだはずの婚約者・胡桃(桜井)を見かけ、健人ら未解決班に捜査してほしいと依頼する。
篠原ゆき子が演じる胡桃の姉・上杉杏珠(あんず)は、20年前のある秘密を抱えている。駿河太郎が演じる鳥羽は、芸能プロダクションの悪徳社長。西岡德馬が演じるのは、連ドラで黒幕として登場した衆議院議員・野沢義男。政府・警察上層部とも繋がっている大物議員。
杉本哲太が演じる三谷宗久は、内閣情報調査室次長。あらゆる情報に精通し、暗躍する政府の要人。田中哲司が演じる山崎聡史は、警視庁公安部長。警視庁の中でも将来を約束されているリアリストだ。
<ストーリー>
廃棄されるはずだった古い無線機で、熱血刑事の大山剛志(北村一輝)と時空を超えて通信できるようになった三枝健人(坂口健太郎)。二人は別の時代を生きながら、互いに協力して未解決事件を次々に解決。一度は白骨死体で見つかった大山の死を回避することにも成功し、2018年、健人はついに大山と対面するときを迎える。
しかし、大山は入院中の病院から忽然(こつぜん)と姿を消し、さらに殺人の容疑で逃走中だった元警視庁管理官・中本慎之助(渡部篤郎)殺害の濡れ衣を着せられ、2020年の今も行方不明。中本殺しの犯人を捕まえることこそが、大山を救う唯一の方法だと考えた健人は、未解決捜査班・班長の桜井美咲(吉瀬美智子)とともに犯人逮捕を誓う。
そんなある日、20年前に自殺した婚約者・上杉胡桃(桜井ユキ)が生きていると、カメラマンの武田寿士(古川雄輝)が訪ねてくる。数日前、二人の思い出の場所でカメラを構えると、レンズの向こうに歳を重ねた胡桃がいたという。
撮影した写真を見ると、写っている女性は確かに胡桃によく似ていた。もし、本当に胡桃が生きているとしたら、20年前に貯水湖で発見された遺体は別の人間ということになる――。
健人と美咲は、突然いなくなった最愛の人を今も忘れられずにいる武田の思いに動かされ、早速、未解決事件として捜査に乗り出すが、遺族はなぜか非協力的で、捜査は難航する。
するとある晩、時計が23時23分を示したその瞬間、再び無線機が動き出し、健人は、2000年を生きる大山とつながる。健人から話を聞いた大山は、逃走中の身でありながら捜査への協力を申し出て、20年前の武田に接触。やがて、女優の卵だった胡桃が、派遣のアルバイトで訪れたパーティで、建設会社社長の石川匡(青木崇高)と出会っていたことがわかり…。
<青木崇高 コメント>
――青木さん演じる石川匡という役についての印象を聞かせてください。
「かなり難しい」と思いました。今回の日本版は、原作の韓国ドラマにないオリジナルの設定が加わっています。重要な過去の秘密もあります。プロデューサーや監督とは、石川がその過去の秘密とどう向き合っているかをたくさんお話させていただきました。
健人(坂口健太郎)たちが悪を追い詰めるための原動力にならないといけないのですが、都合の良い悪者に立ち回りたくはない。石川の考えや哲学がにじみ出るようなキャラクターにしたいと思いました。
――撮影はいかがですか?
『シグナル』は、無線機が現在と過去をつなぐドラマですので、自分も現在と過去の石川を演じることになります。石川がどうやって現在の彼になったのかということは、物語の中で重要だと思うので、僕なりに考え、いろいろと提案させていただきました。監督がそれを受け入れてくださったのは、すごくありがたかったです。
――坂口さん演じる健人と対峙するシーンもあります。
一対一のバチバチとした対決を期待されるかもしれませんが、石川にとっては、自分を転覆させようとする脅威は日常的なことなのかもしれません。弱みを見せることなく、順風満帆な毎日を過ごしている。
だから健人に対してはちょっと赤子の手をひねるくらいにしか思っていない。“脅威を余裕でかわし、なかなか追い詰められない悪”という存在が、石川じゃないかなと思います。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
組織によっては黒幕がいることがあるかもしれませんが、真実が悪を暴きだすというような世の中であってほしいと思います。こんな役を演じていましたけど(笑)、だからこそ思うのかもしれません。
<桜井ユキ コメント>
――桜井さん演じる上杉胡桃という役についての印象を聞かせてください。
胡桃は、私が想像できないほどの苦しみを過去に抱えています。初めて台本を読んだ時は、すんなりと落とし込めなかったのが正直なところです。経験をしたこともないですし、ただ 漠然と想像しただけでは気持ちも理解できないくらいの過去をもった女性だったので。でも、ある部分ではすごく温かみや希望もあって、ほっとしました。
――撮影はいかがでしたか?
全体的にエネルギーが必要なシーンが多かったのですが、撮影初日が現在パート、胡桃が40歳のシーンから始まったので、そこは過去の壮絶な経験を想像して体現していくしかなかったので、よりエネルギーが必要だった部分ではありました。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
ドラマの『シグナル』とはまた違う世界観の部分、でもやっぱり『シグナル』!という部分、両方楽しんでいただけたらと思います。私もドラマを見ていた一視聴者として、今回の作品に参加させていただけてとてもうれしかったです。
<古川雄輝 コメント>
――古川さん演じる武田寿士という役についての印象を聞かせてください。
40代と20代の役を演じ分けなければいけないので、北村一輝さんも同じことことを仰ってましたが、実年齢よりも年上を演じるのは非常に難しかったです。これまでは、あまりそういう機会がなかったので、今回、40代を演じる難しさを感じました。
また、武田は若い頃に最愛の人を亡くしている人です。亡くした者への悲しみが雰囲気に出るように演じてみたいなと思いました。
――撮影はいかがでしたか?
『シグナル』というもともと人気があり、シリアスなサスペンスドラマに参加できたことと、北村さんと池田(鉄洋)さん以外は初めましての方が多い中で、初共演のみなさんと真剣にお芝居ができたことは、非常に楽しかったです。
―視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
今まで『シグナル』を見てきた方は、引き続き楽しめる内容だと思いますし、一話完結のドラマにもなっていますので、まだ『シグナル』を見たことがないという方でも、このスペシャルを見れば追いつくこともできると思います。
僕が演じた40代と20代の武田のギャップにもご注目いただければうれしいです(笑)。ぜひ見ていただきたいと思います。