2月27日(土)、映画「劇場版ポルノグラファー~プレイバック~」上映記念舞台挨拶が行われ、竹財輝之助、猪塚健太、吉田宗洋、三木康一郎監督が出席した。
この日、竹財と吉田は劇中で演じた役柄のような衣装で登場。全国15館の劇場に中継もされる中、舞台挨拶がスタートした。ここでは、その内容をピックアップしてお届けする。
──まずは、お1人ずつ、ご挨拶をお願いします。
竹財:このような状況下のに、足を運んでいただいてありがとうございます。今日のメガネは、春くん(猪塚が劇中で演じる春彦)に選んでもらいました(笑)。
猪塚:ははは(笑)。
竹財:よろしくお願いします!
猪塚:お越しくださった皆さま、ライブビューイングを見てくださっている皆さま、今日は本当にありがとうございます。ここまで来れたのは、本当に皆さまのおかげです。短い間ですが、楽しんでいっていただけたらと思います。
吉田:本日はコロナ禍で大変な状況の中、皆さんお越しいただき、ありがとうございました。ライブビューイングをご覧の皆さまもぜひ楽しんでください!
三木監督:こんにちは~。いよいよ公開されました。皆さん来ていただいてありがとうございます。楽しんでいただけ…ました…でいいんですか?
(会場拍手)
三木監督:このコロナの中来ていただいて本当にうれしいです。しかし、なぜ吉田がいるのか…。
(キャスト爆笑)
吉田:ずっとそれ言ってますね!
三木監督:城戸(吉田が演じる役名)だったら、春子(松本若菜)がいいなとちょっとがっかりしております。
吉田:今日、強引に来ちゃいましたからね(笑)。
──竹財さんからもライブビューイングをご覧になっている皆さまに、ご挨拶をお願いします。
竹財:(カメラを探し)どれだろう…。全国の皆さ~ん!(と、大きく手を振る)見えていますか?あまり騒がないでくださいね~!
──昨日、映画の公開初日を迎えましたが、撮影から今日まで振り返っていたかがですか?
竹財:なんというか、感慨深いというか。なかなか3年関わらせてただいて、映画で完結するということを経験したことがなかったので、それもファンの方の後押しがすごく大きい作品なので、すごく幸せです。
──改めて、作品を見ていただく皆さまに、どんな気持ちを受け取っていただきたいですか?
猪塚:本当に感謝の気持ちを皆さまに受け取ってほしいですね。(竹財のほうを見て)本当に3年前ね、ドラマ版が始まったときはまさかこんな風にスクリーンの前で、皆さまに舞台挨拶ができるなんて夢にも思っていない状態で始まって、皆さまの応援の力があってこうやって映画まで来れたと思っています。
あと、ふと思ったんですけど、(竹財が演じる)理生さんと春彦からしても、本当だったらドラマで「2人の関係どうなったんだろう?」という状態で終わったものが、皆さまの応援があったから(原作者の)丸木戸先生が続きを書いてくださって、完結できた。理生さんと春彦にとっても、深い愛が実ることになったのは、皆さんのおかげだなと思って。理生、春彦としても感謝の思いを届けたいと思います。
──本作が恋人になった木島と春彦が本音を露わにしてぶつかり合う姿が描かれています。そこで、普段言えない、ここだけの本音をお聞かせください。
竹財:本音しか言わないのであれですけど…。たくさん今回も取材をしてくださいまして。各取材で、「僕、もうこれ以上、(自身が演じる)木島理生やりません」って言ってきたんですけど、本当は誰にもやらせたくないです!
猪塚:おぉ!
(会場拍手)
竹財:もし続編があったら…その時考えます。ですが、今回の映画に関しては本当にもう、最後だと思ってやってきたので、僕の意志表明というか、思い残すことなくやりたかったので言っちゃったんですけど。ちょっと寂しいと言ってくださる方がいたので。本当は僕も、誰にもやらせたくないです。
猪塚:良かった~(笑)。
猪塚:僕の今一番の本音は、何も気にすることなく、みんなで全国に行って、全国の皆さんに直接会って感謝を伝えたいです。話してましたもんね、「一緒に全国回りましょう」って。
竹財:そうですね。もし公開までに状況がおさまれば、僕は、吉田くんと猪塚くんを拉致して、全国を回りたいなと思っていました。
三木監督:吉田いらないんじゃない?
(キャスト爆笑)
竹財:2人だけのほうがいいですかね(笑)?そうですね。
吉田:集合場所だけ教えてもらってもいいですか?自分で行くから(笑)。
三木監督:こういう返しをするんですよ。
竹財:こういう絡み(がいけないところ)だぞ!
吉田:あ…これがチームワークです!(キリ)
猪塚:このチームワークで全国に行きたいなと思っているのが本音です。
──皆さんの大注目、吉田さんお願いします。
吉田:大注目と言われると…(笑)。ここだけの本音というと、やっと作品が終わったからと言うのもあるんですけど、猪塚くんと結構と話せるようになったなというのが本音です。俺ね、ちょっと意識していた部分があって。役がのそのまま…。
猪塚:ライバル視的な?吉田さん、子どもですね!
吉田:なんなんだよ(笑)。女々しいんです、僕。たぶん。(撮影中はそんなに話せなかった)そんな感じしない?
猪塚:純粋に共演シーンもそんなにないし、たしかに分かります。やっぱり役に入れば入るほど、「負けないよ」っていう気持ちはありました。
吉田:まとめていただきました(笑)。
三木監督:結局、何が言いたかったの(笑)?
竹財:俺もわからなかった(笑)。
吉田:役で感じていたことを…もう大丈夫です!
三木監督:本音ですよ、質問。
竹財:本音だよ?ピントズレてるよ。
猪塚:本音は、「ライバル視してたんだよ」っていうことですよね?
吉田:そうです、その通りです!
竹財:すっごいまとめられてる…(笑)。
──最後に監督お願いします。
三木監督:本音は、のんびり生きてみたいです(笑)。
猪塚:暖かいところに行きたいって言ってますね(笑)。
竹財:働きたくないって(笑)。
三木監督:あとは、もう1回このメンバーでやりたいです。
(会場拍手)
猪塚:めちゃめちゃうれしい。
竹財:うれしいね。
三木監督:それを叶えるためには、まず丸木戸先生に(続きを)書いてもらって。
猪塚:丸木戸先生見てるかな?
三木監督:丸木戸先生に必死に書いていただいて、皆さんにいっぱい映画を見ていただかないと次はないですよね。
猪塚:それが本音って、めっちゃうれしい。
三木監督:どうせなら、皆さん、また見たくないですか?
(会場拍手)
三木監督:吉田メインで見たくないですか?
(会場拍手)
吉田:本当ですか!?
猪塚:結構拍手ある(笑)。
三木監督:せっかくここまでやってきたチームなので、本音を言えば、ここで終わらせるのはもったいないなと思っています。
──ここで、本作では手紙が大切なものとして描かれていることもあり、猪塚さんから竹財さんへ感謝の手紙を頂戴しております。
竹財:え~泣かせるつもり?マジか。泣かないよ、俺?
猪塚:実はお手紙を書かせてもらったんです。感謝を伝えたい人はたくさんいるんですけど、竹財さんにまずは感謝を。一生懸命書きました。聞いてください。…緊張するな。
ここで、便せん3枚に及ぶ手紙を読み上げる猪塚。時に竹財に視線を送り、それを受ける竹財も照れ臭そうに聞き入っていた。
猪塚:(手紙を手渡す)
竹財:ありがとう。ありがとう。いやぁ。こういうサプライズはやめてほしいですね。君の書く文字が好きなんだ。
(劇中で木島が春彦へ送るセリフを発する竹財に、会場から感嘆の声が漏れる)
竹財:きれいな字。ありがとう!
猪塚:とんでもないです!
竹財:泣きませんよ!
猪塚:ははは(笑)。
竹財:(手紙を見つめながら)本当にうれしいです。3年間を思うと、本当に…映画化できたことは本当に奇跡だと思いますし、あの…結構、最初の作品から悔しい思いをしてらっしゃるスタッフもいて。悔しがってくれるんだっていうのがすごく僕もうれしかったし。いろんな人の顔が浮かびました。
僕、実は昨日、この劇場で映画を拝見しまして。そういうのも浮かんじゃって、初めて自分の映画で泣いちゃったんですよね。
猪塚:おぉ…。
竹財:なんかね、感慨深い。これは映画で泣いているのか、感情で泣いてるのか、どっちだろうと思いながら見ちゃったんですけど。あえて自画自賛しますけど、本当にいい映画だなと思います。こんな最高な恋愛映画ないんじゃないかと思っています。
このあと、取材陣のフォトセッションに応じた4人。そして、この日は特別に観客が写真を撮ることができるフォトタイムが1分だけ設けられた。猪塚は「撮るからには、宣伝お願いしますね!」とさわやかにお願い。竹財もちゃっかりもののパートナーに笑顔を見せていた。
最新情報は、映画「劇場版ポルノグラファー~プレイバック~」公式サイトまで。