3月5日(金)20時より、フジテレビでは『東野・千鳥のうちのパパはお笑い芸人~家族で漫才GP~』が放送される。

2020年2月に放送された第1弾が大好評。第2弾となる今回は、ゴールデン・プライム帯に初進出。

前回の放送では、相方の条件は、自身の子どものみだったが、今回は両親、孫、妻ら、家族であれば誰を相方にしてもOKに。オール巨人が2人の孫と、しずる・村上純が姉と、納言・薄幸が父とチャレンジするなど、さらに個性豊かな漫才を披露する。

今回出場するのは、11組の芸人ファミリー。この番組でしか見ることができない特別な漫才をお届けするとともに、本番のステージに上がるまでのファミリーの姿を追う。

11組の中で最も芸歴が長い出場者は、「M-1グランプリ2020」で審査員を務め、漫才界の鉄人の異名を持つオール巨人。今回の出演について、「孫が出演を決意すると思わなかった。僕がかんだらどうしようと心配している。今までとは感じたことがない、初めての感情もある」と戸惑う心境を明かし、その意外な姿に、東野らも驚く。

愛する孫相手にも妥協を一切許さず、笑いの頂点を目指すオール巨人が自身キャリア初のトリオ漫才に挑む。

納言・幸が相方に選んだのは、父。17歳で家出してお笑い芸人を目指した幸は「父と思い出を作りたい」と決心し、「ウエディング姿が見たい」という父の願いを実現させるべく美しい花嫁姿で登場する。人気のやさぐれネタは封印か!?

鬼越トマホーク・金ちゃんは、居酒屋を経営しながら演歌歌手としての成功を夢見る父を全国放送という大きな舞台に立たせることに。審査員を務める新庄剛志が「これから売れるから(自営の)お店を閉めた方がいい!」と絶賛した歌ネタは必見。

一方、お笑い芸人の家族の夢をかなえようと出場を決意した家族も。『キングオブコント』(TBS)ファイナリストの経歴を持つしずる・村上は「いろいろな局面を見てきた。弟の再ブレークのきっかけになれば」と決意した姉と、今回唯一の姉弟漫才を披露する。

天竺鼠・瀬下豊の相方をつとめるのは、「今の勢いで売れてほしい。自分にできることがあるなら」と決意した12歳の長男。天竺鼠・川原克己にアドバイスを聞きにいくなど、熱心に取り組む息子の姿に感化され、瀬下は人生初の台本作りに挑む。

ほかにも、24万人近くの登録者数を誇るYouTubeチャンネル「エハラ家チャンネル」で人気を集めるエハラマサヒロと3人の娘たち、『千鳥のクセがスゴいネタGP新春豪華2時間SP』などでの替え歌が反響を呼んでいるトータルテンボス・大村朋宏の長男など、すでに実力を認められている家族たちも登場。

さらに、東野が「すぐテレビで活躍できる」と太鼓判を押した3時のヒロイン・福田麻貴&母、「プラス・マイナスより面白い」と爆笑の渦に巻き起こしたプラス・マイナス・岩橋良昌&妻、「70歳なんて絶対うそ」とスタジオ中を仰天させた参加家族最年長の母とコンビを組んだタイムマシーン3号・関太など、驚くべき才能を発揮するコンビも続々登場。

そして、唯一の連続出場となる2丁拳銃・小堀裕之は「夢は父のような漫才師」という次男と共にグランプリを目指す。

審査員には、新庄のほか、尾上右近、SHELLY、“太眉”を卒業したイメチェンが話題の井上咲楽など個性あふれるメンバーが勢ぞろい。

結果発表の際、審査員長の大悟は「誰が優勝してもおかしくなかった」と選定に苦戦したことを明かす。そんな大混戦の中、グランプリを獲得するのはどの芸人ファミリーなのか!?

本番では、完璧な漫才で笑わせてくれる出場者たちに感嘆しながらも、そのステージに上がる思いや何度も練習する姿に胸が熱くなる――こんなご時世だからこそ、笑って、泣いて、日頃の疲れを吹き飛ばすことができる2時間。

<東野幸治&千鳥コメント>

――収録はいかがでしたか?

東野:ご家族の思いに感動しました。テレビに出演し続けることが難しい、弱肉強食の芸能界で頑張る家族に、自分が出演することで少しでも手助けしたいという親心、家族愛をすごく感じたんです。だから、今回の収録は少し調子が狂いましたね。いつも「エハラくんの芸風は暑苦しい!」なんてイジるんですけど、お子さんや奥さんが一緒にいると雑にイジれない。僕も人の子なんやと思いました(笑)。

ノブ:お笑い芸人さんのほかに、下は幼稚園生から小学生、上は70歳のお母さまも参加してくださいました。こういうご時世なのでお客さんがいない、関係者の方だけが見守る中で漫才を披露するのは相当難しかったと思います。「僕が出場者だったら、すぐネタがとんで終わるな」「うちのおかんやったら、緊張で倒れてしまうんじゃないか」なんて想像しながら見ていたので、とても感心しました。みなさん、本当に頑張ってくださいました。

大悟:お笑い芸人をやっている家族のことを、そのご家族たちが心から応援している気持ちがすごく伝わってきました。毎回この収録の後には「ちゃんと家に帰ろう」って思うんです(笑)。改めて、すてきな番組だなと感じました。

――いちばん印象に残ったご家族は?

東野:3時のヒロイン、福田麻貴ちゃんのお母さん。かわいらしくて、おもしろかったです。関西ローカルの昼間の番組で、レギュラー企画「麻貴ママが行く!」とか、すでにやっていそう(笑)。巨人師匠のお孫さんへのキツめの突っ込みもおもしろかったです。何歳になっても、どんな状況でも、芸人はウケたいんですよね。巨人師匠の姿勢にしびれました。

ノブ:プラス・マイナスの岩橋さんの奥さん。かわいいし、漫才も上手。もっとしゃべりたかったですね(笑)。

大悟:『千鳥のクセがスゴいネタGP』にも出てくれてるんですけど、トータルテンボスの大村さんの息子さん。今回のコンビでも、ネタ振りもボケもやっていたのは、彼だけだったと思います。大抵、芸人側が振って、ボケさせて、つっこんでいますけど、大村家の場合は大村さんがラクしていましたね(笑)。

――もしも、出場オファーがきたら?

東野:恥ずかしくてできないです!20代の娘の前で焦って汗かきたくないですし、「お父さん、スベってる」と娘に感じさせたくないです(笑)。

ノブ:絶対無理です!一度、僕に仕掛けられたドッキリ企画で、両親がスタジオにきたことがあるんですが、それだけで脂汗が止まらなかったです。両親の顔をみたら、急に“岡山の実家にいるノブ”に戻るんです。漫才をやるとなると、もっとキツい…。もし出ることになってしまったら、一睡もできないと思います。やっぱり無理です(笑)。

大悟:おやじ、おかん、娘…誰と組んだらウケるかな、じゃなくて、誰だったら傷ついても大丈夫かなという基準で選びます。傷つくのが前提で、消去法しかない。子どもには舞台上でスベる経験をさせたくないので、そう思うと両親にお願いするしかないかな(笑)。